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紙の市況 (2013.8)詳細 8月30日更新分

【洋紙 国内紙の市況/状況】

1.王子HD 新興国中心に1000億円投資

国内需要の縮小が続く中、製紙メーカー各社で積極的な海外展開が進んでいます。王子ホールディングスについては、2015年度までの3年間で海外に1000億円を投資するとの記事が掲載されました。新興国を主な対象に、産業用紙中心の工場建設になるとのこと。記事によれば

①国内の印刷用紙を中心とした設備投資を抑制
②設備投資の海外向け比率を6割弱⇒8割超へ
③東南アジアとインドの15年度売上高を1,600億円へ(12年度比約4倍)

とのことで、

時期 相手国 内容
2013年春 カンボジア 段ボール新工場稼働。
2013年春 ベトナム 段ボール新工場稼働。食品包装等に使われる板紙の生産設備も導入。
2014年1月 インド ラジャスタン州に段ボール工場新設。
2014年夏 ミャンマー 段ボール新工場稼働。
インドネシア 進出策を検討。
ブラジル 感熱紙工場の能力を2015年にも最大で2倍に引き上げる方針。
段ボールなどの生産拠点の建設も検討。

と、世界のライバルに先行して東南アジアでの市場開拓を積極展開する方針です。
この戦略を推進することで、王子HDは現在16%程度の海外売上高比率を2020年には50%に引き上げ、国内需要への依存から脱却する方針であると、記事では伝えています。

2.紙・板紙 輸入は6か月連続減 輸出は高水準

円安傾向が続き輸入紙の流入が減っていると伝えられていますが、統計によると、紙・板紙の輸入量は、今年に入ってから前年同月比で6か月連続の減少、輸出量はコート紙・クラフト紙・中芯原紙で高水準となっているとのことです。
6月の紙・板紙の輸出入量を前年同月と比較すると

品種 輸出量前年同月増減 品種 輸入量前年同月増減
紙・板紙合計 25.3%増 紙・板紙合計 19.5%減
紙合計 12.1%増 紙合計 20.4%減
  コート紙 11.3%増   コート紙 14.3%減
  上級紙 2%減   中下級紙 45.3%減
  中質コート紙 101%増   中質コート紙 29%減
        PPC用紙 8.6%減
板紙合計 134.6%増 板紙合計 17.4%減
  中芯原紙 23.8倍と急増      
紙類合計
(加工紙含む)
20.2%増 紙類合計
(加工紙含む)
16.7%減
古紙 7.2%減      

とのことで、中芯原紙の急激な輸出量増の背景には、電機メーカーの海外進出に伴う、インドネシア・ベトナム・マレーシアなど前年実績のないアジア諸国との取引開始があると伝えられています。
円安傾向の継続と国内需要の縮小という背景が変わらなければ、この輸出増・輸入減は当面続くものと考えられます。

【板紙の国内の市況/状況】

1.段ボール古紙価格、2年ぶりに上昇

段ボール古紙の流通価格が2年ぶりに上昇したと報道されています。8月24日時点での古紙問屋の買取価格が前週比で約15%値上がりしたとのこと。アジア向け輸出価格の上昇と、8月以降国内製紙メーカーが買取価格の引き上げを実施したことが背景にあると記事では分析しています。
板紙の国内市況はメーカーの思惑に比して低水準で推移しており、今回の段ボール古紙買取価格の引き上げは、板紙製品自体の価格修正の前段階であるとの見方も出ています。今後の市況情報にご注意下さい。

 

【その他の市況】

1.古紙輸出価格 一段高

古紙のアジア向け輸出価格が一段と上昇していると報道されています。9月積み輸出価格は段ボール古紙で前月比1%高、新聞古紙で前月比1%高、雑誌古紙では前月比7%高となっているとのこと。高値の背景には

・中国などの需要家の積極的な買い付け
・日本国内メーカーの買取価格引き上げに対抗した、輸出価格の引き上げ
・中国での(雑誌古紙を使う)白板紙の増産⇒米クリスマス需要向け

があると報じられていますが、製紙原料である古紙の輸出価格の一段高が、国内メーカーの原料高につながる要因となりうるなど、他の紙市況に与える影響に関しては今後も注視が必要です。

 

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※文中敬称略
※文章は新聞記事などを基に華陽紙業にて編集しております。実際の動向についてはお客様にて総合的にご判断頂きますよう、お願い申し上げます。

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