岐阜の印刷用紙・情報用紙・再生紙・上質紙のことならお任せ下さい。

市況情報

  • ちょっといい話
  • 市況情報
  • 商品情報
  • 印刷情報

当社経営計画発表会ご来賓のお話 王子製紙様(2014年・前編)

平成26年1月18日 当社経営計画発表会にて

140220_oujisama_kayonews2 王子製紙株式会社
中部営業支社 支社長
枝吉 知明 様
140220_oujisama_kayozentai2
1.近況

近年、輸入紙の増加がとまりません。
一昨年秋ごろからの円安の進行で一時期減少しましたが、昨年春過ぎから徐々に増加し、この数か月では前年並みの数量が輸入されています。
80円前後だった円ドル相場が、100円前後の円安になっているにもかかわらずです。
以前は紙・パルプ産業は内需型と言われ輸入紙の動向を気にする必要はありませんでした。現在は、輸入紙のシェアが塗工紙で約15%、PPC用紙では40%を超えています。アジア、特に中国も含めた東南アジア市場と日本の市場が一体化してきていることの表れとも言えます。

2.世界の紙・板紙市場

RISIの集計をもとに、紙業タイムス社が世界の紙・板紙の消費量・生産量をまとめています。
2012年世界の紙・板紙の消費量は約4億トン、生産もほぼ4億トンで、微増ながら過去最高を更新しました。
地域別シェアで見ると、アジア(30か国)が、消費44.1%(2011年は43.5%)、生産43.8%(2011年は43.0%)でトップ。2位は欧州、3位は北米で、ともに前年割れとなっています。
国別では、中国が消費(1億29万トン)・生産(1億250万トン)ともに1位で、世界の1/4を占めており、米国と日本を足した数量よりも多くなっています。
日本の消費量は2,778万トン(世界の6.9%)、生産量は2,608万トン(6.5%)で、対前年で見ると、消費は△1.0%、生産は△2.0%と減少が続いています。
一人当たりの名目消費量は、世界平均が57kg、中国は年々増加を続け、73kg(+2.1%)に達しています。
ちなみに米国は226kg(△1.6%)、日本は218.5kg(△0.9%)。近年注目されているインドは9.5kg(+1.1%)にとどまっています。
先進国の消費量の減少は続くものの、新興国・途上国の消費量の増加が予想されます。

3.生産能力

欧米や日本では消費量の減少により、設備の廃業や休止が相次いでいます。
当社も2008年から2012年にかけて14台の抄紙機を停止するなど、生産体制の見直しを実施しました。
昨年12月にも抄紙機や塗工機の停止等の発表を行っています(王子HD)。
しかし、アジア全体としては需要増が見込まれるため、増産が検討されているようです。
中国では、塗工紙生産設備の新設は止まったものの、段ボールや、最近では家庭紙の設備が新たに稼働したり、計画されているようです。
急激な設備の増強が供給過剰を招くことは明らかです。
日本市場は、紙・板紙の消費減少が続いているとはいえ世界3位の市場規模であり、海外メーカーにとっては有力な市場に見えるでしょう。余剰設備を抱えていればなおさらです。
昨秋発表された中国の2013年消費量見込みは対前年△2.8%とのことです。需給ギャップが更に広がってしまう予測です。
輸入紙の日本市場への流入が減らない理由のひとつかもしれません。

(以下、次回)

(次回では、価格や王子製紙様の状況について掲載させて頂く予定です)

(枝吉様のお話・原稿より、華陽紙業にて抜粋)

関連する記事

CONTACT より詳しい情報をお求めの方は、お問い合わせ、もしくは、担当営業までまで、ご遠慮なくお申し付け下さい。

お問い合わせ

PAGE TOP