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紙の市況 (2015.11)詳細  11月10日更新分

【洋紙 国内紙の市況/状況】

1.日本製紙 第2四半期業績を発表

 日本製紙は11月5日に平成28年3月期第2四半期(平成27年4月1日~平成27年9月30日)の業績を発表しました。正式発表の業績は、

売上高 営業利益 経常利益 四半期純利益
499,765
(▲3.1%)
8,421
(▲32.8%)
16,196
(+27.1%)
14,284
(▲32.5%)

(単位は百万円、カッコ内は対前年同四半期増減率、▲はマイナス)

とのことで、9月26日に日本経済新聞紙上にて報じられた見通しより売上・営業利益ともに更に厳しい数字となっています。(9月30日更新、紙の市況詳細参照)

 今回の結果についての同社の分析を決算短信より抜粋すると、

紙・パルプ事業 プラス ・印刷用紙 一部マイナンバー需要あり
・輸出拡大
・家庭紙堅調
マイナス ・新聞用紙の発行部数減少
・印刷用紙需要低調
・板紙の販売数量 前年同期比減少
紙関連事業 プラス ・化成品堅調
マイナス ・液晶用途向け機能材減少
・清涼飲料向け液体用紙容器減少
木材・建材等 消費税の反動減から緩やかに回復 増収増益に
その他 四国コカ・コーラボトリングの事業売却により減収

とのことで、主力の紙・パルプ、紙関連事業で前年同期比減収減益となったことが説明されています。
 同日、同社は平成28年3月期通期の業績に関しても、売上高300億円減、営業利益70億円減の下方修正を発表しています。洋紙・板紙の販売数量が計画を下回っていることが主な要因とされており、資産構成見直しにより純利益は修正を免れているものの、本業の経営環境は厳しさを増していると同社が考えていることが伝わる内容となっています。

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2.日経42種 紙・板紙も若干低下

 10月31日付の日本経済新聞紙上にて、日経42種の10月末値の低下が伝えられています。この指数は企業間の産業資材の取引価格を元に算出されており、6月以降、素材価格の低下が伝えられる中、紙・板紙の価格は前月比横ばいを保ってきましたが、10月末値の指標は

10月指標
(1970年=100)
前月比 前年同月比
紙・板紙 156.852 ▲0.2% +1.3%

と、わずかではありますが前月末を下回っていることが伝えられています。
 円安による相対的な原燃料コスト高や、アジアの景気減速、国内需要低迷など、厳しい経営環境下で更なる収益減につながる市況低下はメーカー・流通共に厳に避けるべき事態であると言えますが、輸出入との関連もあり、今後価格がどう動くかに一層の関心が集まるものと思われます。

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【洋紙の国外の市況/状況】

1.アメリカ インドネシアへのコピー用紙相殺関税を停止

 アメリカがインドネシアからの輸入コピー用紙に対する相殺関税の適用を停止したと報じられています。インドネシア政府とAPP社がWTOに提訴した結果を受けたものとのことで、10月21日より適用が停止されているとのこと。ただ、アンチダンピング関税は適用が継続されており、また、来年2月時点で市場関係筋からの指摘があれば再度相殺関税の適用もあり得るとのことで、今回の相殺関税適用停止の指示が日本への輸入コピー用紙の流入量に影響を与えるかどうかは未だ判然としない状況と言えそうです。

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【板紙の国内の市況/状況】

1.レンゴー 第2四半期業績を発表

 日本製紙と同じく11月5日、レンゴーが平成28年3月期第2四半期(平成27年4月1日~平成27年9月30日)の業績を発表しました。業績は、

売上高 営業利益 経常利益 四半期純利益
265,844
(+1.8%)
5,834
(+80.8%)
6,389
(+86.1%)
3,504
(+75.1%)

(単位は百万円、カッコ内は対前年同四半期増減率)

と、前年同期比増収増益となっていますが、これに先立つ11月2日、同社は第2四半期と通期の業績予想を下方修正しており、

・原料である段ボール古紙価格が高い水準で推移
・需要の多様化、天候不順などにより、販売量が当初計画を下回っている

ことがその原因であるとしています。
 その他、第2四半期の業績に影響を与えた要因として、決算短信では、

プラス ・消費税率引き上げに伴う駆け込み需要の反動減からの回復
・輸出好調
・個人消費の持ち直し
・食品向け紙器の堅調
・コンビニ向け軟包装事業の好調
・石油化学・農業分野で重包装事業が回復
マイナス ・ギフト関連需要の縮小
・天候不順の影響により、飲料・青果物関連需要が低迷
・原発事故関連の除染用コンテナバッグ需要が減少

などが上げられていますが、新東京工場建設着手や八潮流通センターの開設、ベトナムでの段ボール原紙設備の増設など、積極的な設備投資やM&A、営業力強化などを進めたこともこの第2四半期の増収増益につながったと同社では分析しています。

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2.段ボール生産が4か月連続増加

 9月の段ボール生産量が前年同月比2.2%増となったと報じられています。4か月連続で前年同月を上回る結果となったとのこと。

・9月後半から晴天が続き、飲料向け出荷が好調だった
・年末商戦向け需要も一部出現

とのことで、好調な要因が秋の需要期を後押しする事態となっているようです。

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【その他の市況】

1.段ボール古紙11月積み輸出価格も上昇

 段ボール古紙の11月積み価格が前月積み比0.5%上昇したと報じられています。10月積みの輸出価格も前月積み比0.5%上昇しており、小幅ながら2か月連続の上昇となったとのこと。10月は横ばいだった新聞古紙・雑誌古紙もそれぞれ前月積み比2%上昇しており、古紙の発生減で国内需給が引き締まった環境が輸出価格にも影響を与えたと、記事では伝えています。

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2.対日パルプ10月積み下落

 パルプの10月積み対日価格が1トンあたり前月比10~20ドル安で決着したと報じられています。4か月ぶりの値下がりとのこと。

・中国の需要が盛り上がらない
・印刷用紙の国際価格が下落傾向
・北米パルプメーカーでフル生産の時期

などの要因で需給が緩む環境にあり、パルプに先安観が出ていると記事では伝えています。

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【印刷・製品関連】

1.百貨店で無料情報誌

 10月31日付の日本経済新聞にて、百貨店が無料情報誌で商品情報を発信していることが報じられています。

高島屋 無料情報誌『THE 逸品』を発刊。
日本橋店で扱う宝飾品や家具などを1冊で紹介。
大丸松坂屋 情報誌『コネスリーニュ・レビュ』で旅行や美術などの情報を提供。
『コネスリーニユ』はフランス語で目利きを意味する『connaisseur(コネスール)』とオンラインの意味の『ligne(リーニュ)』を組み合わせた言葉で、選りすぐりの商品・こだわりのサービスを提供する、同社のプレミアムサイトに付けられた名称。

とのことで、いずれも上質な商品の情報をプレミアム会員に届けるものとなっています。
 百貨店ではインバウンド消費と並んで富裕層の消費も好調であると伝えられていますが、その情報提供にサイトのみならず紙の情報誌が用いられているところに、業界の注目が集まりそうです。

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※文中敬称略
※文章は2015年11月7日現在、新聞記事などを基に華陽紙業にて編集しております。実際の動向についてはお客様にて総合的にご判断頂きますよう、お願い申し上げます。

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