KAYO NEWS
華陽ニュース
ニューノーマルにこの一品60 森について②岐阜県森林づくり基本条例
【ニューノーマルにこの一品】
「ニューノーマル」という言葉は新型コロナウイルス下での生活や仕事の新しい様式を表す言葉として使われていますが、近年、私たちの生活や考え方に影響を与え、変えてきたものには、海洋汚染の深刻化による脱プラの動きや、SDGs、ESG、ダイバーシティ等、さまざまなものがあります。
その、様々なもので形作られる「ニューノーマル」に、紙で貢献できる製品とは、の観点からの取組みをご紹介いたします。
60 森について②岐阜県森林づくり基本条例
県土の約81%が森林の岐阜県。県民の大切な財産である森林を守り次世代に引き継いでいくため、様々な施策が実行されていますが、その様々な施策の根幹になっているのが「岐阜県森林づくり基本条例」です。
| 岐阜県森林づくり基本条例 | 2006年3月制定、同年5月21日施行。林業の不振が続き間伐など必要な手入れがされていない森林が増える状況を背景に、健全な森林を保全・育成し、木質資源が循環利用される、県民協働による持続可能な森林づくりを目指して制定された。 | |
| 基本理念 | 「長期的展望と県民協働による持続可能な森林づくり」のため ・県民の生命・財産と良好な環境を守る、健全で豊かな森林づくり ・森林資源の循環利用を通じて活力ある地域社会を実現する、林業・木材産業の振興 ・社会全体で森林づくりを支える、人づくり・仕組みづくり を3つの方針として掲げている。 |
|
| 基本計画 | 総合的・計画的に推進するための基本計画策定と、県民協同組織「木の国・山の国県民会議」の意見の反映、毎年実施状況を議会に報告し公表することを基本計画として定めている。 | |
| 基本的施策 | 基本計画の達成のために県が行うべき施策を明文化。 | |
| 健全で豊かな 森林づくり |
・災害に強い森林づくり=土地に適した樹木の育成、多様な樹種・林齢の森林が実現できるよう、森林所有者への助言、支援を実施。間伐対策を計画的に推進。 ・森林の適正な保全=保安林制度、林地開発許可制度、その他の保全制度などを適切に運用することで、森林の適正な保全に努める。 ・森林空間の利用の促進=県民の森林環境教育や保健休養等に活用できるように森林空間を整備したり、市町村や森林づくり活動団体に必要な助言や支援を行う。 |
|
| 林業及び木材産業 の振興 |
・効率的な森林施業の実施=森林施業の団地化、機械導入、計画的な林道の整備に関し必要な助言や支援を行う。 ・県産材の利用の拡大=県産材に関する情報提供、公共事業に県産材を活用、県産材を使用する住宅建設の促進、県産材の安定供給に関し事業者に必要な助言や支援を実施。 ・森林資源の有効利用の促進=森林資源の新用途の開発や有効利用の促進に関し事業者に必要な助言、支援を実施。 |
|
| 人づくり・ 仕組みづくり |
・森林環境教育の推進=体験学習等森林環境教育の充実、教育を支える人材の育成、教育機関との連携等 ・技術者及び担い手の育成等=実戦的な教育の実施、経営に関する教育の充実等 ・県民との協働による森林づくり=県民運動の積極的な展開のための情報提供、県民との意見交換等 ・ぎふの山に親しむ月間=8月をぎふの山に親しむ月間と定め、森林づくりに関する県民の理解を深め参加意欲を高めるのにふさわしいイベントを実施。 ・地域が主体となった森林づくりの支援=地域の森林づくりが適切かつ効率的に実施されるよう、地域の関係団体に助言、支援 ・技術の向上及び普及=技術の向上を図るための調査研究やその成果の普及、大学等の研究機関や事業者との連携を実施。 |
|
| 推進体制 | 岐阜県木の国・ 山の国県民会議 |
森林づくりに関する施策について広く県民の意見を反映し、県民と一体となった森林づくりを進めるために設置。知事は基本計画を定める時は県民会議に意見を聴かなければならないし、県民会議は森林づくりに関して知事に提言できる。 |
| 岐阜県木の国・ 山の国推進本部 |
知事を本部長とし、基本計画の策定や施策の実施の推進等の実務を担当。 | |
2006年5月21日は岐阜県で全国植樹祭が開催された日で、条例はその日に合わせて制定・施行されています。
※文章中、敬称略