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華陽ニュース

お城初心者のへぇーなお城  18

 2026年の大河ドラマは『豊臣兄弟!』。『彼が長生きしていれば豊臣家の天下は安泰だった』との言葉もある豊臣秀吉の弟・秀長を主人公に、強い絆で困難を乗り越え、天下統一を成し遂げた兄弟のサクセスストーリーを描くと発表されています。
 戦国時代はお城の時代。これまで特にお城に興味を持ってこなかったお城初心者が大河ドラマをきっかけに学び始めたお城の小ネタを、お城初心者の方は「へぇー」と、お城上級者の方は「えぇー・・・(そこからか・・・)」と思いながらお読み頂けると幸いです。

18 「正保城絵図」

 江戸時代、諸大名は江戸と領国を1年単位で行き来することが義務付けられていました。江戸での住まい用には幕府から土地が下賜され、そこに御殿を建てて生活していたのですが、御殿を建てる費用は自腹の上、土地はあくまで幕府のもので、幕府の命令で取り上げられることもあったそうです。
 江戸での住居地が幕府のものであるのと同じく、領国もそこに建つお城も大名のものではなく、幕府からの預かりものという位置づけでした。三代家光の治世に当たる正保元年、幕府は諸大名に城下町の地図を作成し提出するよう命じます。建造物の位置や石垣の高さ、堀の幅や水深といったお城のスペックに加え、町割、山河の位置・形まで記されたその絵図が「正保城絵図」。この城絵図の提出により幕府は各藩の軍事能力を把握すると同時に、幕府の威光を諸藩に知らしめ、権力の強化を意図したとされています。