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紙の市況 (2013.3)

洋紙 (1)国内紙の状況

1.日本製紙 印刷用紙を15%強値上げ 北越紀州、三菱、大王も発表
2.北越紀州製紙と大王製紙 提携関係に暗雲?
3.王子HD 5%減益 北越紀州・大王は下方修正

洋紙 (2)輸入紙の状況/輸出の状況

1.香港は値上げ成果なし 韓国は段階的に値上げ浸透 1月市況
2.APPグループ インドネシア国内の自然林の即時伐採停止を発表

板紙 (1)国内紙の状況

1.レンゴー、石川製作所の第三者割当増資を引き受け

その他

1.大王製紙 家庭紙の値上げを表明
2.3月積み古紙価格上昇 2か月連続

【洋紙 国内紙の市況】

1.日本製紙 印刷用紙を15%強値上げ 北越紀州、三菱、大王も発表

日本製紙は4日、代理店各社に印刷用紙の値上げを発表しました。プレスリリースによると、

対象品目 上質紙、上質コート紙、軽量コート紙、微塗工紙の市況品
値上げ幅 15円/kg以上
実施時期 2013年4月21日出荷分より
実施理由 輸入紙の流入による市場価格の下落で、急速な収益悪化が生じたため

とのことで、紙消費の減少から需要家の反発が予想されるとのこと。6日には北越紀州製紙、三菱製紙、8日には大王製紙も、同じく4月21日からキロ15円以上の値上げを発表し、近日中には王子ホールディングスも発表するだろうとの見方が大勢のようです。
今年に入ってからの円安による原燃料価格上昇の分は、今年秋に再度値上げすることで対応するとの話もあり、製紙メーカーが値上げに本腰を入れ始めた様子が窺える状況となっております。
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2.北越紀州製紙と大王製紙 提携関係に暗雲?

大王製紙の関連会社、川崎紙運輸が北越紀州製紙の株を取得していた問題で、北越紀州製紙と大王製紙の間に入った溝はいまだ埋められていないようです。経緯としては

2012年6月 北越紀州製紙が、大王の創業家が持っていた大王株を全て買い取ると発表。
2012年8月 北越紀州製紙、大王製紙に約2割を出資する筆頭株主に。
2012年7~12月 大王製紙とその子会社が、合わせて38%を出資している川崎紙運輸が、北越紀州製紙の株式の約2%を購入。
2012年11月 北越紀州製紙が、大王製紙との技術提携を発表。
2012年11月上旬 北越紀州製紙から大王製紙へ、「川崎紙運輸の株式取得はガバナンス上の問題がある」と指摘。
2013年2月1日 北越紀州製紙、大王製紙に特別調査委員会等の設置を要請
・大王製紙が突然、海外関連会社への投融資等に対する巨額損失を計上
・大王製紙において不適切な会計処理が行われているとの内部告発があったとの報道
・川崎紙運輸が、「外形上インサイダーと疑われかねない」北越紀州製紙株式の買い付けを実施
等から、大王製紙等のガバナンス・コンプライアンスに大きな懸念と表明
2013年2月14日 大王製紙、特別調査委員会の設置について「必要ない」と拒否。川崎紙運輸の買付も「違法性はない」との判断。
2013年2月22日 大王製紙、川崎紙運輸との資本提携解消へ。「違法性はない」が「ガバナンスの問題はある」との認識。
2013年2月26日 北越紀州製紙、大王製紙の対応は不十分との判断で、再度特別調査委員会の設置を要請。

となっており、関係正常化には時間がかかりそうな様相となっています。
問題が長引けば、技術提携等の合理化策にも影響を与えるものと思われ、それが今後の両社の経営にどういう影響を与えるか、なお注視が必要な状況となっています。
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3.王子HD 5%減益 北越紀州・大王は下方修正

2月上旬、各社の2012年4~12月期の連結決算が発表されましたが、王子ホールディングスは経常利益が前年同期比5%減、北越紀州製紙と大王製紙は業績を下方修正したと報じられました。印刷用紙の販売苦戦や価格競争激化、円高修正による原燃料価格の上昇などが理由として挙げられており、価格修正の動きの要因となっているようです。

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【輸入紙の市況/輸出の状況】

1.香港は値上げ成果なし 韓国は段階的に値上げ浸透 1月市況

報道によると、香港は値上げの動きはあるものの成果は出ず、一方韓国は段階的に値上げが浸透しつつあるとのことです。それぞれの状況をまとめると、

香港 メーカーは一部値上げの動きを見せるも、ほとんど成果なし。上質紙・コート紙も低調な荷動き。
韓国 昨年10月に打ち出された5%の値上げが段階的に浸透。原燃料高を背景に、更なる値上げを打ち出す動きも。クラフト紙・白板紙・段ボール原紙では弱含みの市況継続も、白板紙で値上げを伺う動き。

とのことで、韓国では値上げとウォン高を背景に、輸入紙の取り扱いを拡大する動きも見られるとのことです。このページのトップへ

2.APPグループ インドネシア国内の自然林の即時伐採停止を発表

APPグループが2月6日、インドネシア国内の自然林伐採の即時かつ全面的な停止を成約したと発表しました。全ての原料供給会社が自然林の伐採を停止し、泥炭林地を含むすべての森林を保護するとのことで、APPではこれを、同社の事業持続性を高め、社会に貢献するものと位置付けています。
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【板紙 国内紙の市況】

1.レンゴー、石川製作所の第三者割当増資を引き受け

レンゴーは2月14日、石川製作所が実施する第三者割当増資の引き受けを決定したと発表しました。石川製作所は紙工機械等の製造販売を行っている会社で、2009年の2月にレンゴーより紙器機械事業を引き継いだ経緯があり、経営の安定化と段ボール製造機械のイノベーションや安定供給につなげるため、今回の増資を引き受けたとレンゴーは説明しています。

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【その他の市況】

1.大王製紙 家庭紙の値上げを表明

大王製紙が3月4日、家庭紙を4月出荷分から15%以上値上げすると表明したと報道されました。原燃料コスト上昇分を転嫁するもので、既に日本製紙クレシアが15%以上、王子ネピアも10~15%の値上げを打ち出していることから、大手3社のパルプ物の家庭紙の値上げが出揃ったことになります。

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2.3月積み古紙価格上昇 2か月連続

古紙のアジア向け3月積み価格が、2か月連続で前月水準を上回ったと報じられました。春節明けで中国の経済活動が通常に戻りつつあることと、現地で段ボール原紙などの新工場が稼働する予定があることから古紙の引き合いが増えると見られることが原因とのことですが、輸出価格の上昇が国内取引価格にも反映されると、更なる原燃料上昇につながると見られ、価格修正の動きを後押しすることが予想されます。

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※文中敬称略
※文章は新聞記事などを基に華陽紙業にて編集しております。実際の動向についてはお客様にて総合的にご判断頂きますよう、お願い申し上げます。

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