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華陽ニュース
お城初心者のへぇーなお城 23
2026年の大河ドラマは『豊臣兄弟!』。『彼が長生きしていれば豊臣家の天下は安泰だった』との言葉もある豊臣秀吉の弟・秀長を主人公に、強い絆で困難を乗り越え、天下統一を成し遂げた兄弟のサクセスストーリーを描くと発表されています。
戦国時代はお城の時代。これまで特にお城に興味を持ってこなかったお城初心者が大河ドラマをきっかけに学び始めたお城の小ネタを、お城初心者の方は「へぇー」と、お城上級者の方は「えぇー・・・(そこからか・・・)」と思いながらお読み頂けると幸いです。
23 「植林」
1520年以前に築城の実務者が著したものと考えられている史料で『築城記』というものがあります。築城の教科書的な文書だそうで、越前朝倉家⇒朝倉家家臣窪田三郎左衛門尉⇒窪田長門守と伝わって1565年に室町幕府の役人の家臣が書写したことが分かっているそうですが、建物のつくり方に関する記述が多数あるのに加えて、「土塁の内側には木を植えた方が良い」という意味の記述があるそうです。
実際に調査をすると多くのお城で木を植えていた形跡が見つかったとのこと。竹や松、杉、榎、サイカチ、桧、栗を植えていたことが分かる文書などが確認できるそうで、よく言われているのは燃料や武器、食料用、外から見えにくくするため等の理由だそうですが、面白いのは「水源を確保するため」と考えられる文書が残っていること。当時既に、森林の水源涵養機能が、一部かもしれませんが、理解され始めていたのかもしれません。