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紙の市況 (2015.7)詳細  7月31日更新分

【洋紙 国内紙の市況/状況】

1.王子HD 2015年4~6月期の見通し報道

 王子ホールディングスの2015年4~6月期の見通しが報道されました。記事によると、

売上高 13%増 昨年買収したニュージーランドのパルプ・段ボール事業が貢献。
中国・南通工場でパルプ設備が稼働、パルプ・紙一貫生産体制が始動。
東南アジアなど海外の段ボール事業が堅調に推移。
国内で機能性フィルムなど化成品販売が増加。
営業利益 約5割増 国内では、円安による原燃料コスト上昇分を生産合理化と値上げで吸収。
ブラジルで、パルプ製造のセニブラ社の収益が市況改善やレアル安により増加。

(7月23日の日本経済新聞記事より、華陽紙業にて抜粋・編集)

 王子ホールディングスの正式な業績発表は7月31日に予定されていますが、通期の営業予想を据え置くものとの予想を日本経済新聞は報じています。

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2.王子製紙 富岡工場7号マシンを停止

 王子製紙は7月21日、富岡工場の7号マシンを来年3月停機すると発表しました。

対象 王子製紙富岡工場7号マシン
主要生産品種 加工原紙、上質紙
生産能力 年産4万4千トン
停止時期 2016年3月予定

 停機の理由を同社は、中越パルプ工業との業務提携による生産体制の合理化の一環としており、今後も同様の合理化策が漸次構じていかれるものと思われます。

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3.日本紙パルプ商事 太陽光発電所が稼働

 日本紙パルプ商事は7月24日、同社の子会社が釧路で進めていた発電所建設工事が完了し、営業運転を開始したと発表しました。

名称 株式会社エコパワーJP 釧路音別太陽光発電所
所在地 北海道釧路市
年間発電量予想 約2,600万kWh(一般家庭8,000世帯分の年間使用量に匹敵)
営業運転開始日 2015年7月1日

 同社は他に岩手県2か所、島根県・宮城県・岐阜県に各1か所の発電事業子会社を有しており、木質バイオマスや太陽光などの再生可能エネルギーによる発電事業を通して、環境負荷低減や地域貢献を目指していくものと表明しています。

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【洋紙 国外の市況/状況】

1.三菱製紙 ドイツで情報用紙を値上げ

 三菱製紙がドイツ工場の情報用紙を値上げすると報じられました。記事によると、

対象 ドイツ工場で生産する感熱紙、ノーカーボン紙
値上げ幅 8%
時期 2015年9月より
理由 ・原材料価格上昇の転嫁
・競争激化により赤字体質が続くドイツ事業の採算改善

 同工場の情報用紙の主な販売先は欧州の印刷会社であるとのこと。ドイツ事業は三菱製紙の売上高の5分の1を占めるとのことで、ドイツ工場の採算改善は三菱製紙全体の収益改善にもつながっていくものと思われます。

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2.アジア向け輸出価格 横ばい続く

 印刷用紙のアジア向け輸出価格が横ばいを続けていると報じられています。香港向けでは、年初に下落後、8月積みを含め7か月連続で横ばいとなっているとのこと。中国では景気減速や株価の乱高下から経済の先行きを不安視する動きが広がっているとのことで、

パルプ 北米産7月積み対日価格が1%下落。中国向け価格の下落を反映。
古紙 日本から中国への輸出価格の8月積み分が、段ボール古紙で前月積み比7%安、新聞古紙は同2%安、雑誌古紙は同9%安。

と、夏の不需要期に先安観が加わり、様々な取引に影響を与え始めている様子が窺われます。

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【板紙の国外の市況/状況】

1.太陽紙業が板紙3社の株式を譲渡

 中国山東省の太陽紙業がインターナショナルペーパー(IP社)と合弁で共同経営していた板紙3社の全株式をIP社に譲渡する計画であると報じられています。両社の提携は2006年に始まっていましたが、太陽紙業によると3社とも経営状態は芳しくなかったとのこと。承認を得るなどの手続きはまだこれからのようですが、手続きが済めば太陽紙業は支配株主の立場から解放されると記事では伝えています。

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【その他の市況】

1.トイレットペーパー コスト削減に工夫

 家庭紙メーカーがトイレットペーパーのコスト削減に努力していると報じられています。

・従来114㎜幅が主体であった巻幅を105~108㎜幅に。原料古紙の節約と生産性の向上を図る。
・巻メートル数を倍にした「2倍巻き」商品を従来品の2倍の価格で販売。巻メートル数が倍になっても商品の直径自体はさほど大きくはならないため、包装材や物流費の削減につながる。消費者にとっても取り換えの手間などの削減につながるため好調。従来品と差別化した商品であるため、値下げ競争に巻き込まれないとの声も。
・ダブルより生産コストの高いシングルを別ブランド商品にし、ダブルより若干高い価格で販売。

 パルプ物・再生物ともに値上げ交渉を行っていますが、コスト上昇分の転嫁には不十分であるとして、各社一層のコスト削減に尽力していると記事では伝えています。

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2.硫酸の国内在庫が増加

 硫酸の国内在庫が高水準にあると報じられています。6月末在庫は3月末在庫比で4割増となっており、適正水準を25~30万程度上回っているとのこと。ただ、この在庫増の背景には

・住友金属鉱山 愛媛プラント
・パンパシフィック・カッパー 大分プラント

の2大製錬所がともに秋に定期修理を予定していることがあると記事では伝えています。定期修理により1か月間操業が停止する期間は、国内の生産能力が半減するとのことで、秋には需給が引き締まるとの観測から在庫が積み増されているとのこと。製紙には種々の硫酸化合物が使用されており、硫酸在庫の動向は製紙メーカーでも気になるところであると思われます。

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【印刷・製品関連】

1.「宝島」「CUTiE」が休刊

 宝島社は7月29日、同社の雑誌、「宝島」と「CUTiE」の2誌を休刊すると発表しました。「宝島」は8月25日発売の10月号、「CUTiE」は8月11日発売の9月号で休刊するとのこと。部数が伸び悩み今後も成長が期待できないというのが休刊の理由とのことですが、近年、知名度の高い雑誌でも休刊やデジタル版との統合が相次いでおり、この傾向に歯止めがかかることがあるのかどうか、関係者のみならず広く注目を集めそうです。

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2.全国初 青森県限定デザインの「百貨店ギフトカード」

 青森県限定デザインの「百貨店ギフトカード」が7月24日発売になりました。

百貨店ギフトカード カードタイプの商品券。全国約190の取り扱い百貨店で利用できる。アメリカン・エキスプレス・インターナショナルはその一部の発行を担当。
さくら野百貨店 青森県に本拠を置く百貨店。アメックス発行の「百貨店ギフトカード」を取扱い。
青森県限定デザイン さくら野百貨店と凸版印刷がアメックス発行カードに青森県限定デザイン5種を設定。弘前ねぷたまつりや桜の弘前城など、青森の観光名所やイベントが題材。
コンセプト 青森県限定デザインの「百貨店ギフトカード」を、さくら野百貨店の青森店、八戸店、弘前店のみで販売。青森県の観光土産や、地元の人から他県の人への贈り物として購入してもらい、青森県の魅力を発信する新たなギフト商品として効果を発揮することが狙い。
発売開始日 2015年7月24日
その他 百貨店ギフトカードはプリペイド式で再チャージは不可。販売は青森県限定だが、全国の取り扱い百貨店で利用できる。有効期限は無し。

 地域限定デザインの「百貨店ギフトカード」の発行は今回が全国初の取り組みとのことですが、アメックスがカードの発行元となっている百貨店は岐阜のヤナゲンを含め地方百貨店も多く、また、凸版印刷はギフトカードの残高管理システムでも全国の百貨店と取引を行っていることから、この取り組みが全国に広がる可能性を含め、注目を集めそうです。

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※文中敬称略
※文章は2015年7月30日現在、新聞記事などを基に華陽紙業にて編集しております。実際の動向についてはお客様にて総合的にご判断頂きますよう、お願い申し上げます。

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