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華陽ニュース
お城初心者のへぇーなお城 19
2026年の大河ドラマは『豊臣兄弟!』。『彼が長生きしていれば豊臣家の天下は安泰だった』との言葉もある豊臣秀吉の弟・秀長を主人公に、強い絆で困難を乗り越え、天下統一を成し遂げた兄弟のサクセスストーリーを描くと発表されています。
戦国時代はお城の時代。これまで特にお城に興味を持ってこなかったお城初心者が大河ドラマをきっかけに学び始めたお城の小ネタを、お城初心者の方は「へぇー」と、お城上級者の方は「えぇー・・・(そこからか・・・)」と思いながらお読み頂けると幸いです。
19 「水の手」
お城の人が水を得る場所や施設はお城用語で「水の手」と名付けられています。お城近くの川や池を水の手として利用するほか、「水手曲輪」と呼ばれる曲輪を設け、井戸や貯水池を設置して水を確保していたそうです。
この水の手につながる門が「水の手門」ですが、単に水場への出入り口というだけでなく、辿り着く場所によって他の役目も担っていたとか。小諸城の水の手門は「不明門」、落城の際に城主一家が落ちのびるための門として緊急時以外には開けられることはなかったとされていますし、逆に高松城の「水手御門」は海に向かって開いており、藩主はここで小舟に乗って沖で御座船に乗り換え参勤交代に出掛けたため、「水手御門」には表玄関と同じ意味合いがあったそうです。

国宝・犬山城というと木曽川側から撮った写真が多いですが、実はあれはお城の背面。背後を木曽川への断崖絶壁となる小高い山の上に建て、敵の攻撃を前面からに集中させることで守りやすくする「後堅固(うしろけんご)」と呼ばれる構造が犬山城の特徴なのだそうです。川が水源、交通手段、そして防御壁としての役割も果たしていたお城のひとつです。(写真撮影:MK)