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紙の市況(2026.6)詳細 6月20日更新分

【洋紙 国内の紙の市況/状況】

1.中越パルプも値上げ発表

 中越パルプ工業は6月10日、他社に続いて値上げを発表しました。

対象品種 印刷・情報用紙
高級板紙、特殊板紙、加工原紙
改定幅 現行価格より+15%以上
実施時期 2026年8月1日出荷分より

 王子、日本、大王、北越、三菱、中パと、大手製紙の値上げ発表が出揃ってきています。
 

【板紙・パッケージに関する市況/状況】

1.北越もカップ原紙値上げ

 北越コーポレーションは6月15日、印刷・情報用紙に追加してカップ原紙の値上げを発表しました。

対象品種 カップ原紙
改定幅 現行製品価格の15%以上
実施時期 2026年8月1日出荷分より

 パッケージ用紙については日本製紙が6月1日、上記の通り中越パルプ工業も6月10日に値上げを発表しており、昨夏~秋以来の一段の値上げとなるか、注目が集まりそうです。

 
【印刷、製品、その他関連】

1.モスバーガー練馬駅店の紙カップがハンドタオルに

 王子ホールディングスは6月10日、モスバーガー練馬駅店の紙カップを回収しnepiaハンドタオルに生まれ変わらせる取り組みを昨年10月より開始していると発表しました。専用回収ボックスで回収した紙カップを既存の回収プラットフォームを活用して収集・運搬、専用工場で洗浄・加工しているとのこと。この半年ほどで回収された紙カップは約39万枚のnepiaハンドタオルに生まれ変わり、店舗内の手洗い場で利用されていると同社は明らかにしています。
 

2.神戸大学開発のインクが報道

 日本経済新聞は6月16日、神戸大学開発の色あせないインクについて紙面にて報道しました。色素や顔料などによる光の吸収・反射の仕組みで発色している通常のインクに対し、微細な構造が光を散乱・透過する仕組みで発色する「構造色ナノ粒子インク」によるインクジェット印刷に成功したと、4月に神戸大学の研究グループが発表したのをうけたもの。紫外線や熱、化学反応などで劣化する色素や顔料に代わり、熱的・化学的に安定したシリコンからなるナノ粒子が粒径によって特定の波長の光を強く散乱する性質に着目して開発された水性カラーインクで、平面だけでなく三次元物体への直接着色も実証されているとのことで、この技術は色素や顔料に依存しない新しい着色原理を実用的な印刷プロセスへと展開するための基盤技術となると、神戸大学は説明しています。

※文中敬称略
※文章は2026年6月18日現在、新聞記事などを基に華陽紙業にて編集しております。実際の動向についてはお客様にて総合的にご判断頂きますよう、お願い申し上げます。