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華陽ニュース

ニューノーマル関連情報2025.9

 コロナ禍などをきっかけに変化した『ニューノーマル』な生活様式のなかでも、世界の環境や人権に対する関心はなお高まりを見せており、毎日のニュースでSDGsやESG、脱炭素、エシカル消費といったキーワードを目にしない日はないほどとなっています。
 そういった、紙にも関連があるけれど紙だけにはとどまらない日々の動きを少しでもお伝えできればと、この欄を作成致しました。皆様の営業活動のお役に立てれば幸いです。

2025年7月に報道された、ESG・脱炭素他に関連する動きの抜粋

【政府・官公庁他】

経済産業省 2026年度開始の排出量取引で「カーボン・クレジット」の利用上限を実際の排出量の1割にする案を有識者会議に提示。
「グリーンイノベーション基金」の支援対象に、タンデム型ペロブスカイト太陽電池を加える案を提示。ペロブスカイト型と従来のシリコン型、あるいはペロブスカイト型同士など、複数の太陽電池を組み合わせることで発電効率を上げ、限られた設置面積でも再生可能エネルギーの活用拡大を図る狙い。
愛知県岡崎市 使用済み指定ごみ袋を再生して新たな指定ごみ袋をつくる資源循環スキームを構築。2026年度中の導入を目指す。事業者試算では新たにつくる場合と比較して約45%の二酸化炭素排出削減につながる見込み。
理化学研究所など 石油を原料に使わず、海水中で分解する新たなプラスチック素材を開発。「超分子プラ」と呼ばれるこの素材が社会実装されるには、成形できる大きさや形、淡水での分解など様々な点でなお課題が残る。

【産業】

良品計画
JERA
再生可能エネルギー発電等を目的とする合同会社を2025年9月に設立する計画。合同会社が太陽光発電で創出した環境価値は無印良品店舗の二酸化炭素排出量削減等に活用する狙い。
良品計画 木材パルプを原料とした再生繊維「リヨセル」を使った衣類を7月7日に新発売。リヨセルの持つなめらかで肌心地が良い性質から「なめらか」シリーズとして展開。
コメダ 廃食油を回収してSAFに活用する事業を、直営店での試験実施から本格展開に移行する計画。2029年2月期にフランチャイズチェーン店を含めた700店に広げる予定。
第一生命保険
清水建設
木造と鉄骨造のハイブリッド構造による賃貸オフィスビル「第一生命京橋キノテラス」の竣工を発表。木造ハイブリッド構造のオフィスビルとして竣工時点で日本一の高さ。同規模の鉄骨造オフィスビルと比べ、建設時の二酸化炭素排出量を約37.5%削減。

※文中敬称略
※文章は2025年7月31日現在、新聞記事や各社のニュースリリースなどを基に華陽紙業にて編集しております。実際の動向についてはお客様にて総合的にご判断頂きますよう、お願い申し上げます。