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紙の市況 (2013.4)詳細

【洋紙 国内紙の市況】

1.王子・中パも値上げ発表

日本、大王、北越紀州に続き、3月14日に王子製紙、中越パルプ工業が18日に洋紙の値上げを発表しました。

対象 値上げ幅 実施時期
王子製紙 塗工紙、上質紙など印刷用紙 20%以上 5月1日出荷分より
中越パルプ工業 塗工紙など印刷用紙 キロ15円(15~20%)以上 4月21日出荷分より

各メーカーの発表は出揃いましたが、動きは個々に独自であり、実際の交渉の行方に注視が必要な状況です。

2.日本製紙、在庫削減

日本製紙が3月末の在庫を適正水準まで引き下げると、新聞紙上で報じられました。輸入紙の流入などにより供給過剰の状態にあった在庫を引き締め、4月下旬からの値上げを実施すると同時に、保管料などの物流コストの削減も図る考えとのことです。
日本製紙は2013年3月末の営業利益が前期比37%減になるとも伝えられており、価格競争の激化による採算悪化を改善するためにも、4月下旬以降の値上げの実施は必須であるものと思われます。

3.日本紙パルプ商事、値上げ浸透するとの見通し

日本紙パルプ商事の野口社長は、日本経済新聞社の取材に対し、2014年3月期の経常利益に関して、1割~3割弱の増益との見通しを語りました。海外事業の好調や、廃棄物再生事業の黒字転換と同時に、4月からの紙の価格改定も来期の増益要因としており、値上げがある程度浸透するとの見方を呈しています。

4.大王製紙、関連会社の北越紀州株取得を社外チームで調査

大王製紙は1日、関連会社が昨年取得した北越紀製紙の株の購入経緯について、社外の弁護士でチームを作って調査し、5月に公表すると伝えました。この経緯について、従来、大王製紙は「違法性は無い」と主張してきましたが、北越紀州製紙側より三度、第三者による特別調査委員会の設置を求められており、北越紀州以外の株主や銀行、取引先の信頼を得るため、改めて調査することにしたものと報じられています。
北越紀州は大王製紙の筆頭株主となって以降、大王と経営統合したいとの意向を持っていますが、大王製紙側は「独立路線で進む」としており、両社の今後の関係に注視が必要です。

5.王子HD・三菱化学、世界で初めて「透明な紙」開発

王子ホールディングスと三菱化学が3月18日、世界で初めて「透明な紙」を開発したと発表しました。木材から取り出す極細繊維を材料とシートと樹脂を混ぜたもので、

・高温でも縮みにくい
・引っ張りに強い
・透明で折り曲げ可能(ぐにゃりと曲がる)

等の特徴を生かし、有機ELの材料や樹脂の補強材としての需要が見込まれているとのことです。


【輸入紙の市況/輸出の状況】

1.日本製紙、ブラジル植林会社を完全子会社化

日本製紙は3月29日、丸紅と折半で設立したブラジルの植林会社を完全子会社化したと発表しました。従来この会社からは、日本・欧州にチップが製紙原料として輸出されていましたが、紙・板紙の国内需要が縮小する現状から、日本製紙では、この会社で生産される木材を木質バイオマス燃料向けとして欧州に供給し、資源・エネルギー分野での新規事業に育成したい考えだとされています。


【板紙 国内製紙の市況】

1.王子HD、ミャンマーに段ボール工場建設

王子ホールデンィングスがミャンマーに段ボール工場を建設すると報道されました。2010年にマレーシアに設立された王子ペーパー・アジアを拠点とした東南アジア戦略が加速しており、

ベトナム 2013年初めに段ボール新工場稼働予定
カンボジア
インド 2013年末頃段ボール工場完成予定
ミャンマー 2014年夏、段ボール工場稼働予定

と、東南アジア各地での段ボール工場建設計画が進んでいるようです。
ミャンマーの豊富な森林資源を背景にインド・インドネシアに進出する計画もあると聞かれ、今後も活発な東南アジア戦略を推進していくものと思われます。

2.トーモクはベトナムに段ボール工場建設

段ボール・紙器製造大手のトーモクがベトナムに段ボール工場を建設すると報道されました。稼働は2014年秋ごろで、都市部の人口増による需要拡大に対応すると同時に、ベトナムに進出する日系企業の需要に応えるためであるとのこと。国内市場の縮小が続く現状に対応し、新興市場の開拓に力を入れると記事では伝えています。


【その他の市況】

1.家庭紙、下落一服

家庭紙の店頭価格の下落が一服したと新聞紙上にて伝えられています。東京紙商家庭紙同業会の調べで、調査対象品目全ての店頭価格が前月と同値だったとのことで、その要因として、製紙各社の安売り姿勢の転換が上げられています。
円安による原燃料高のため、大手各社は値上げを表明しており

王子ネピア 4月出荷分より10~15%の値上げ
日本製紙クレシア 4月出荷分より15%以上の値上げ
大王製紙

価格改定を前に各社安売りを控えているとのこと。再生紙製のトイレットペーパーでも安売りを控える動きが一部あるとのことで、家庭紙の安売りに歯止めが掛っている状況があるようです。

2.古紙問屋、買い取り価格上げ要請

関東製紙原料直納商工組合は、3月27日、製紙会社に古紙の買い取り価格の引き上げを要請したと発表しました。収益環境の悪化によるもので、供給責任が果たせなくなる恐れからと理由を説明しています。段ボール古紙の4月積みアジア向け輸出価格は3か月連続で上昇したとの発表もあり、米国の製紙会社が古紙調達を拡大するとの見方もあることから、古紙価格の上昇の基盤は整ったものと推察されます。
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※文章は新聞記事などを基に華陽紙業にて編集しております。実際の動向についてはお客様にて総合的にご判断頂きますよう、お願い申し上げます。

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