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ニューノーマルにこの一品59 森について①日本の森林の現況
【ニューノーマルにこの一品】
「ニューノーマル」という言葉は新型コロナウイルス下での生活や仕事の新しい様式を表す言葉として使われていますが、近年、私たちの生活や考え方に影響を与え、変えてきたものには、海洋汚染の深刻化による脱プラの動きや、SDGs、ESG、ダイバーシティ等、さまざまなものがあります。
その、様々なもので形作られる「ニューノーマル」に、紙で貢献できる製品とは、の観点からの取組みをご紹介いたします。
59 森について①日本の森林の現況
日本の国土の7割近い面積を占める森林ですが、関連する事業に従事されている方以外では、普段の生活で森林を意識する機会はそう多くないように思います。
脱炭素の観点から重要性がますます高まる森林について、再注目してみたいと思います。
| 日本の森林面積 | 2022年3月31日現在で日本の森林面積は約2,502万ha。日本の国土に占める森林の面積=森林率は約67%。 そのうち、人工林(人が種を蒔いたり苗木を植えたりして育てている森)は約1,009万ha。森林面積に占める人工林の割合=人工林率は約40%。 天然林(主に自然の力で育っていく森林)は約1,355万ha、森林面積に占める天然林の割合=天然林率は約54%。 残りが伐採跡地(樹木を伐採した後、まだ植林を行っていない土地)、未立木地(樹木がない土地のうち、伐採跡地を除いた林地)、竹林となる。 |
| 都道府県別の森林 | 2022年3月31日現在の調査によると 森林面積では、1位:北海道(約553万ha)、2位:岩手県(約116万ha)、3位:長野県(約106万ha)、4位:福島県(約97万ha)、5位:岐阜県(約86万ha) 人工林面積では、1位:北海道(約145万ha)、2位:岩手県(約48万ha)、3位:長野県(約44万ha)、4位:秋田県(約40万ha)、5位:高知県(約38万ha) 森林率では、1位:高知県(約83%)、2位:岐阜県(約81%)、3位:長野県(約78.6%)、4位:島根県(約78.1%)、5位:山梨県(約77%) 人工林の国土面積に占める割合では、1位:高知県(約54%)、2位:奈良県(約46.5%)、3位:和歌山県(約46.2%)、4位:徳島県(約45%)、5位:愛媛県(約43%)。 ちなみに、 岐阜県は森林面積5位、人工林面積6位、森林率2位、人工林/国土面積10位、 愛媛県は森林面積23位、人工林面積13位、森林率19位、人工林/国土面積5位、 静岡県は森林面積16位、人工林面積10位、森林率31位、人工林/国土面積12位となっている。 |
| 森林蓄積量 | 森林の木の幹の体積で森林資源の目安となるのが森林蓄積量。 林野庁の「森林面積・蓄積の推移」によると、森林面積自体は昭和41年約2,517万ha、その後も2,500万ha台が続き、令和4年も2,502万haでほぼ横ばいとなっているが、森林蓄積量は(高齢級人工林の蓄積の見直し等があり単純比較できない、という前提ではあるが)昭和41年の18億87百万立方メートルから増え続け、令和4年は55億6千万立方メートルと、ほぼ3倍に増加している。 |
| 齢級構成 | 森林の年齢を5年で1等級と区分したものが「齢級」。人工林の場合、苗木を植栽した年を1年生とし、1~5年生を1齢級、6~10年生を2齢級、と数える。 林野庁の「齢級構成」データによると、2022年3月31日時点の人工林の齢級構成グラフは12齢級、即ち56~60年生の森林をトップとする山形を描いており、11齢級=51年生以上の森林が約643万haと人工林全体の約64%を占めていることが分かる。 |
2025年6月3日公表の「令和6年度森林・林業白書」ではこの状況を踏まえ、「人工林の約6割が50年生を超え、本格的な利用期を迎えている」と分析しています。林業従事者数の減少、他産業と比較して高い高齢化率などが明らかとなるなか、改めて森林を維持するための課題に目を向けて行く必要がありそうです。
※林野庁サイト
「都道府県別森林率・人工林率(令和4年3月31日現在)」
「令和5年10月13日発表『森林資源の現況』について」及び添付資料「森林資源の現況」「森林面積・蓄積の推移」「齢級構成」
「令和6年度森林・林業白書」
「林業労働力の動向」
近畿中国森林管理局サイト「用語の解説」
を参考に、森林率や人工林/国土面積比率は華陽紙業にて算出しています。
※文章中、敬称略