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紙の市況 (2012.1)

洋紙

1.印刷用紙 値上げ浸透
2.産業景気予測1~3月 紙・パルプは小雨変わらず 
3.原料価格 パルプは下落 古紙は上昇 

板紙

1.段ボール需要 12年は1.2%増との予測

その他

1.家庭紙に続き封筒も値上げ交渉

【洋紙の市況】

1.印刷用紙 値上げ浸透

印刷用紙の値上げがほぼ浸透した、と12月29日付の日本経済新聞が報じています。記事によれば、大手印刷会社も11月下旬から12月にかけて高値の商品を購入し始めたとのこと。他方、

・印刷会社が用紙を割安な輸入紙に切り替え
・チラシやパンフレットの減少など、国内需要はなお低迷

などの動きも伝えており、また、12月末には日経42種の商品指数が2年ぶりに前年同月を下回ったことが報じられるなど、今後の価格動向には今なお不透明感がつきまっている感があります。

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2.産業景気予測1~3月 紙・パルプは小雨変わらず

1月4日の新聞において、1~3月の産業景気予測が発表されました。
紙・パルプは

120110_kosame 【小雨】
印刷・情報用紙は需要低迷。
輸入紙が増え、震災工場の生産再開もあり、需給は緩む。
値上げは一部浸透。
板紙は需給改善による値上げなどで、収益構造がやや好転する。

と伝えられ、国内需要が回復する要因は依然見られないものと思われます。
紙以外の他業種においても、曇りや小雨の観測が過半を占め、今年の年初はまだまだ厳しい見通しが続くものと予測されています。

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3.原料価格 パルプは下落 古紙は上昇

12月から1月にかけて、パルプ・古紙に関して報じられた原料価格の動向によると

原料 価格 要因等
パルプ 下落 中国で印刷・包装用紙の製品価格下落が続いており、高値での原料調達は敬遠。
欧州でも景気減速で原料パルプの購入を減らしている。
北米のパルプメーカーは11月より実質的な減産に踏み切っている。
古紙 上昇 中国の製紙会社が高品質の日本品の調達を増加。年末の多少の円安も影響。
中国や東南アジアで白板紙や段ボール原紙は増産されており、古紙の需要は底堅い。

と対照的な動きを見せています。この傾向は、そのまま、世界的な印刷・情報用紙の需要低迷と、段ボール原紙等板紙の需要堅調につながるものがあり、2012年の需要予測にもつながるものであると思われます。

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【板紙の市況】

1.段ボール需要 12年は1.2%増との予測

12月8日に全国段ボール工業組合連合会がまとめたところによると、2012年の段ボール需要は前年比1.2%増と予測されています。12月12日付の「紙之新聞」の記事によれば

分  野 需  要  予  測
加工食品向け 比較的不況に強い傾向。インスタント食品を主体とした需要増も加わり、低価格化や内食化の傾向が続くことも予想され、段ボール需要も底堅さが期待。
その他製箱用 高齢者向けの衛生用品やペット関連市場の拡大、復興需要関連商品の需要増が期待できる。
青果物用 天候次第だが、りんご・みかんの樹勢回復による収穫増に期待。

とあり、段ボール原紙の需要は2012年も着実に回復するものと期待されています。

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【その他の市況】

1.家庭紙に続き封筒も値上げ交渉

先月の同欄で家庭紙の値上げをお伝えしましたが、続いて今月の新聞では封筒の値上げ交渉について報じられています。材料のクラフト紙の値上げ等を受け、封筒メーカーは1月より1割強の値上げの交渉を始めており、需要の減少傾向とともに関心を集めています。

従来封書で送付していた請求書など ⇒ コスト削減のため、はがきやメールに切り替え

といった企業が増えているとのことで、今後の価格動向にはなお注視が必要です。

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※文中敬称略
※文章は新聞記事などを基に華陽紙業にて編集しております。実際の動向についてはお客様にて総合的にご判断頂きますよう、お願い申し上げます。

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