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海外市場の動向と輸入紙②

製紙業も円高背景に海外進出盛ん
(1)海外市況情報

震災や景気悪化、電子媒体への移行になどにより国内の紙需要は縮小を続け、印刷用紙の内需はリーマンショックで2割落ち、今後も年率約2%ずつ落ち込んでいくとの見方もあります。
以前は内需縮小を埋めるため輸出に注力していたメーカーも、円高で輸出による利益確保が見込めなくなり、この8・9月、海外進出を一層推し進める計画が続々と発表されました。

(1)各社の海外進出に関する2011年の動き
王子製紙 1月 中国・南通工場で上質コート紙の営業生産開始。
3月 タイの紙器・ダンボール会社の株式取得。
8月 ブラジルのフィブリア社ビラシカバ工場の事業買収協議開始。
マレーシアの段ボール会社の経営権取得。
9月 ベトナム・ハノイ近郊にダンボール新工場建設を決定。
日本製紙 8月 国内工場の大規模なリストラ(生産能力15%減、人員1300人削減)発表と同時に、昨年から出資している中国のダンボール製造会社の株式を追加取得。
北越紀州製紙 5月 中国・広東省に白板紙の製造販売合弁会社を設立すると発表。
大王製紙 9月 紙おむつに関して、ロシア法人の並行輸入差止めを求める訴訟に勝訴。(ロシアでの不当な安値販売等を防止する効果)
レンゴー 2月 中国の関連会社2社の子会社化を発表。
5月 米国・ハワイ州に新会社設立、現地のダンボール等販売会社の全事業を継承と発表。
7月 ベトナムの段ボール会社3社を買収完了。
8月 香港の印刷・紙器・ダンボール会社の株式を取得。
9月 中国・天津市で経営参画していたダンボール合弁会社の全株式を取得、独資会社化。

代理店も、日本で作られた製品を海外へ輸出するのではなく、日本のメーカーが海外に保有する関連会社・子会社で作られた製品を別の東南アジアの国へ販売するといった、3国間貿易を志向するところが出てきています。

(2)アジア市況 6-8月
印刷用紙 中国 6月は横ばいだが、不需要期・パルプ価格の下落を背景に7月は市況が軟化したものと思われる。
香港 春需は盛り上がりに欠け、その後も荷動きは低調で、価格下落傾向にある。
8月には欧米の景気低迷、米大手書籍流通倒産による海外出版社の買い控え、印刷会社の倒産、市中在庫の増加等により、メーカーも卸商も価格を下げざるを得ない状況になっている。
韓国 5月にアナウンスされた値上げは、需要の落ち込みにより一部しか達成されず、8月には新マシンの本格稼動により、在庫過多で価格は値上げ前に後退、更なる悪化も懸念される模様。アジア市場では中国・インドネシアとの競争が激化しており、そのあおりで国内市場での競合も強まるとの予想から、輸出の面でも国内でも価格は下落傾向。
板紙 中国 ダンボール原紙に関しては、古紙・石炭などの原燃料価格高騰を背景に5月より値上げを敢行しており、7月には再度の値上げが提示された模様。
香港 一部値上げの動きがあるものの、価格は横ばい状態。
韓国 ダンボール原紙に関して、6月に18%程度の値上げが提示され、古紙価格の高騰等を背景に決着する見通し。

※フォレストネット アジア市況のニュース、『紙の新聞』9月12日号より

円高とアジア各国内での市況下落を背景に、日本国内への輸入紙の流入は7月まで4カ月連続で前年同月比増加を継続しており、この傾向はしばらく続くものと予想されています。

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