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紙の市況 (2016.1)詳細  1月20日更新分

【洋紙 国内紙の市況/状況】

1.印刷用紙でも在庫積み増しの動き

 日本経済新聞紙上にて定期的に報じられている産業資材在庫の11月末の指標が、1月15日付の紙面に掲載されています。段ボール原紙在庫が『過剰』判定となってから9か月目を迎え、なお在庫が増えている状況が伝えられていますが、印刷用紙でも在庫を積み増す動きが見られると報じられています。

流通 品種 6月末 7月末 8月末 9月末 10月末 11月末
判定 判定 判定 判定 判定 前月比 前年同月比 判定
メーカー在庫 印刷用紙 適正 適正 適正 適正 適正 +2% +8% 適正
段ボール原紙 過剰 過剰 過剰 過剰 過剰 +4% +15% 過剰
流通在庫 印刷用紙 適正 適正 適正 適正 適正 ▲1% ▲7% 適正
段ボール原紙 過剰 過剰 過剰 過剰 過剰 +2% +20% 過剰

 印刷用紙に関してはこの1~2月に設備点検のための休転を予定しているメーカーがあり、その対策のための在庫積み増しであると伝えられていますが、段ボール原紙は印刷用紙を上回るペースで在庫が増えており、今後価格に影響を及ぼす要因となるのかどうか、注目が集まっています。

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2.イムラ封筒 好業績を発表

 イムラ封筒は1月14日、平成28年1月期通期の連結業績予想を、平成27年8月20日発表予想より上方修正すると公表しました。

売上高 230億円⇒231億円に修正。前期比4%増となる予想。
営業利益 4億1千万円⇒5億8千万円に。前期比2.37倍となる予想。
当期純利益 2億5千万円⇒4億5千万円に。前期比3.23倍となる予想。
年間配当 前期実績3円⇒5円に引き上げる予想。

 平成27年はマイナンバー通知や国勢調査があった関係で官公庁からの封筒受注が増加したことが好調の要因とされており、円安によるコスト増も固定費等の削減効果で相殺したものと伝えられています。

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3.日本製紙 『メディケアフーズ展2016』に出展

 日本製紙は1月15日、ケミカル事業本部で製造するファインケミカル製品を『メディケアフーズ展2016』に出展すると発表しました。

名称 メディケアフーズ展2016
コンセプト 『高齢者に食べる喜びと笑顔を~病院・施設から在宅まで~』をテーマとする、高齢者食・介護食の専門展示会。
日時 1月26日、27日 10時~17時
場所 東京ビッグサイト 西展示場2ホール
日本製紙ブース F‐14
日本製紙展示内容 食物繊維である粉末セルロース、天然由来の高甘味度甘味料ステビア、水溶性高分子の増粘剤CMC などを展示紹介。
その他 入場料は3,000円(税込)だが、招待券持参者・来場事前登録者は無料。

 高齢化社会を背景に高齢者食・介護食の市場は年々拡大しているとのことで、同社は総合バイオマス企業としての取組みの一例を見てほしいと、来場を呼び掛けています。

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【洋紙の国外の市況/状況】

1.米商務省がAD課税率を最終決定

 予てより報じられていた、アメリカによる輸入上質紙やコピー紙に対するアンチダンピング課税・相殺関税について、米商務省が1月11日、課税率を最終決定したと報じられています。米国国際貿易委員会での審議を経て裁定を下されるのは2月22日ごろとのことで、対象国はオーストラリア、ブラジル、中国、インドネシア、ポルトガルと、多岐に渡っています。仮決定時より課税率が下がった企業が多いとのことですが、それでも中国のAsia Symbl社は84.05%、インドネシアのAPP社が17.39%と高い税率となっており、アジア域内での印刷用紙の在庫増、輸出価格下落の傾向に影響を与えるものとして、今後の動向に注目が集まりそうです。

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2.ストラエンソが中国子会社の株を買い増し

 ストラエンソが中国の子会社Stora Enso Inpac Packaging社の持ち株を51%から90%まで増やす契約を締結したと報じられています。費用は約4,600万ユーロで、第1四半期中には取引を完了する見込みであるとのこと。同子会社は消費財のパッケージを主に加工している会社で、河北省、広東省、浙江省に拠点を置いているとのことですが、ストラエンソ社は更に広西チワン族自治区にも年産45万トンの板紙の新ライン導入計画を進めていると記事では伝えています。

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【板紙の国内の市況/状況】

1.大王製紙 段ボールの高品質化に投資

 昨年12月27日付の日本経済新聞紙上にて、大王製紙が段ボールの高品質化に積極的に投資を進める方針であると報じられています。同社はいわき大王製紙に段ボール原紙マシンを設置し、1工場から段ボール原紙の全品種を安定供給できる体制を構築していましたが、今後はその製品である段ボールの品質向上に焦点を当て、新しい需要を開拓する方針と伝えられています。

滋賀県・栃木県の工場 最新の製函機を導入。段ボールシートに製函のための切れ目や折り目を入れたり、不良品を自動で取り除く画像検査システムを導入して品質向上を図る。
2016年3月には茨城県などの工場にも同様の製函機を導入する予定。
九州・関西地区 見映えよく印刷できる印刷機を導入。段ボールに異物が付かないようにする設備の導入も検討。

 同社は一連の高品質化に3年で120億円を投資する予定で、品質向上を実現することで食品や化粧品などの商品に使用する段ボールの需要を開拓するなどして、2017年度の販売量を2014年度比1割強伸ばす計画であるとのこと。王子ホールディングスも国内で段ボール加工の新工場建設を検討しているとも伝えられており、今後も成長を見込める段ボール業界を舞台として動きが活発化していると記事では伝えています。

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【その他の市況】

1.ロシアが古紙の輸出を禁止

 ロシア政府が一定期間、古紙の輸出を禁止する措置を発令したと報じられています。ロシア国内でも調達が難しくなっている古紙の供給力向上と古紙回収率の向上を目指してのものとのことで、期間は昨年12月18日から今年4月18日までの4か月間となっていますが、期間延長を求める業界団体と協議を開始する動きもあるとのこと。ロシアの最大の古紙輸出相手国であるウクライナの製紙業界が大打撃を受けるだろうと記事は伝えていますが、これを機に古紙の流通経路が変化することも考えられ、古紙の国際市況にどういった影響があるか、注視が必要な状況となっています。

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【印刷・製品関連】

1.SO‐KEN オフセット印刷できるソーラープリントを確立

 大阪の印刷関連サービス業、SO‐KEN(ソウケン)が、オフセット印刷に対応した太陽光反応インクを開発したと報じられています。

従来の太陽光反応インク SO‐KENでは従来から、太陽光(紫外線)に反応して印刷が浮かび上がるソーラープリント(フォトクロミック印刷)を商品化していたが、従来のインクはインクジェットプリンター対応で、大量印刷には向いていなかった。
同社の新商品 オフセット印刷でもソーラープリントが実現できるインクを開発。室内では無地のものが屋外に持ち出すと四色印刷を浮かび上がらせたり、普通のオフセット印刷と組み合わせたりして、より使用者にインパクトを与える、高付加価値の印刷物を作り上げることができる。
また、オフセット印刷でのソーラープリントを実現したことで、1枚当たりの印刷料金を従来より抑えることが可能となっている。

 同社はこれまでも、ブラックライトで印刷が浮かび上がる壁紙や、食べられるインクを使って食品に印刷する可食印刷などを商品化しており、印刷の付加価値を高め、様々なニーズに対応する特殊機能インクを今後も開発していくものとしています。

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※文中敬称略
※文章は2016年1月18日現在、新聞記事などを基に華陽紙業にて編集しております。実際の動向についてはお客様にて総合的にご判断頂きますよう、お願い申し上げます。

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