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紙の市況 (2010.06)

チリ大地震の影響落ち着き、APP値上げ見送り、
3月各メーカー決算好調の影響で値上げは秋まで延びる可能性あり
但し数量減と採算割れの状況は変わらず 今後の動向に注意

洋紙

1.パルプが高止まり 15年ぶり高水準続く 国際価格く
2.業界のグローバル化を後押し 日本製紙連合会 篠田会長
3.三菱紙 前期最終赤字15億円 販売数量・価格落ち込む
4.王子紙、営業益5%減 今期700億円 原燃料高が圧迫
5.王子紙の前期最終益248億円
6.リンテック純利益2.1倍 前期
7.製紙6社、5社が損益改善 前期最終 原燃料安とコスト削減で 需要落ち込み販売は減少
8.パルプ対日価格一段高 5月積み 需給引き締まり続く
9.王子紙、逆行高で年初来高値 一時6%高
10.6月積み対日価格 パルプ一段高提示 中国や欧州需要が旺盛
11.洋紙、アジア市場で上昇 1年4カ月ぶり高値 パルプ高騰が波及 国内各社、輸出加速へ

板紙

1.レンゴー、前期最高益 純利益2.2倍、原燃料安映す

家庭紙

1.ティッシュ出荷量 4月は15%減 花粉の飛散少なく
2.家庭紙値上げ一部浸透 量販店、特売品の価格修正

その他 ≪再生資源≫

1.古紙在庫4月末 2カ月ぶり減少 中国などへ輸出増える
2.古紙の輸出価格、反落 6月積み 中国の需要減


ジャンル : 洋紙

1.パルプ、14年ぶり800ドル台 3月積み チリ操業停止響く

製紙原料となるパルプの国際価格が高止まりを続けている。指標となる北米産針葉樹さらしクラフトパルプ(N-BKP)のアジア市場でのスポット(当用買い)価格は現在、1トン900ドル前後。昨年末段階と比べて約3割高い15年ぶりの高値水準が続いている。中国からの旺盛な需要が続くなか、チリ地震の影響で供給が細っていることが価格の下支え要因になっている。
スポット市場では投機目的の業者による同千ドル程度の極端な高値提示は影を潜めたものの、「依然として不足感の強い状況」(大手商社)。値下がりに転じる気配は出ていない。国内大手製紙メーカーの間で余剰パルプを中国へ輸出する動きも続いているもよう。業界のまとめによると3月の製紙用パルプ輸出は2万8933トンと前年同月の3.3倍に膨らんだ。

(2010年5月8日 日本経済新聞朝刊より)
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ジャンル : 洋紙

2.素材、在庫調整が進む 2月末、減少品目増える

「これからはアジアの動向がますます重要になる」。日本製紙連合会の会長に10日就任した王子製紙の篠田和久社長は就任会見でこう強調した。「いまや東アジアが世界の製紙産業の供給拠点で、中国も当面は経済成長が続く。製紙連としても業界のグローバル化を支援するため、情報の収集や発信に力を入れる」と抱負を述べた。
紙の国内需要については「現時点では明るい材料がない」と厳しい表情を崩さない。ただ、「(米金融危機前の)ピークに戻るのは難しいが、足元は回復基調にある」と見る。「常に将来に明るい展望を抱きながら経営していくことが重要だ」と本格回復に期待をかけていた。

(2010年5月11日 日本経済新聞朝刊より)
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ジャンル : 洋紙

3.三菱紙 前期最終赤字15億円 販売数量・価格落ち込む

三菱製紙が11日発表した2010年3月期の連結決算は、最終損益が15億円の赤字(前の期は11億円の黒字)だった。景気低迷に伴い、紙の販売数量や価格が落ち込んだ。紙の需要減少に対応するため、高砂工場(兵庫県高砂市)などの生産設備の一部を停止し、減損損失15億円弱が発生した。
売上高は前の期比13%減の2197億円。08年秋のリーマン・ショック以降、カタログやチラシの需要は落ち込んでおり、販売数量は前の期比より15%減少した。
経常利益は41%減の26億円だった。販売数量の落ち込みが93億円、価格下落が45億円の減益要因になった。木材チップなど原燃料価格の下落が94億円、コスト削減は16億円の増益要因になったが、販売面のマイナスを補えなかった。

(2010年5月12日 日本経済新聞朝刊より)
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ジャンル : 洋紙

4.王子紙、営業益5%減 今期700億円 原燃料高が圧迫

王子製紙の2011年3月期の連結営業利益は前期推定比5%減の700億円程度になる公算が大きい。古紙や原油など原燃料価格の上昇が収益を圧迫。販売数量の持ち直しやコスト削減などでは補いきれない。10年3月期は前の期比で大幅な増益だったが、今期は一転、減益になりそうだ。
紙は古紙や木材チップが原料で、生産設備の稼動には重油や石炭が使われている。原油価格は10年3月期は1バレル67ドルだったが、足元では80ドル前後で推移しており、年20億円程度のコスト増要因になりそう。
また、古紙価格は4月から1キログラムあたり2円上昇しており、年80億円程度の利益圧迫要因になる。
石炭や木材チップ、薬品などの価格上昇もあわせると、原燃料価格は年200億円弱の利益圧迫要因になりそうだ。
一方で、紙の需要は緩やかではあるものの回復しており、販売数量は10年3月期より1%程度の増加は見込めそう。生産設備の一部停止に伴う減価償却費や修繕費の減少、生産効率化などなどのコスト削減も進みそうだ。ただ、原燃料価格の上昇による減益は補いきれないもようだ。

(2010年5月13日 日本経済新聞朝刊より)
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5.王子紙の前期最終益248億円

王子製紙が13日発表した2010年3月期の連結決算は、最終損益が248億円の黒字(前の期は63億円の赤字)だった。紙の販売数量は落ち込んだものの、木材チップや古紙、重油など原燃料価格が下落し、コスト削減効果も出た。生産設備の一部停止に伴う事業構造改善費用など特別損失額も減少した。
売上高は前の期比9%減の1兆1473億円だった。紙の販売数量が低迷し、印刷用紙は13%減、板紙も4%減だった。
営業利益は2.2倍の736億円。販売数量と価格の下落は431億円の減益要因だった。一方で原燃料価格の下落が471億円、コスト削減が305億円の増益要因となった。

(2010年5月14日 日本経済新聞朝刊より)
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6.リンテック純利益2.1倍 前期

リンテックが13日発表した2010年3月期の連結決算は、純利益が72億円と前の期の2.1倍となった。円高で海外売上高が目減りしたものの、パルプなど原材料費が減少し、人件費などの販管費を圧縮した効果で利益率が向上した。前の期に計上した為替差損がなくなり、営業外収支は改善した。
売上高は3%減の1893億円。主力の液晶ディスプレー向け粘着フィルムがアジアで堅調。太陽電池向けバックシートも需要が回復したが、円高により海外子会社が円換算では減収となった。
経常利益はほぼ倍増の113億円。生産効率の改善や人件費などの圧縮を進め、売上高経常利益率は6%と前の期から3ポイント改善した。
11年3月期の純利益は92億円と前期比26%増を見込む。太陽電池向けバックシートの受注が国内外で回復しているため。年間配当は6円増の30円とする計画。

(2010年5月14日 日本経済新聞朝刊より)
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7.製紙6社、5社が損益改善 前期最終 原燃料安とコスト削減で 需要落ち込み販売は減少

製紙大手6社の2010年3月期連結決算が14日出そろった。広告チラシやカタログ、新聞用紙などの需要が落ち込み、各社とも販売数量が減り価格も低下した。ただ、古紙や原油などの原燃料価格の下落と固定費削減に支えられ、三菱製紙を除く5社で最終損益が改善した。

紙は、木材チップや古紙が原料で、ボイラー燃料には重油や石炭が使われる。10年3月期は原油価格が67ドルで推移。木材チップや古紙の調達価格も前の期より下がった。古紙価格が1キロあたり1円下がると、王子製紙では年40億円、日本製紙グループ本社でも年30億円の収益改善効果がある。
最大手の王子紙は紙の販売数量が約1割減少し、売上高は9%減の1兆1473億円。販売価格と数量の落ち込みは431億円の減益要因だったが、原燃料価格の下落で471億円の収益改善要因になった。生産設備の一部を止めたことで固定費改善効果なども305億円あった。
日本紙と大王製紙も販売数量と価格の落ち込みを、原燃料価格下落とコスト削減による収益改善が上回った。北越紀州製紙も原燃料価格の下落による収益改善に加え、09年10月に傘下に収めた紀州製紙が連結収益を押し上げた。
純利益が過去最高だったのが段ボール大手のレンゴー。青果物や飲料の輸送などに使う段ボールは景気変動の影響を受けにくく、段ボール箱の販売数量は微減にとどまった。一方、三菱製紙は高級品が多く、古紙価格の下落の恩恵を十分に受けられず最終赤字となった。

(2010年5月15日 日本経済新聞朝刊より)
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8.パルプ対日価格一段高 5月積み 需給引き締まり続く

家庭紙などの原料となるパルプの対日輸出価格が一段高でおおむね決着した。大手商社によると、指標となる北米産針葉樹さらしクラフトパルプ(N-BKP)の5月積み対日価格は1トン900ドルと前月比40ドル高となった。2月のチリ大地震の影響が尾を引き、世界的な需給引き締まりが続いている。
パルプの対日輸出価格が引き上げで決着するのは1月積み以来5カ月連続。最大輸入国である中国を中心にアジア各国の旺盛な需要が続くなか、アジアのスポット(当用買い)価格が先行して900ドル前後まで上昇していたのにさや寄せされる形となった。
国内の需要家の家庭紙メーカー各社は4月以降の値上げを打ち出しているが、「原料パルプの上昇ペースが急すぎるため採算改善が追いつかない」(東京の大手家庭紙メーカー)といった声が出ている。

(2010年5月20日 日本経済新聞朝刊より)
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9.王子紙、逆行高で年初来高値 一時6%高

24日の株式市場で王子製紙が一時、前週末比6%高の456円まで買われ年初来高値を更新、軟調な相場にあって逆行高を演じた。欧州など海外景気の先行きが不透明で輸出関連株を手掛けにくいなか、円高・ドル安や原油安で採算改善期待が高まった。
この日は小幅高で寄り付いた後、上げ幅を拡大。後場は利益確定売りにやや押されたが、前週末比3%高の444円で引けた。日本製紙グループ本社や大王製紙など他の紙パ株も軒並み上昇した。
紙パ株が人気を集めたのは、国内事業が中心で海外景気に業績が左右されにくいため。「国内景気は底入れしており、紙の使用量も持ち直しそうだ」と、いちよし投資顧問の秋野充成運用部長は指摘する。
為替相場の円高・ドル安や原油価格の下落で原燃料コストが減るとの期待もある。王子製紙の2011年3月期の前提為替レートは1ドル=93円。1円の円高が約5億円の営業増益要因になる。「国内の生産体制再編によるコスト削減や、中国事業本格化後の業績拡大を踏まえれば、株価はまだ割安」(野村証券の河野孝臣シニアアナリスト)との強気の見方もあった。

(2010年5月25日 日本経済新聞朝刊より)
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10.6月積み対日価格 パルプ一段高提示 中国や欧州需要が旺盛

製紙用パルプの日本向け輸出の提示(オファー)価格が一段高となった。大手商社によると、北米出荷業者各社は先週末までに指標となる北米産針葉樹さらしクラフトパルプ(N-BKP)の6月積み価格を、5月積みの決着価格に比べ20ドル高い1トン920ドルにすると通告してきた。2月の大地震の影響で主産国チリからの供給不足が続いていることが背景にある。
中国の需要家の買いは一時期と比べて落ちついてきたものの、依然として高水準。加えて、「現地の在庫が払底しているためか、景気悪化懸念が出ている欧州市場の需要が予想外に旺盛」(東京の大手商社)といい、国際需給の引き締まり感が強まっている。
チリの大手パルプメーカー2社の合計8工場のうち、すでに7工場の生産が再開したとみられている。だが、「工場によって稼働率が低いケースがあるほか、港湾物流がまだ完全に復旧していない」(商社)という。

(2010年6月1日 日本経済新聞朝刊より)
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11.洋紙、アジア市場で上昇 1年4カ月ぶり高値 パルプ高騰が波及 国内各社、輸出加速へ

ポスターやチラシなどに幅広く使う洋紙のアジア市場の価格が上昇している。指標の上質コート紙は1年4カ月ぶりの高値を付けた。中国の需要が拡大しアジア市場の需給は締まっている。原料パルプの高騰を転嫁するため中国などの大手製紙が打ち出した値上げが相次いで浸透している。国内製紙各社は、需要不振で落ち込んだ国内向け出荷を補うためアジアへの輸出に拍車を掛けている。

洋紙の代表品目である上質コート紙の香港市場の取引価格(運賃・保険料込み)は現在、日本製紙が1トン950~990ドルと中心値で前月比13%上昇。取引シェアの大きい中国製は同1000ドルで取引されるケースも出ている。上質紙は日本製、中国製とも14%高の同1000~1050ドル程度。上質コート紙、上質紙ともに1000ドル台となるのは2009年2月以来となる。
1000ドルに達した後は「高値を警戒してやや天井感が出てきた」(商社)との見方もあるが、積極的な値下げ機運は乏しい。
中国では家電製品や自動車の売れ行き拡大を背景に宣伝用チラシ・ポスターやパンフレットの需要が拡大している。一方、中国では原料パルプの調達難などで製紙会社の創業に支障が出るケースもみられ供給が伸び悩んでいる。
国内製紙各社は、企業の広告・宣伝費削減を背景に需要低迷が長引く中、アジアでの販売強化の機運が強まっている。コート紙の輸出量は4月に前年同月比4倍に膨らんだ。
国内各社にとって輸出はこれまで内需低迷で余った分を放出するという側面が強かった。しかし「顧客ごとに合った品質の製品を供給するやり方に変えた」(日本製紙)など、固定客として関係をつくる動きも出ている。
国内の洋紙価格は指標となるコート紙(A2)の東京・代理店卸値が現在、1キロ117~127円。約1年半で8%下がり06年以来の安値に落ち込んでいる。製紙各社は現在1割強の輸出比率を少しでも高めたい考えだ。

(2010年6月4日 日本経済新聞朝刊より)
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ジャンル : 板紙

1.レンゴー、前期最高益 純利益2.2倍、原燃料安映す

段ボール大手のレンゴーが13日発表した2010年3月期の連結決算は、純利益が前の期比2.2倍の169億円だった。古紙やガスなど原燃料価格が下落したうえ、グループ会社の統廃合やコスト削減も寄与した。段ボール需要の低調を補い、4年ぶりに最高益となった。
売上高は2%増の4573億円だった。段ボールケースは家電向けの販売数量が12%減った。エコポイント制度の実施などで下期は回復傾向となったが、上期の落ち込みは補えなかった。ただ、日本マタイの買収が300億円強の増収要因となった。
営業利益は2.2倍の337億円。原燃料の価格下落が進んだことが170億円近い増益要因になった。業種低迷が続いていた日本マタイも営業黒字に転換した。
11年3月期の売上高は前期比3%増の4730億円、純利益は12%減の150億円を見込む。原燃料価格が再び騰勢を強めているほか、5月に稼動した福島矢吹工場(福島県)の減価償却費負担も利益を圧迫する。

(2010年5月14日 日本経済新聞朝刊より)
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ジャンル : 家庭紙

1.ティッシュ出荷量 4月は15%減 花粉の飛散少なく

日本家庭紙工業会がまとめた4月のティッシュペーパーのメーカー出荷量(速報)は前年同月比15.1%減の3万6952トンと、7カ月連続で前年実績を下回った。花粉の飛散量が前年より少なめだったことや消費者の買い控えが響いた。3月に販売競争が激化した反動で、流通段階の在庫がやや増えたことも影響したもようだ。
トイレットペーパーの出荷量は同2.3%減の8万6087トン。3月は前年実績を上回ったが、再び減少に転じた。

(2010年5月22日 日本経済新聞朝刊より)
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ジャンル : 家庭紙

2.家庭紙値上げ一部浸透 量販店、特売品の価格修正

3月下旬から4月にかけて大手家庭紙メーカー各社が打ち出したティッシュペーパーなど家庭紙の値上げが一部で浸透してきた。当初はドラッグストアやスーパーなど量販店の反発が強かったが、原料パルプの高騰が長期化していることで値上げ受入れを促した。
家庭紙各社は1~2割の値上げを要請していた。現段階では販売先で値上げ幅などにばらつきがあり、値上げの浸透は一部にとどまっている。「特に格安で販売していた店での価格是正が進んだが、高かった販売店では横ばいのケースもある」(大手家庭紙メーカー)という。「値上げの浸透した割合は6~7割程度」(別の大手家庭紙メーカー)との声もある。
メーカーの値上げを受けて、量販店の期間限定や数量限定での特売価格も上昇し始めた。指標となるティッシュペーパーのセカンドブランド品(低価格品)5個入りが首都圏で現在、198~225円程度。3月までは過去最安値の178円程度で売られるケースもあった。現段階では通常価格は据え置いている量販店が多い。
値上げが浸透した新価格での納入が本格化する6月以降には、店頭での安値修正が更に進むとの見方が多い。量販店はティッシュを集客のための特売商品として採算度外視で安売りしてきた。だが、消費者の節約志向を背景に、ティッシュの安売りが他の商品の売り上げ増につながらなくなっているという。
量販店も「単価を上げて売上高を稼ぐ方針に転換し始めているほか、低価格のプライベートブランドも見直し始めている」(メーカーの販売担当者)。

(2010年5月27日 日本経済新聞朝刊より)
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ジャンル : その他 ≪再生資源≫

1.古紙在庫4月末 2カ月ぶり減少 中国などへ輸出増える

製紙原料となる古紙の在庫が2カ月ぶりに減少した。指標となる関東製紙原料直納商工組合(東京・台東)の32社統計によると、4月末は4万329トンと前月末比19.8%減った。中国などへの輸出が拡大したうえ、「国内の製紙会社向けの出荷量も増加した」(都内の古紙問屋)という。
新聞古紙、雑誌古紙、段ボール古紙がそろって減少した。出荷に占める在庫の割合を示す在庫率は14.6%と前月末から5.2ポイント低下し、適正水準とされる15%を1年5カ月ぶりに下回った。

(2010年5月14日 日本経済新聞朝刊より)
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ジャンル : その他 ≪再生資源≫

2.古紙の輸出価格、反落 6月積み 中国の需要減

製紙原料になる古紙の輸出価格が反落した。指標となる関東製紙原料直納商工組合(東京・台東)の6月積み価格は新聞古紙が1キロ15.670円と前月比13%下落。段ボール古紙は14.751円と同12%安い。中国の製紙会社が越し在庫の調整をしている影響で需要が鈍った。
同組合は毎月、商社11社から見積もりを提出させ、新聞古紙、段ボール古紙、雑誌古紙の合計4500トンを引き受ける商社と輸出価格を決める。
6月積みの雑誌古紙は、中国の需要減で見積もり提出を辞退する商社が相次いだ。一番高い見積額も1キロ12円台と前月の16円台から急落した。雑誌古紙の大幅な下落を敬遠して今回は輸出を見送った。

(2010年6月2日 日本経済新聞朝刊より)
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