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紙の市況 (2016.1)詳細  1月10日更新分

【洋紙 国内紙の市況/状況】

1.1~3月産業景気予測発表

 2016年冒頭、1月4日の日本経済新聞にて、同社がまとめる主要30業種対象の1~3月の産業景気予測が発表されています。『広告』は「薄日」、『紙・パルプ』は「小雨」と、相変わらず横ばいの評価ですが、依然厳しい経営環境が続いています。

広告 150710_usubiusubi スポンサー企業の業績回復によりテレビのスポットCMが好調。インターネット広告は成長続く。
紙・パルプ 150416_kosamekosame 経営環境は厳しく、各社は価格維持に注力。輸出増や原料の共同調達など、収益確保のための動きも盛ん。

 業種全体では『晴れ』と『薄日』が合わせて13業種、『曇り』『小雨』『雨』が17業種、停滞感が出ているとも報じられています。

判定 業種名
晴れ 通信 入社・入学を控える春商戦前のキャンペーンが盛り上がりそう。4月以降の携帯・電気のセット販売にも注目集まる。
人材派遣 IT、小売などで慢性的な人手不足。技術系派遣の需要旺盛。紹介予定派遣サービス拡充の動き。
旅行・ホテル 北陸新幹線などの影響で国内旅行に勢い。訪日外国人客による国内ホテルの稼働率高水準が続き、値上げにより収益も改善。
薄日 10 建設・セメント 公共事業減少も民間受注が補填。首都圏中心に不動産投資意欲も底堅い。セメントは中国経済減速を懸念。
繊維・アパレル 機能性衣料が市場を活性化。紙おむつ関連、炭素繊維など伸びる分野も。
情報 訪日観光客対応のシステム需要が堅調。軽減税率対応の需要にも期待。
食品・飲料 円安が落ち着き原材料高に一服感。値上げ効果はあるも個人消費の回復は依然鈍い。
リース 産業機械や工作機械向けのリースが堅調。業界再編の動きも。
電子部品・
半導体
スマホ1台当たりの搭載部品数の増加が追い風。部品価格の下落は悪影響。iPhone6sの販売動向が今後を左右。
ドラッグストア 調剤薬局併設や健康支援サービスが新規顧客開拓の鍵に。訪日客需要は堅調。天候が季節商材や日用品の今後に影響。
ネット
サービス
電子商取引は年10%超のペースで拡大。個人間取引も活況。関連サービスの収益化が課題。
アミューズメント 年末商戦後販売は一段落。スマホ向け動画配信は利用者の奪い合いが激化。
広告 (上記)
曇り 12 鉄鋼・非鉄 国内需要は自動車向けを中心に回復基調。海外向けの採算悪化が顕著に。
化学 国内汎用樹脂需要は堅調。新興国経済減速が懸念。
自動車 円安により生産が海外から国内に回帰。国内販売は依然低調。米国の利上げの影響を注視。
産業・
工作機械
国内の設備投資意欲は底堅く、不振の輸出にも下げ止まりの兆し。
家電 国内で冷蔵庫・洗濯機が堅調。4Kテレビへの買い替え需要も。新興国景気の先行きに警戒感。
精密機械 中国・アジアの景気の不透明感に各社警戒。カメラ市場は前年実績比マイナス幅に縮小傾向。
医薬 後発薬普及進み、関係各社は増産等の投資に積極的。新薬メーカーではC型肝炎薬やがん免疫治療薬の処方が急増。
貨物輸送 国内トラック輸送は堅調も人件費上昇の影響あり。海上輸送は低水準で運賃市況は史上最低水準に。
百貨店 訪日客は好調。各社、富裕層向けサービスを強化。暖冬の影響で冬物衣料は伸び悩み。
スーパー 青果で価格下落傾向。低価格商品の品揃え強化が必要。中食需要への対応が焦点に。
コンビニ 大手の売上は堅調も暖冬の影響が懸念。中堅以下では競争激化続く。
外食 一部を除いて高額商品販売の伸びが鈍化。コスト高が出店計画の見直しにつながるケースも。
小雨 石油 供給過剰続き、国内でもガソリン価格が下落。競争激化で元売り各社のマージンは伸び悩み。
マンション・住宅 杭工事データ改ざん問題などでマンションの販売は低調。住宅でも資材や人件費の上昇が影響。
紙・パルプ (上記)
プラント・造船 海運市況の悪化で造船の新規受注は低迷。プラント業界も原油安が影響。
電力 原発再稼働や原燃料価格低下の効果もあるが一時的との見方。異業種参入相次ぎ、競争は激化。

 中国や新興国経済の減速や暖冬などが多くの業種に影響を与える一方、訪日外国人需要は堅調が続きそうと明るい見通しが皆無ではないことも記事では伝えています。

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2.素材市況 下げ傾向が続く

 12月29日の日本経済新聞紙上にて、12月末の日経商品指数42種(素材関連の企業間取引価格の変動を表わす指数)が7か月連続で低下したと報じられています。2010年8月以来の低水準とのことで、42種合計の前年同月比は12.1%の下落、原油安や内需低迷の影響で、石油は前月末比・前年同月末比の両方で大幅なダウン、化学、鋼材、非鉄なども前年同月末比で10%以上の価格下落となっています。
 紙・板紙に関しては、前月末比が横ばい、前年同月末比が0.4%の上昇と、価格は維持されていますが、

・原油安
・内需の伸び悩み
・中国や新興国の経済成長減速

といった、他の素材の市況低下に影響を与えている要因は紙・板紙にも共通して影響を与えるものだと思われることから、価格動向の行く末に注目が集まりそうです。

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3.日本製紙 通期では営業益達成の見通しの報道

 12月30日付の日本経済新聞紙上にて、日本製紙の2015年4~12月期の連結営業利益が前年同期比2割減となる見通しだと報じられています。

・印刷用紙の需要減少
・競合の増産で段ボール原紙の販売が苦戦
・円安による輸入原燃料のコスト増
・古紙の国内流通価格の上昇

などの要因が売上減、収益圧迫につながっているとのこと。
 一方、値上げの浸透とコスト削減効果で10~12月期に限れば営業利益は前年同期並みの水準に回復しているとのことで、16年3月期通期では従来予想である前期比6%増の営業利益を達成できる公算が大きいとも報じられています。

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4.北越紀州 輸出2割減の計画

 1月4日付の日本経済新聞紙上にて、北越紀州が2015年度の印刷用紙の輸出を当初の見通しから2割減少させる計画だと報じられています。当初は14年度比3割増の28万トンを計画していましたが、23万トンに修正するとのこと。製紙各社の輸出に関しては、

国内需要の低迷から、設備稼働率維持のため各社が輸出に注力
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各社の輸出増により、アジア向け印刷用紙価格が下落傾向

との構図が見られるようになっており、北越紀州以外のメーカーでも、収益確保のため輸出計画を見直す可能性があると記事では伝えています。

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【洋紙の国外の市況/状況】

1.ヨーロッパでも印刷用紙の出荷が低迷

 ヨーロッパでも印刷用紙の出荷低迷が顕著になっていると報じられています。ある統計によると、10月のヨーロッパのコート紙出荷量は前年同月比5.0%減、その内ヨーロッパ域外への出荷は同18.9%の大幅減、同じく10月の上質紙の出荷量は前年同月比6.7%減、うち域外輸出向けは11.6%減と域内域外両方で苦戦しているとのこと。印刷用紙の需要低迷は、日本やアジアのみならず全世界に広がっていると報じる向きもあるようです。

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【板紙の国内の市況/状況】

1.段ボール生産 11月は増加

 段ボールの生産が11月は増加したと報じられています。全国段ボール工業組合連合会の速報値によると、11月の段ボール生産は前年同月比3.7%増加、5月ぶりに前年実績を下回った10月から、再びプラスに転じたとのこと。青果物向けの出荷が堅調だったとのことですが、野菜の出荷に関しては、レタスやトマトなど、降雨や暖冬の影響で12月の出荷量が少なくなった品目もあるとの報道もあり、12月の段ボール生産への影響に注目が集まりそうです。

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【その他の市況】

1.パルプ12月積み価格横ばい

 パルプの12月積み対日価格が11月比横ばいとなったと報じられています。ここ2か月下落が報じられていたパルプ価格ですが、下げ止まり感が出て来たとのこと。

中国で、底値と見た一部の製紙会社に在庫積み増しの動き
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・中国でも、実需の盛り上がりはない
・北米パルプメーカーでは、機械の凍結を防ぐため、春までは減産しにくい

との事情があり、12月の価格は横ばい、1月積み分もパルプメーカー側は据え置きを要請していると記事では伝えています。

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【印刷・製品関連】

1.凸版印刷 「Shufoo!」で訪日客にも電子チラシ

 凸版印刷は1月6日、同社の電子チラシサービス「Shufoo!」を活用して、訪日外国人に買い物情報を提供するサービスを今年3月に開始すると発表しました。

背景 買い物意欲が旺盛な訪日外国人に、店舗の概要だけでなく、店頭の商品や価格情報も届けたいとの流通企業の要望に対応。
凸版印刷独自の調査にて、中華圏の訪日客には日本語チラシに対し一定のニーズなどがあることも判明。
概要 「Shufoo!」の従来の仕組みを活用するとともに、国内外の旅行代理店や観光情報サイトとも連携。
現地の旅行サイトなどにチラシや店舗情報を掲載することで訪日前の買い物計画作りを支援。
日本滞在中はスマホでホテル周辺の免税対応点を検索できるようにするなど、買い物を支援し来店を促す。

 既にイオンリテールやイトーヨーカ堂などが参加予定と発表されていますが、凸版印刷ではこのサービスを流通企業を対象に拡販、2017年3月までに5,000店舗での導入を目指すものとしています。

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※文中敬称略
※文章は2016年1月8日現在、新聞記事などを基に華陽紙業にて編集しております。実際の動向についてはお客様にて総合的にご判断頂きますよう、お願い申し上げます。

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