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紙の市況 (2015.7)詳細  7月10日更新分

【洋紙 国内紙の市況/状況】

1.7~9月産業景気予測発表

 7月5日の日本経済新聞にて、同社がまとめる主要30業種対象の7~9月の産業景気予測が発表されました。『広告』は「薄日」、『紙・パルプ』は「小雨」の判定が継続されており、依然『紙・パルプ』には厳しい評価となっています。

広告 150710_usubiusubi 景気回復、賃上げ等の影響で上向きとの見方。世界陸上、東京モーターショー等の大型イベントも貢献。20年のオリンピックのスポンサー集めも本格化。
紙・パルプ 150710_kosamekosame 印刷・情報用紙の値上げ浸透も、原燃料高、国内需要減、電子媒体の増加などが依然マイナス要素。国内需要の低迷分は輸出拡大で補う動き。

 その他の業種では、緩やかな景気回復の影響か、『晴れ』と『薄日』が合わせて17業種と、30業種のうちの半分以上を占める予測となっています。

判定 業種名
晴れ 通信 夏~秋にスマホの新機種。2台目需要を狙う動きも盛ん。
人材派遣 技術者、サービス、外食など採用意欲は旺盛。賃金も上昇傾向。
旅行・ホテル 国内旅行堅調。ホテル需要も高止まり。欧州方面は苦戦。
薄日 14 石油 原油価格緩やかに上昇。ガソリンスタンドの販売数量も前年同期比1~2割の伸び。
化学 原料価格下げ止まりで輸出が底堅く、国内需要も持ち直すとの見方。
建設・セメント 民間建築需要は堅調。セメントは公共工事の減少などで弱含み。
繊維・アパレル 炭素繊維の産業用途が拡大。機能性衣料も堅調。
産業・工作機械 秋ごろまでは国内の設備投資が高水準で推移する見通し。外需は中国向け好調も、米国・欧州が懸念材料。
情報 情報漏洩対策、ビッグデータ分析関連に商機。ハード分野は落ち込み。
食品・飲料 値上げ品目が拡大。相次ぐ値上げが消費者離れを呼ぶ危険も。
リース 国内景気回復を受け、設備投資が持ち直し。
電子部品・
半導体
スマホ関連出荷が継続。デジタル家電に復調の兆し。IoTの進行が鍵。
スーパー 内食志向でサラダや惣菜が堅調。首都圏には高級志向も。
ドラッグストア 消費増税前の客足水準に回復。大手は訪日外国人客取り込み急ぐ。
ネット
サービス
電子商取引、スマホによる個人間取引などが引き続き拡大。物流コスト上昇が懸念材料。
アミューズメント ゲームソフトに新作・話題作の販売が続き、ハードの需要にも波及の見方。
広告 (上記)
曇り 11 鉄鋼・非鉄 自動車用・建設用などの鋼材の回復はずれ込みそう。海外では鋼材市況は低迷も非鉄の銅は堅調。
マンション・住宅 郊外向けマンションなどは厳しい状況も、首都圏の高額物件は好調。戸建ての販売に明るさ。
自動車 消費増税後の低迷続く。軽の販売も増税等の影響で低水準。
プラント・造船 プラントは原油価格の下落、造船は市況低迷などの影響で新規受注が減少。
家電 国内でテレビ販売が復調。海外はドル高で収益確保が鍵に。
精密機械 スマホ台頭によりデジカメ市場が縮小。企業向け複合機は海外が好調。
医薬 後発医薬品の処方拡大。新薬メーカーは販売が落ち込む恐れ。
貨物輸送 ネット通販により宅配便需要に底堅さ。海上コンテナは市況低迷で採算割れも。
百貨店 訪日客、富裕層は依然好調。賃上げ等が今後どう影響するかが鍵。
コンビニ 増税影響一巡し、4月の前年比はプラスも、前々年比は依然マイナス。各社商品開発に注力。
外食 値上げの動き拡がり、客単価は改善も客数の減少が続きそう。
小雨 紙・パルプ (上記)
電力 一部原発の再稼働で収支改善も、依然先行きは不透明。

 4~6月の景気予測を上方修正した業種も多く、明るい見通しが語られていますが、中国やギリシャなどの不安定要素がどう影響するかには十分な注意が必要になりそうです。

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2.5月末紙在庫 前月比増加

 5月末の産業資材在庫が7月3日の日本経済新聞紙上にて報じられました。産業資材全般で過剰感が再び強まっていると表現されていますが、紙の在庫も前月比増加となっています。

流通 品種 1月末 2月末 3月末 4月末 5月末
前月比 判定 前月比 判定 前月比 判定 前月比 判定 前月比 判定
メーカー在庫 印刷用紙 ▲1% 適正 ▲7% 適正 ▲1% 適正 +2% 適正 +9% 適正
段ボール原紙 +7% やや過剰 +2% やや過剰 +4% 過剰 ▲4% 過剰 +7% 過剰
流通在庫 印刷用紙 +5% 適正 ▲3% 適正 ▲8% 適正 ▲1% 適正 +10% 適正
段ボール原紙 0% 適正 +2% 適正 +8% 過剰 ±0% 過剰 +6% 過剰

 印刷用紙の5月末在庫が前月比で増加しているにも関わらず判定が『適正』である理由を、同紙は「7月から需要が回復するとの見方があり、定期点検のためのマシン休止を前に在庫が積み増されている状況であるため」と報じていますが、足元では需要が前年割れを続けている状況もあり、今後も需給には更なる関心が寄せられそうです。

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【洋紙の国外の市況/状況】

1.アジア向け市況 横ばい

 印刷用紙のアジア向け輸出価格が横ばいとなっていると報じられています。指標となる香港市況で6か月連続の横ばいを続けているとのこと。円安が続き、値下げする余地が出て来たと見る向きもあるようですが、値下げしても需要が増えることが無い状況から、各社、値下げには慎重であると、同記事は伝えています。

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【板紙の国内の市況/状況】

1.段ボール生産 5月は再びマイナスに

 5月の段ボール生産が速報値で前年同月比2.3%減となったと報じられています。4月に半年ぶりに前年同月比プラスとなっていましたが、再びマイナスに転じたとのこと。
 4月と同様5月も、前年同月は消費増税前の駆け込み需要の反動減が見られた時期であり、それより更にマイナスとなったことは需要が低迷していることの表れとも見られます。国内需要が減少を続けている印刷用紙とは異なり、段ボールの国内需要は伸びるものとの予測がされていますが、大手メーカーの供給能力の拡大が需要を上回っている結果、段ボール製品の値上げが進んでいないとの報道もあり、今後も需給バランスと市況の変動に注目が集まりそうです。

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【板紙の国外の市況/状況】

1.レンゴー ベトナムメーカーに資本参加

 レンゴーは6月30日、同社のタイの合弁会社がベトナムのティン・タイン・パッキング社に出資、株式の80%を取得したと発表しました。ティン・タイン・パッキング社はベトナムの軟包装メーカーで、同市場で有力な地位を占めているとのこと。
 レンゴーは引き続き、合弁会社を通じて東南アジアの軟包装事業の拡大を図り、あらゆるパッケージングニーズに応えられる供給体制を充実させていくものと表明しています。

【その他の市況】

1.大王製紙も家庭紙値上げ再要請

 日本製紙クレシア・王子ネピアに続いて、大王製紙も家庭紙の値上げを再要請していることが報じられました。

メーカー 値上げ幅 実施日
日本製紙クレシア 10%以上 平成27年7月1日出荷分から
王子ネピア 10%以上 平成27年7月21日出荷分から
大王製紙 10%以上 平成27年8月21日出荷分から

 大王製紙の要請により、大手3社の値上げが出揃ったことになると報じられています。
 値上げを打ち出した昨年末より円安が進み原材料コストが更に上昇していること、再生物の家庭紙の値上げが浸透してきていること、などを背景に、今回の値上げ再要請がどう事態を動かすかに注目が集まりそうです。

2.富士フイルムが伸びるインク発売

 富士フイルムは7月3日、同社グループの富士フイルムグローバルグラフィックシステムズ株式会社(FFGS社)から、ワイドフォーマットUVインクジェットプリンター用の新しいインクを発売すると発表しました。新インク『Uvijet KV インク』は、

・印刷後10倍の面積まで伸ばしても、インクのひび割れや切れを起こさない
・高い密着性、耐熱性

との特徴から、

・従来スクリーン印刷で対応していたものがデジタル化でき、短納期・小ロット多品種が可能に
・立体物への印刷も綺麗
・フルカラーやグラデーションも可能
・版保管が不要
・印刷現場のスキルが不要

等の利点が実現できるとのこと。
 同社は立体看板やディスプレイ、家電や産業機器の操作パネル、自動車の内装部品、自販機の商品見本、アミューズメント機器の装飾などの用途を想定しており、CMYK+ホワイトのラインナップでプリンター販売との相乗効果を狙っていくものと思われます。

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【印刷・製品関連】

1.凸版印刷 書籍制作支援クラウドサービスを提供

 凸版印刷は7月6日、書籍の入稿・編集・校正がクラウド上で行える書籍制作支援サービス『TOPPAN Editorial Navi』を8月上旬より提供開始すると発表しました。このサービスは、

・書籍の入稿、編集、校正、確認などがクラウド上で行え、場所・時間を選ばず作業できる合理性を実現
・一つのデータから書籍印刷や電子書籍化、多メディア展開など、多様な出力が可能で、制作コストが削減

などの特徴があり、印刷書籍と電子書籍の同時発売など、ハイブリットな出版ニーズに対応しているとのこと。
 まずは出版社などの利用を見込み営業展開していくとのことですが、今後更に開発を進め、一般企業のマニュアルや各種添付文書などにも用途を広げていく方針であると同社は表明しています。

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※文中敬称略
※文章は2015年7月10日現在、新聞記事などを基に華陽紙業にて編集しております。実際の動向についてはお客様にて総合的にご判断頂きますよう、お願い申し上げます。

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