〈主な紙の原料となる樹種〉
木材は無数の繊維細胞からなり、それぞれの繊維細胞はリグニンと呼ばれる物質で互いに接着されています。この繊維細胞を1本ずつばらばらにしたものがパルプであり、ばらばらにすることを『パルプ化』と呼びます。
参考資料:王子製紙編著「紙の知識100」 東京書籍株式会社
2012-5-10更新
第3回 紙の研修会報告
海外市場の動向と輸入紙⑧(1)アジア市況2-3月
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今回は紙の原点に戻って紙の原料「パルプ」についての話しです。
Q1.パルプについて教えてください。
繊維の大きさは針葉樹と広葉樹では違いがあります。針葉樹の繊維は、広葉樹よりも長く、繊維のからみあいがしっかりするため強く丈夫な紙を作ることができます。これに比べ広葉樹は繊維が短く紙の原料として弱いのですが、針葉樹資源が少ない日本では針葉樹から広葉樹を紙の原料とする技術を確立してきました。またその結果、多くの長所があることが判明しました。
・広葉樹のほうが成長が早い
・針葉樹に比べ繊維が細いため紙の表面がきめ細かくなり、写真印刷など細かい印刷に適している
・漂白しやすいため漂白薬品が少なくてよい
Q2.使用木材の種類について教えてください。
樹種によって比重や繊維の長さのほか、パルプ化のしやすさや出来上がったパルプの色や強さも異なるので、紙の品質を常に一定なものとするためには、複数の樹種を適切に混ぜて使う必要があります。
〈主な紙の原料となる樹種〉
Q3.パルプの種類について教えてください。
木材は無数の繊維細胞からなり、それぞれの繊維細胞はリグニンと呼ばれる物質で互いに接着されています。この繊維細胞を1本ずつばらばらにしたものがパルプであり、ばらばらにすることを『パルプ化』と呼びます。
①古紙の印刷インキを取り除かない黒い低品質の古紙パルプで、板紙やダンボールの原料として使用されます。
②印刷インキを取り除いた比較的白っぽい古紙パルプで、脱墨パルプと呼び、印刷用紙やトイレットペーパーなど白さを必要とする紙の原料に使用されます。木材パルプが一般的に85%程度の白色度であるのに対して、だいたい70%程度の白色度になります。
参考資料:王子製紙編著「紙の知識100」 東京書籍株式会社