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紙の市況 (2014.9)詳細  9月10日更新分

【洋紙 国内紙の市況/状況】

1.日経42種8月末値 紙は横ばい

産業資材や燃料などの企業間取引価格を指数化している日経商品指数42種の8月末の数字が、8月30日、日本経済新聞紙上にて発表されました。原油安を背景に石油製品が軒並み下落する一方、輸入合板やセメント、アルミや鉛などが値上がりして、素材ごとに強弱が分かれているとのこと。紙・板紙に関しては

8月末指数
(1970年=100)
前月比 前年同月比
紙・板紙 154.854 +5.5

と、横ばいの数字となっていますが、10月には複数メーカーの包装用紙、白板紙の価格修正を控え、日本製紙からは情報用紙の値上げの実施も発表されており、今後の市況の動向に注目が集まりそうです。

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2.7月末在庫 減産で減少

印刷用紙の在庫が減産で減少していると報じられています。7月末の在庫状況は、

品種 メーカー在庫 流通在庫
前月比 判定 前月比 判定
印刷用紙 ▲2% やや過剰 ▲5% やや過剰
段ボール原紙 ▲5% 適正 +5% 適正

との状況で、減産により在庫は減りつつあるとのこと。4月以降、チラシ向け等の出荷不振により国内出荷は前年実績を割り込んでいるため、需給が強力に引き締まるまでには至っていませんが、秋の需要期を迎える9月にもメーカーは減産を継続する予定であり、一部流通でそれに対応する動きも出ているとの話もあるようです。

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3.国際紙パルプ商事 『Indigo20000』印刷機の見学ツアー開催

国際紙パルプ商事が株式会社精工のつくば工場に設置された『HP Indigo20000』デジタル印刷機の見学ツアーを開催すると発表しています。デジタル印刷機の最先端の技術を目にすることができると同時に、パッケージ関連でのデジタル印刷の活用方法に関するプレゼンも行うとのこと。参加は無料ですが事前登録が必要とのことで、申込期限は9月19日となっています。

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4.日本紙パルプ商事 書店経営事業に参入

日本紙パルプ商事が複合書店経営事業に参入、このほど事業会社として新会社を設立したと発表しました。

名称 株式会社リーディングポートJP
所在地 東京都中央区勝どき3-12-1 フォアフロントタワー
資本金 30百万円

新会社は2015年春に一号店を出店すべく準備中とのことで、既存の書店のスタイルにとらわれない取り組みを企画中と、同社では意気込みを語っています。

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【洋紙の国外の市況/状況】

1.中国 8月の市況

中国の7月の市況が伝えられています。ある情報によると

パルプ 針葉樹パルプは8月も値上げ浸透はせず。広葉樹パルプは依然弱含んでいるが、価格は横ばい。王子南通が生産開始直後のものと思われるオフグレード品を8月末より販売開始。低価格で流通。
古紙 秋のイベントを控え包装用紙需要が伸びているものの、原材料価格に反映されるほどの伸びは見られず。
印刷用紙 需要は8月も低調。価格は横ばい。9月の需要増に期待する動き。
段ボール原紙 出荷は比較的好調も、7月に公表された値上げ価格を取りきるまでには至らず。

などの動きが伝えられています。

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【板紙の国内の市況/状況】

1.白板紙値上げ 中パが発表

レンゴー、日本製紙、北越紀州製紙、三菱製紙に続いて、9月3日、中越パルプ工業が白板紙の値上げを発表しました。

メーカー 発表日 値上げ対象 値上げ幅 実施時期
レンゴー 1月24日 コート白ボール全般 現行価格より15% 3月1日納入分より
(一部実施済み、
現在も交渉継続)
日本製紙 7月31日 コート白ボール
特殊板紙
高級板紙
各品種10%以上 10月1日出荷分より
北越紀州製紙 8月5日 白板紙全品種 現行価格の10%以上 10月1日出荷分より
三菱製紙 8月20日 白板紙全般(高級板紙、特殊板紙) 10%以上 10月1日出荷分より
中越パルプ工業 9月3日 高級板紙、特殊板紙、加工用原紙 10%以上 10月21日出荷分より

今週中にまだ値上げ発表するメーカーがあるとの噂も囁かれており、包装紙を含めた価格修正がいよいよ本格化しそうな気配が漂っています。

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2.段ボール生産 飲料向けが好調

全国段ボール工業組合連合会の調べによると、7月の段ボール生産は前年同月比0.1%増で、2か月連続で前年実績を上回る結果になったと報じられています。7月は飲料向けが好調で業績に反映されたとのこと。ただ、今夏の天候不順が全国規模で影響を与えている可能性があり、8月の出荷は飲料向けなどで減っている可能性があると同連合会では判断していると伝えられています。

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3.トーモクが段ボール値上げ発表

段ボール製品国内3位のトーモクは9月8日、同社サイトにて段ボール製品の値上げを発表しました。

対象・値上げ幅 段ボールシート 現行価格+5円/㎡以上
段ボールケース 現行価格+10%以上
実施時期 平成26年10月1日納入分より
改定理由 原燃料や輸送コスト上昇分の転嫁

昨年秋より値上げ交渉が続いている段ボール原紙メーカーの値上げ姿勢が、ここに来て一層強硬となり、値上げは避けられないものとして製品への転嫁を図るとのことで、トーモクのこの発表が、レンゴーや王子コンテナーなど、先行している段ボール製品メーカーの値上げ交渉にプラスに働き、製品値上げが本格化するのではないかとの見方も出ているようです。

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【その他の市況】

1.パルプメーカー 8月値上げ提示

パルプの8月積みの価格に関して、北米メーカーが前月比1%高の値上げを提示したと報じられています。北米パルプメーカーの定期修理により在庫が適正水準を下回り、需給が引き締まっているためとのこと。ただ、4月以降再三の値上げ要望も、最大の需要国である中国は製品価格低迷を理由に受け入れなかったとの経緯があり、また、夏の不需要期にパルプ在庫が増加したとの背景もあって、今回の値上げ要望も交渉は難航するのではないかとの見方があるようです。

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【印刷・製品関連】

1.大日本印刷 多様なメディア展開を容易にするシステムを販売

大日本印刷は9月3日、既に販売しているPROMAXシリーズのシステムを改良した『PROMAX NEO』を同日発売開始すると発表しました。従来のPROMAXは、サーバでチラシやカタログなどのコンテンツを一元管理し、複数部門がウェブ経由でアクセスして印刷物の制作や承認手続きを行うものでしたが、『PROMAX NEO』は紙メディアだけでなく、デジタルメディア向けのコンテンツ制作にも対応しているとのこと。このシステムにより、

①ある部門がチラシやカタログなどのコンテンツを作成
②他の部門がそのコンテンツを利用して他メディアに展開。
紙(チラシ、DM、カタログ、ポスターなど)、電子(パソコン、スマートフォン、タブレット、電子カタログ、デジタルサイネージなど)と、多様な形態への利用が可能。
③コンテンツの更新情報もクラウド上で管理するため、複数部門で最新情報を共有できる
④承認機能を利用して担当や拠点で制作したコンテンツを管理者や本社がチェック、未承認のコンテンツが配信されることを防止

などの効果が期待でき、一つのコンテンツを利用した多メディア展開が従来より容易に実現できるとして、同社では、保険・金融・不動産・流通など全国展開する業種を対象に、販売の拡大に動くとしています。

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2.古河電池と凸版印刷が非常用空気電池を開発

古河電池と凸版印刷は8月29日、世界初の紙製容器で出来た非常用マグネシウム空気電池『マグボックス』を開発したと発表しました。古河電池より2014年12月中旬に発売される予定であるとのこと。この電池は、東日本大震災の被災地に立地する古河電池が災害時の重要課題の一つである携帯機器の電池切れによる情報遮断の問題を解決するために、凸版印刷と共同開発してきたもので、

①水や海水を入れるだけで発電
②スマートフォンを最大30回充電できる大容量
③世界初の紙製容器で出来たマグネシウム空気電池であるため、重量が軽く、使用後の廃棄も容易

などの利点があるとのこと。
この電池の発表以後3営業日、古河電池の株価は上昇してストップ高を続け、この電池への世間の関心が高いことを窺わせました。

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※文中敬称略
※文章は2014年9月10日現在、新聞記事などを基に華陽紙業にて編集しております。実際の動向についてはお客様にて総合的にご判断頂きますよう、お願い申し上げます。

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