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お城初心者のへぇーなお城  14

 2026年の大河ドラマは『豊臣兄弟!』。『彼が長生きしていれば豊臣家の天下は安泰だった』との言葉もある豊臣秀吉の弟・秀長を主人公に、強い絆で困難を乗り越え、天下統一を成し遂げた兄弟のサクセスストーリーを描くと発表されています。
 戦国時代はお城の時代。これまで特にお城に興味を持ってこなかったお城初心者が大河ドラマをきっかけに学び始めたお城の小ネタを、お城初心者の方は「へぇー」と、お城上級者の方は「えぇー・・・(そこからか・・・)」と思いながらお読み頂けると幸いです。

14 「穴太衆」

 お呼びがかかれば全国どこにでも出かけて行き、美しく頑丈な石垣をあっという間に造り上げる・・・と言ってしまったら言い過ぎでしょうが、戦国時代にそんな風に重宝されていた石工集団が存在していたそうです。現在の滋賀県大津市、穴太(あのう)と呼ばれる地域に住んでいたため、付いた呼称が「穴太衆(あのうしゅう)」。野面積みという自然の石をそのままの形で積み上げる技法で石垣をつくる職人集団ですが、織田信長が延暦寺を焼いた時も穴太衆が積んだ石垣が崩れなかったとまで言われる腕前が買われ、安土城の基礎工事を依頼されたと伝わっているそうです。
 豊臣秀吉が小田原北条氏攻めのため一夜で築いたとの伝承が伝わる石垣山一夜城も石垣の石積みを行ったのは穴太衆だとのこと。同城は関東で最古かつ関東では珍しい総石垣のお城で、築城から400年以上が経った今も当時最高技術の石積みを確認することができます。


 墨俣城址公園に1991年に設けられた大垣市墨俣歴史資料館、通称『墨俣一夜城』。地元では桜の名所としても有名なので、お花見にお出かけになった方もいらっしゃるかも?
 大河ドラマでは穴太衆ならぬ『川並衆』が築城に大きな役割を果たし、秀吉軍自らの策によって一夜にして炎上する演出が話題となりました。(撮影:MK)