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紙の市況 (2014.8)詳細  8月29日更新分

【洋紙 国内紙の市況/状況】

1.減産 更に強化の報道

大手製紙が減産を更に強化するとの報道がされています。

日本製紙 コート紙を中心に、7~9月の生産を75,000トン削減。前年同期の2割減。
当初計画の50,000トン減から、25,000トン上積み。
王子製紙 6~8月の生産を月10,000トン強(1割程度)削減。当初計画では8月までだったが、
9月も10,000トン前後減産。
大王製紙 8~10月に18,000トン(1割弱)減産。

製紙各社はこれまでも減産を実施していますが、需要が想定以上に落ち、在庫減少に結びついていないとのことで、市況維持のため、減産を拡大する方針を打ち出しています。

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2.包装紙 価格修正発表続く

20日にお伝えした、王子マテリア、大王製紙、特種東海製紙に続き、中越パルプ工業、北越紀州製紙が値上げ発表を行っています。

メーカー 発表日 対象 値上げ幅 実施時期
王子マテリア 8月5日 両更クラフト紙(一般、重袋)、
純白ロール紙等、
包装用紙全般
現行価格の
12%以上
平成26年
10月1日出荷分より
大王製紙 8月11日 クラフト紙(両更、半晒、晒、色)、
ヤンキー紙(片艶晒、純白、筋入、
未晒片艶、金属合紙・建材用原紙 他)
現行価格
+12%以上
平成26年
10月1日出荷分より
特種東海製紙 8月19日 重袋用両更クラフト紙
一般両更クラフト紙
加工原紙及び特抄原紙
現行価格
+12%以上
平成26年
10月1日出荷分より
中越パルプ工業 8月21日 未晒クラフト紙(重包装、軽包装、半晒クラフト)
晒クラフト紙(両更、片艶)
純白ロール
現行価格
+12%以上
平成26年
10月1日出荷分より
北越紀州製紙 8月22日 純白ロール紙
片艶晒クラフト紙
両更晒クラフト紙
現行価格
+12%以上
平成26年
10月1日出荷分より

次々と発表が続く中、まだ発表が無いメーカーの動向にも注目が集まりそうです。

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3.北越紀州と三菱 販売子会社を合併

北越紀州製紙と三菱製紙が8月25日、それぞれの子会社である販売会社を平成27年4月1日をめどに合併させる方向で、基本合意書を締結したと発表しました。対象の子会社は三菱製紙販売と北越紀州販売で、三菱製紙販売が存続会社になる方向であるとのこと。両社の発表から、内容を抜粋すると、

経営統合の背景 国内市場の成熟化、電子媒体の拡大や人口減少など、構造的要因による需要減や市況低迷に対応するため、販売力や競争力の強化が不可欠
経営統合による利点 ①商品の補完性による品揃えの拡大(北越紀州製紙の色上質・白板紙・特殊紙等と、三菱製紙の感熱紙・感圧紙等の情報特殊紙・FSC認証紙など)
②各々の販売ルートを活かした新規顧客の獲得
③営業拠点・物流システムの統合による効率化
形態 三菱製紙販売を存続会社、北越紀州製紙を消滅会社とする合併
新会社は三菱製紙と北越紀州製紙の共同支配企業という形態をとる予定。
スケジュール 平成26年8月25日 経営統合の検討開始に向けた基本合意書の締結
平成27年4月1日 合併期日(予定)
但し、今後の様々な事由への対処により、計画変更、計画自体の見直しを行う可能性あり
新会社の
基本事項等
現三菱製紙販売の本店所在地が新会社の本店所在地に。
初代の代表取締役社長は三菱製紙が指名、以後は交互に指名の予定。
経営統合比率は今後検討。

販売子会社の合併が親会社に与える影響や、他の関係会社との動向など、今後の展開に注目が集まりそうです。

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4.日本製紙の新型飲料パックが初採用

日本製紙は8月25日、2012年に開発した紙パック『NP‐PAK+R(エヌピーパックプラスアール)』が、初めて採用され、市場に流通することになったと発表しました。四国乳業がリニューアル発売する乳飲料『濃厚4.5』の容器に採用されたとのことで、

従来の屋根型パックの使いやすさに加え
①屋根の形状に曲線を加えたことによる、アイキャッチ性の高さ
②非対称形状により「あけくち」が分かりやすい
③急須のように丸みを帯びた注ぎ口で、飲料が注ぎやすい

などの『NP-PAK+R』の特徴が活かされたデザインであるとのこと。
今後のスケジュールについて同社では、8月29日より製造が開始され、順次店頭で販売される予定であるとしています。

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【洋紙の国外の市況/状況】

1.中国政府 老朽化設備廃棄目標を引き上げ

中国政府が老朽化した紙パルプ設備の廃棄目標を更に引き上げたと報じられています。2014年中に廃棄すべき目標としては、7月、従来の目標に上乗せした397万トン分が既に公表されていましたが、今回更に上乗せされ、463万トン分のリストが公表されたとのこと。多くが規模の小さな工場の旧式マシンですが、一部大手メーカーのマシンも含まれており、リストアップされた設備は9月までに操業停止、12月までには廃棄することが義務付けられていると伝えられています。

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【板紙の国内の市況/状況】

1.白板紙値上げ 三菱も

三菱製紙が20日、白板紙の値上げを発表しました。白板紙に関する値上げの発表では、レンゴー、日本製紙、北越紀州製紙が先行しています。

メーカー 発表日 値上げ対象 値上げ幅 実施時期
レンゴー 1月24日 コート白ボール全般 現行価格より15% 3月1日納入分より
(一部実施済み、
現在も交渉継続)
日本製紙 7月31日 コート白ボール
特殊板紙
高級板紙
各品種10%以上 10月1日出荷分より
北越紀州製紙 8月5日 白板紙全品種 現行価格の10%以上 10月1日出荷分より
三菱製紙 8月20日 白板紙全般(高級板紙、特殊板紙) 10%以上 10月1日出荷分より

白板紙の国内出荷は6月までの前年比増加から7月には減少に転じており、需要の伸びを伴わない、原燃料高騰による今回の価格修正交渉がどう進むか、注目が集まりそうです。

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【その他の市況】

1.ティッシュペーパー国内出荷盛り返す

日本家庭紙工業会の調べで、7月のティッシュペーパーの国内出荷が前年同月比1.5%増と、4か月ぶりに前年同月比でプラスに転じたと報じられています。トイレットペーパーも前年同月比0.9%減と、マイナス幅が縮小されたとのこと。4月以降、消費増税前の駆け込み需要の反動減が続いていましたが、買い溜めした一般家庭の在庫が徐々に減り、反動減が和らぎつつあると同工業会では見ているようです。なお、価格に関しては、東京地区の店頭価格ベースで、消費増税に絡んで前月比3~5%上昇した4月以降、横ばいの状態が続いていると報じられています。

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2.古紙7月末在庫増加

古紙の7月末在庫が増加したと報じられています。関東製紙原料直納商工組合に属する32社の合計で、前月末比9%、前年同月末比9.4%の増加とのこと。製紙各社の減産で需要が鈍っているのが主要因とのことで、今後の減産の拡大が更に影響を与えるものと思われます。

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【印刷・製品関連】

1.大日本印刷 「レシーピ!®」を利用した広告サービス販売

大日本印刷は8月4日、同社が無料提供しているスマートフォン用家計簿アプリ「レシーピ!®」を用いた、お勧め商品提案サービスの本格的な販売を開始したことを発表しました。「レシーピ!®」は、スマホで買い物のレシートを撮影すると、

①どこで何をいくら買ったかを瞬時に記録してくれるお小遣い帳機能
②買った食材に応じたお勧めレシピ(NHK「きょうの料理」で紹介された有名講師のもの)を表示
③毎月の収支や費目別内訳グラフなどを表示する家計簿機能
④目標貯金額や期間を設定できる節約機能

など、多彩な機能で気軽に買い物管理や節約が継続できると評判の無料アプリですが、今回追加された広告表示機能「レシーピ!ウレCM®」は、アプリ利用者の購買行動を分析、依頼者である企業がPRしたい商品の中から利用者が興味を持ちそうなお勧め商品を提案すると同時に、それが購買につながったかどうかも分析して広告掲載企業に提示するという機能で、テストマーケティングの結果、アプリのユーザーからも概ね好意的な反応が得られたとして、8月より企業向けに本格的な販売を始めるとしています。同社では、飲料メーカーや食品メーカーによる同サービスの利用を想定し、2016年度までに15億円の売上を目指すとしています。

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※文中敬称略
※文章は2014年8月29日現在、新聞記事などを基に華陽紙業にて編集しております。実際の動向についてはお客様にて総合的にご判断頂きますよう、お願い申し上げます。

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