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紙の市況 (2014.10)詳細  10月10日更新分

【洋紙 国内紙の市況/状況】

1.8月末在庫 減産するもまだ過剰判定

印刷用紙の8月末在庫がやや過剰であるとの判定が報じられています。8月末の在庫状況は、

品種 メーカー在庫 流通在庫
前月比 判定 前月比 判定
印刷用紙 +10% やや過剰 ▲2% 適正
段ボール原紙 6% やや過剰 2% 適正

とのことで、メーカー在庫は印刷用紙・段ボール原紙共にやや過剰であるとのこと。消費増税後の消費不振により、チラシ向け需要も低迷しており、コート紙の8月の国内出荷は前年同月比13%ダウンとなっており、需要回復にはなお遠い状況となっているようです。

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2.王子・北越紀州 チラシの落ち込みが業績に反映

日本経済新聞の記事によると、2014年4~9月期の業績は、王子HDの営業利益が前年同期比2割減、北越紀州製紙の経常利益が前年同期比43%増ではあるものの84%増としていた従来予想には届かない見通しとなったと伝えられています。ともに要因として上げられているのは、

・不動産や自動車向けチラシ・カタログの需要落ち込み
・円安による原燃料価格の上昇

などで、その他、王子HDにはパルプ市況の低迷によるブラジル子会社の苦戦、北越紀州には天候不順による白板紙の需要不振が響いているとしています。
同様の要因により日本製紙の株価も低迷していると伝えられており、いずれの製紙メーカーも収益改善が急務であるものと思われます。

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3.国際紙パルプ商事 「市原機密文書処理施設」をオープン

国際紙パルプ商事は10月1日、株式会社シオザワとの共同事業として、同日、千葉県市原市に機密文書処理施設をオープンしたと発表しました。

名称 ecomo LINCLE 市原センター
所在地 千葉県市原市
破砕・減容処理能力 250トン/月

同社は再生資源の有効活用を目指す事業の一つとして、機密文書処理ビジネスの強化を図るとしており、シオザワとの協力体制の元、紙に限定しない他業種・多方面への事業展開も念頭に置いていると表明しています。

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【洋紙の国外の市況/状況】

1.印刷用紙価格 アジアで下落の報

印刷用紙のアジア相場が下落したと新聞紙上で報じられています。香港市場における日本品の商業印刷向けの輸出価格が、前月比2%程度ダウンしているとのこと。背景には、

・日本での印刷用紙の需要低迷
・日本製紙メーカーの海外輸出意欲の高まり
・中国・欧米でも需要低迷

などがあると伝えられ、国内での販売不振を輸出でカバーしようとするも、海外でも需要が盛り上がっていない苦しい状況が浮かび上がってきています。

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【板紙の国内の市況/状況】

1.8月の段ボール生産 前年同月比4.5%減

全国段ボール工業組合連合会の速報値によると、8月の段ボール生産量は前年同月比4.5%減となったと伝えられています。飲料向けが好調で前年同月比0.1%増となった7月から一転、3か月ぶりに前年実績を下回り、前月比も16.1%減となったとのこと。8月は全国的な天候不順が飲料向けや青果物向け出荷の落ち込みとして反映され、生産量の低下につながったと記事では伝えています。

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2.王子マテリア 『グレーダン』を商品化

王子HDのペーパーライブラリーで現在開催中の第30回企画展にて、これまで様々な使い方が提案されてきたグレー色の段ボール、『グレーダン』が商品化へと動き出した様子が展示されていると報じられています。王子マテリアの名寄工場で生産している地券紙をベースに、”名寄工場にしかできないものをつくって、名寄ファンを増やしたい”というコンセプトの元、開発された商品とのこと。既に『グレーダン』の展示は今回で4回目となりますが、今までの3回で『グレーダン』誕生の経緯や、パッケージ、什器、ステーショナリーとしての使い方が提案され、段ボール=茶色という固定観念から脱した新商品の誕生に、注目が集まりそうです。

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【その他の市況】

1.パルプ輸入価格 9月は据え置き

パルプの9月積みの価格が据え置きで決着したと伝えられています。8月に続いて9月も、パルプメーカーは、需給の引き締まりを理由に値上げを要求していましたが、在庫増により値上げを取り下げたとのこと。価格はドル建てであるため円安進行の現況化では、製紙メーカーにとっては実質負担増となり、コスト増が製紙メーカーの収益の下落要因となる状況は続いているようです。

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2.家庭紙店頭価格も横ばい

家庭紙の店頭価格が9月も横ばいで推移したと報じられています。ティッシュペーパー・トイレットペーパーのいずれも8月と同水準とのこと。9月は需要も良く、量販店での特売も少なかったとのことで、今後原料コストの上昇が予想される中、メーカー側には価格維持姿勢が強いと記事では伝えています。

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【印刷・製品関連】

1.大日本印刷 色の再現にこだわったオリジナルタブレットの発売を決定

大日本印刷は9月30日、色味の再現性にこだわって台湾のパソコン受託生産会社と共同開発したLSIを搭載した、オリジナルの法人向けタブレット端末を12月に発売すると発表しました。同社は長年、”正しい色の再現”にこだわってノウハウを積み上げてきており、同社独自のトータルカラーマネージメントソリューション「IROMI®」を提唱、今回発売するタブレットは、その「IROMI®」を実現する第一弾の製品であるとしています。
この端末は、法人や学校教育、美術教育の現場に販売され、

販促活動 実際の商品と近い色の印刷物や電子カタログなどを作成することで、ブランドイメージを高める
学校教育 今後普及が見込まれるデジタル教材と紙の教材の色を合わせることで、両社の併用に備えると共に、ブルーライトを軽減する機能によって児童の目の健康維持に役立つ効果が期待できる
美術教育 従来行ってきた美術教育コンテンツとセットで提供し、新しい美術授業の試みを更に進化させる

などの活躍が期待されるとのこと。同社では、この「IROMI®」を再現するLSIを、今回のタブレットに限らず各種ディスプレーに搭載し、「IROMI®」の更なる浸透を目指していくとしています。

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2.凸版印刷 箱を開けずに『レンチン』できるパッケージを開発

凸版印刷は10月6日、外箱を開けずに電子レンジで加熱できる食品用パッケージの新製品を開発したと発表しました。食材を電子レンジで温める場合、従来は消費者が外箱を開け斜めに立てて、電子レンジ加熱に適する形に成形する必要がありましたが、今回の新商品は箱を開けることなく、あるいは1か所を破るだけで、レンジでチン、食品の入った内袋が蒸気で膨らんで外箱を開けてくれるというもので、外箱を開ける手間が無く、蒸気でやけどするリスクも低減したとのこと。同商品は11月上旬よりの販売を予定しており、高齢化や共働きの浸透で、食品調理を時短したいとのニーズに応えるものと期待されています。

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※文中敬称略
※文章は2014年10月10日現在、新聞記事などを基に華陽紙業にて編集しております。実際の動向についてはお客様にて総合的にご判断頂きますよう、お願い申し上げます。

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