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紙の市況 (2012.8)

洋紙 (1)国内紙の状況

1.塗工紙、一部値下がり 報じられる
2.産業天気図7~9月 紙・パルプは依然小雨  
3.日経42種、7月末も低下 紙・板紙も前月比0.5%ダウン

洋紙 (2)輸入紙の状況

1.印刷用紙のアジア市況、7月も下落
2.南通排水管問題、王子製紙の海外戦略への影響は

板紙 (1)国内紙の状況

1.レンゴー、前向きな戦略で目指すものは

その他

1.古紙輸出、8月は中止との報道

【洋紙 国内紙の市況】

1.塗工紙、一部値下がり 報じられる

需要低迷と安価な輸入紙の流入が続く中、塗工紙の一部で巻取のみならず平判にも値下がりの動き出てきたと、7月20日の日経紙上で報じられました。東京地区のA2平判の代理店卸価格で、6月比で約2%のダウンとのこと。要因としては

・チラシやパンフレットの削減・軽量化(1回当たりの数量、折込回数、サイズダウン、グレードダウンなど)
・輸入品との価格競争(品質面で国産に切り替えても、価格は輸入紙に合わせられる)
・被災工場の再開による供給量の増加

などが上げられています。
一方、国内大手製紙メーカーの中には、シェアを減らしても適正価格は維持するとの姿勢を崩さない会社もあり、

・印刷・情報用紙に対する価格下落圧力が当面続く
・価格維持を強固に進める国内紙はシェアを落とす局面も
・安価な輸入紙の流入・使用が進む

といった状況が当面続くものと思われます。

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2.産業天気図7~9月 紙・パルプは依然小雨

7月8日、7~9月の産業景気予測が発表されましたが、紙・パルプは依然小雨と低調な状況が続いています。

120810_sikyou01
印刷・情報用紙の出荷は低調に推移。割安な輸入紙が増加し、
塗工紙などの価格の下押し要因に。ロンドン五輪の影響で、
雑誌の特集号などの特需はあるが、市場全体を上向かせるには力不足。

主要30業種の内訳は

hare
晴れ
無し

usubid
薄日

通信、繊維・アパレル、自動車、旅行・ホテル、アミューズメント、食品・飲料、広告、産業・工作機械、コンビニエンスストア
120410_kumori
曇り
10 ドラッグストア、ネットサービス、リース、外食、百貨店、建設・セメント、医薬、マンション・住宅、人材派遣、情報
120410_kosame
小雨
鉄鋼・非鉄、石油、化学、紙・パルプ、プラント・造船、貨物輸送、精密機械、スーパー
amed
電力、家電、電子部品・半導体

となっており、新商品投入が功を奏する通信繊維・アパレル自動車や、好調の続くサービス業は比較的高い予想、外食・百貨店などがそれに続き、素材産業は軒並み小雨予想で、苦戦が伝えられる家電、電力などは当面回復の予想が立てづらいとの状況になっています。

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3.日経42種、7月末も低下 紙・板紙も前月比0.5%ダウン

日経商品指数42種と呼ばれる素材の取引価格指数が7月末も低下、1年9ヶ月ぶりの水準となったと報じられました。紙・板紙の指数は

  前月比 前年同月比   となっており、塗工紙の一部で起きた下落が影響しているものとの分析がされています。
7月14日の報道では国内在庫が増えているとも伝えられており、在庫増・価格下落両方の要因として
6月末 0% 2.2%  
7月末 ▲0.5% 1.7%  

家電量販店やホームセンターなどのチラシの減少、サイズダウン』が上げられるなど、需要が回復していない現状を懸念する向きが報じられています。
一方、8月頭にはパルプ価格の下げ止まりと見られる動きも報道されており、国内製紙各社・代理店の適正価格維持の意向も強いことから、国内紙の価格が一度に大きく崩れることはないのではないかとの見方もあるようです。

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【洋紙 輸入紙の市況】

1.印刷用紙のアジア市況、7月も下落

印刷用紙のアジア地域での取引価格が7月、再び下落したと新聞紙上で伝えられています。上質塗工紙は7月初めに比べ約6%上質紙は同約3%の値下がりとのこと。需給状況は相変わらず

供給 120810_yazirusiuemuki ・中国などの製紙会社が増設
需要 120810_yazirusisitamuki ・中国・韓国などで自社需要が低迷
・中国は反ダンピング課税で欧米向け輸出が困難
・輸出先のイスラム圏では、夏場の休暇時期で需要が伸び悩み

といった状況で、円高基調や距離の近さから、今後も割安な輸入紙の流入は増加するものと思われます。一部塗工紙で輸入紙の価格が国産品に影響を与えている事例も見られており、国産品の先安観が強まっていると記事では伝えられています。

2.南通排水管問題、王子製紙の海外戦略への影響は

王子製紙の中国・南通工場のパルプ製造設備に関して、市政府が進めていた排水管の建設に反対する数千人規模のデモが発生、建設中止が表明されたことが7月末、各メディアにて報道されました。現在購入しているパルプ製品を内製化できるかどうかが南通工場の黒字化に影響するため、王子製紙は市政府と代替手段の協議を進めていますが、今のところ市政府の態度は不明確なようです。市政府の政策に対する不満がデモの根底にはあるとのことで、王子製紙は言わばとんだとばっちりを受けたとも言える状況ですが、内需依存から海外展開へ、印刷情報用紙から機能商品へと経営の主軸のシフトを進める王子製紙にとって、南通工場の競争力向上は必達課題の一つであることもあり、今後も粘り強い交渉が行われるものと思われます。現在の南通工場の稼働率は当初の目標にはまだほど遠いとも言われていますが、この騒動による遅れが同社の戦略にどう影響を与えるか、今後も注目を集めるものと思われます。

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【板紙 国内紙の市況】
1.レンゴー、前向きな戦略で目指すものは

レンゴーの前向きな戦略が度々報じられています。福島の子会社には250億円を投じ設備をリプレース、軽量化が進む段ボール需要に対応する、より薄く耐久性の高い製品の生産増をこの設備更新で目指しています。10月には北海道と九州で子会社の再編を実施、経営効率をより高める施策の一環と位置づけており、また、レアアース不使用の新蛍光発光体を開発、照明や液晶装置のバックライトへの応用や、包装分野での偽造防止技術としての活用など、様々な分野への応用が期待されています。次々発表される新製品・新技術や、設備・企業形態の見直し・更新等、活発なレンゴーの動きから、今後も目が離せません。

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【その他の市況】

1.古紙輸出、8月は中止との報道

古紙価格の低調が報じられています。家庭紙向けの原料古紙は、製品在庫増のため買い取り価格が低下、 大手製紙各社も、古紙在庫の増加から、8月1日分からの買い取り価格を引き下げると発表、アジア市場でも古紙価格が下落しているため、関東製紙原料直納商工組合は、毎月実施している古紙輸出を8月は中止すると発表しました。主要な買い手である中国の製紙会社は、製品価格の低迷で原料費を抑える姿勢を強めているとも同時に伝えられ、古紙の国内外での先安観が今後の市況にどう影響を与えるか、注視が必要と思われます。

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※文中敬称略
※文章は新聞記事などを基に華陽紙業にて編集しております。実際の動向についてはお客様にて総合的にご判断頂きますよう、お願い申し上げます。

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