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紙の市況 (2014.5)詳細  5月20日更新分

【洋紙 国内紙の市況/状況】

1.日本製紙 コピー用紙を再値上げの報道

日本製紙がコピー用紙の再値上げを打ち出したと報じられています。今春、APPなど輸入紙メーカーが10%以上の値上げを決行したことが背景にあるとのこと。日本製紙は

値上げ時期 値上げ幅
10月出荷分より 6%以上

とし、今春の値上げで転嫁しきれなかった原燃料上昇分を転嫁し、収益改善を狙うとしています。
消費増税前の駆け込み需要から、コピー用紙の3月の国内出荷は対前年同月比23%増、4月も反動減が思ったほどは出ていないとのことで、落ち込みが予想される5月以降も需給は大きくは緩まないと、日本製紙は判断していると伝えられており、大手通販がこの値上げにどう反応するか、他の国内製紙メーカーが追随するかどうかなど、今後の広がりに注目が集まりそうです。

2.製紙各社 2014年3月期決算短信発表

5月に入り、製紙各社の2014年3月期決算が正式に公表されています。王子ホールディングスと日本製紙のサイトに公表された結果によりますと、
【王子ホールディングス】

売上高 営業利益 経常利益 当期純利益
公表額
(単位:百万円)
1,332,510 62,023 70,358 33,801
対前期増減率 +7.3% +18.4% +28.9% +32.0%

【日本製紙】

売上高 営業利益 経常利益 当期純利益
公表額
(単位:百万円)
1,081,277 28,536 28,188 22,770
対前期増減率
(日本製紙グループ本社との比較)
+5.5% +13.5% +22.1% +113.7%

と、いずれも増収増益のこと。好成績の要因として、両社は

王子HD ・海外事業の一層の展開
・機能材製品の開発強化・生産能力増強
・パルプ販売など資源環境ビジネスの好調
・段ボール事業における、消費増税前の駆け込み需要
日本製紙 ・輸入紙減少による、印刷・情報用紙の業績回復
・家庭紙部門における、消費増税前の駆け込み需要
・新設住宅着工戸数の増加などによる、木材・建材事業の好調
・清涼飲料水事業では、原価改善や販管費削減などによるコストダウン

などを上げています。
また、来期は、原燃料価格上昇分を転嫁した販売価格修正が年間を通して業績に反映されることから、2015年3月期の営業利益を、王子HDは12.8%増、日本製紙は40.1%増と見込んでいます。

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【洋紙の国外の市況/状況】

1.王子HD、南通工場を年内本格稼働

王子ホールディングスが、中国江蘇省に建設した南通工場を、年内に本格稼働させると新聞紙上に掲載されています。6月からパルプ設備の試運転を始め、早期にパルプと紙の、同工場敷地内での一貫生産を軌道に乗せる方針とのこと。同工場のパルプ設備は、排水を黄海に流すパイプの建設が住民の反対により遅れていましたが、再設計した排水浄化再利用設備が当局の認可を得られたため、パルプ設備運転の目途が立ったとのことです。
当初の計画では、南通工場は年産80万トンと中国最大規模となる予定であり、本格稼働後の紙の動きに注目が集まりそうです。

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【板紙の国内の市況/状況】

1.レンゴー 2014年3月期の決算発表

レンゴーは5月13日、同社サイトにて、2014年3月期通期の決算短信を公開しました。公開された数字によると、

売上高 営業利益 経常利益 当期純利益
公表額
(単位:百万円)
523,141 14,221 15,354 3,702
対前期増減率 +4.1% ▲40.5% ▲36.6% ▲71.4%

とのことで、5月8日の発表の通り、増収減益の結果となっています。
増減の要因は、

増収要因 ・食品向け・医療向けの段ボール・紙器の好調
・消費増税に伴う前倒し需要
・コンビニエンス向け軟包装需要の好調
・原子力発電所事故関連の除染用コンテナバッグの需要増加
・石油化学関連需要の回復
減益要因 ・原燃料価格の一段の上昇
・公正取引委員会から通達の課徴金納付に備えた引当金を特別損失に計上

などとのことで、来期は原燃料価格上昇分の転嫁が進み、また、特別損失分が無くなるとの見通しから、売上高で+2.3%増、営業利益が+26.6%増などの、増収増益の見込みとしています。
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【板紙の国外の市況/状況】

1.レンゴー タイの軟包装メーカーへ資本参加

レンゴーは5月14日、同社サイトにて、合弁会社を通じて、タイの軟包装メーカーであるプレパック・タイランド社の株式を取得し、資本参加したと発表しました。フィルムを素材とする軟包装は、食品や日用品に使用される、東南アジアで今後大きな需要の伸びが期待されている分野とのことで、プレパック・タイランド社への資本参加により、レンゴーは海外における軟包装事業拡大の重要な拠点を確保することになるとのこと。レンゴーは同合弁会社を通じてベトナムにも軟包装工場の建設を進めており、今後も同社の海外進出の拠点が順調に増えていくものと思われます。
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【その他の市況】

1.古紙価格 下落傾向

古紙の価格が下落傾向にあると報じられています。中国の買いが鈍くなり、輸出業者が古紙を高値で確保する動きが見られなくなってきているとのこと。国内の古紙在庫は減少しているとの報道もありますが、消費増税後は需要も減少するとの見方もあり、レンゴーが古紙の買値を引き下げたとの報道からも、今後古紙需要は減少し、価格は下落傾向であるとの見方が強いようにも思われます。

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2.家庭紙 更なる値上げ模索

家庭紙の東京地区の店頭価格が3~5%上昇していると報じられています。消費増税分が転嫁されたもので、品種によっては増税分以上に価格が上がっているものもあるとのこと。4月の出荷量はトイレットペーパーで前年同月比12.5%減、ティッシュペーパーで21.7%減などの反動減があったようですが、家庭紙メーカーでは、原燃料コスト上昇分を転嫁しきれていないとして、5月末~6月に更に10%以上の値上げを打ち出しているところもあるようです。

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【印刷・製品関連】

1.岐阜県と楽天が移動図書館サービス開始

楽天が5月14日、岐阜県で移動図書館のサービスを開始したと報じられています。専用ワゴンに岐阜県図書館の児童書や電子ブックリーダー、閲覧用タブレットを積み込んで図書館の無い地域を巡回し、図書や電子書籍を貸し出すというもので、自治体との共同事業は岐阜県が初とのこと。楽天は教育振興や地域活性化に貢献することでビジネス拡大につなげる狙いであると、新聞紙上では伝えられています。

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※文中敬称略
※文章は新聞記事などを基に華陽紙業にて編集しております。実際の動向についてはお客様にて総合的にご判断頂きますよう、お願い申し上げます。

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