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紙の市況 (2016.2)詳細  2月20日更新分

【洋紙 国内紙の市況/状況】

1.日本・大王・北越紀州 第3四半期業績発表

 王子HD・三菱に続き、日本製紙、大王製紙、北越紀州製紙も、平成28年3月期第3四半期(平成27年4月1日~平成27年12月31日)の業績を発表しました。
 

メーカー 売上高 営業利益 経常利益 四半期純利益
日本製紙 756,946
(▲3.9%)
15,646
(▲18.8%)
22,050
(+10.9%)
14,211
(▲48.3%)
大王製紙 354,201
(+6.7%)
16,861
(+9.8%)
14,006
(+12.9%)
5,993
(▲18.9%)
北越紀州製紙 176,421
(+4.9%)
5,000
(+55.3%)
4,659
(▲25.2%)
2,532
(▲44.5%)

(単位は百万円、カッコ内は対前年同四半期増減率、▲はマイナス)

 日本製紙は四国コカ・コーラボトリングの全株式譲渡や、紙・パルプ事業、紙関連事業での減益により、減収減益の結果となっています。
 また、日本製紙は平成28年3月期通期の連結業績予想の見直しも同時に発表しており、平成28年3月期通期の純利益予想は、3社とも対前期で減益となっています。

メーカー 当期純利益予想 要因
日本製紙 1,000
(▲95.7%)
海外子会社の業績低迷により減損損失を計上。従来予想から当期純利益予想が140億円減少。
大王製紙 10,000
(▲24.3%)
前期、子会社の清算などで軽くなっていた税負担分が今期は増加。
北越紀州製紙 6,500
(▲22.2%)
海外子会社向けの貸付金などで為替差損が発生。負ののれんの償却が終了した影響も。

 製紙大手の第3四半期決算が出揃い、いずれも値上げ効果で採算は上昇、本業の業績は堅調であると報じられており、印刷用紙の内需低迷が続く中、メーカー各社は今後も価格維持に注力することが予想されます。

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2.日本製紙 コンクリート試験施工見学会を開催

 日本製紙は2月16日、同社石巻工場にて、早期交通開放型舗装用コンクリート「1DAY PAVE」の試験施工見学会を開催すると発表しました。

「1DAY PAVE」 セメント協会が開発したコンクリート舗装。配合するセメントの種類や水セメント比率を工夫することで、1日の養生で交通開放が可能なコンクリート舗装を基本コンセプトに開発された。
見学会日時 3月25日(金) 13:15~16:30
場所 日本製紙 石巻工場
その他 定員120名。参加費は無料だが、3月17日までにメールでの申し込みが必要。

 同時に、「1DAY PAVE」に日本製紙の高品質フライアッシュ「CfFA®」を配合したコンクリート舗装の施工現場見学会を開催することで、「CfFA®」のPRにつなげる狙いがあるとのことで、同社では多くの方のご参加をお待ちしていると呼びかけています。

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3.ハリマ化成 FDA認証の紙力増強剤販売開始

 ハリマ化成グループ株式会社は2月10日、PAM系では世界で初めてFDA(米国食品医薬品局)の認証を取得した新規PAM系紙力増強剤の販売を開始すると発表しました。

ハリマ化成グループ 東京都中央区に東京本社を置く、化学素材メーカー。印刷インキ用樹脂や製紙用薬品などを製造販売している。
PAM系紙力増強剤 水溶性合成樹脂の一種で、乾燥した時の紙の強度を向上させるなどの目的で使用される薬品。(PAM=ポリアクリルアミド)
アクリルアミド ポリアクリルアミド(PAM)の原料となる有機化合物。人体に有害であるとされているが、炭水化物の多い食品を焼いたり揚げたりした場合にも発生し、その含有量も測定条件により個体差が大きいとされるなど、発がん性等のリスクを含めまだ不明な点も多い。
アクリルアミドの重合反応によって生成されるポリアクリルアミド自体には、アクリルアミドのような毒性はないとされている。
今回の新製品 アクリルアミドが溶けだす量を従来の1%以下に抑えた新規PAM系紙力増強剤を開発。
食品に直接触れる包装用紙等に使用されるものとして、FDAの規制要件を満たし、FCN(食品接触物質届出制度)に新規登録された。
食品包装に関する規制 世界各国で食品包装材料である紙に使用する製紙用薬品にも規制があり、アメリカのFDAの厳しい安全基準が世界標準とみなされている。
アメリカで販売される製紙用薬品はFDA認証取得品であることが必須であり、日本国内で生産され海外へ輸出される紙にもFDAの認証を取得した製紙用薬品を使用することが要求される。

 アメリカでは昨今、ファストフード業界などで食品の包装に紙を使用する動きが広まっているとも伝えられており、安全性と品質・機能を両立させた新製品で2016年度は10億円、2019年度には30億円の売上を目指すと同社は発表しています。

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【洋紙の国外の市況/状況】

1.パキスタン政府が輸入板紙のダンピング調査を開始

 パキスタン政府が1月下旬より、輸入板紙のダンピング調査を開始したと報じられています。同国のCentury Paper and Board社の申告を受け開始したもので、対象は中国・インドネシア・韓国からの裏ねずボールと、中国からの折りたたみ箱用板紙とのこと。中国とインドネシアに関しては、アメリカにおいて、コート紙でも相殺関税とAD関税の継続が決定されたとの報もあり、税率にばらつきはあるものの中には100%を超える高い関税を課されている場合もあると記事では伝えています。

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【板紙の国内の市況/状況】

1.段ボール原紙 依然過剰在庫続く

 
 2月10日付の日本経済新聞紙上にて、昨年12月末時点での素材在庫の状況が報じられました。

流通 品種 7月末 8月末 9月末 10月末 11月末 12月末
判定 判定 判定 判定 判定 前月比 前年同月比 判定
メーカー在庫 印刷用紙 適正 適正 適正 適正 適正 ▲5% +4% 適正
段ボール原紙 過剰 過剰 過剰 過剰 過剰 ▲9% +16% 過剰
流通在庫 印刷用紙 適正 適正 適正 適正 適正 ▲2% ▲6% 適正
段ボール原紙 過剰 過剰 過剰 過剰 過剰 +1% +11% 過剰

 段ボール原紙は昨年3月末在庫が『過剰』と判定されて以来、10か月連続で『過剰』判定が続いています。
 設備増加による供給増、内製化の進行、修繕を見据えた在庫積み増しなどが要因として上げられており、在庫過剰を解消する動きは弱いとも報じられていますが、

原紙メーカー 原料古紙の価格は高止まり状態で、価格維持は必須命題。
ユーザー 製品の過剰感が続けば、価格下落圧力が高まる可能性。

とのそれぞれの事情があり、今後の市況に注目が集まりそうです。

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【その他の市況】

1.古紙1月末在庫減少

 古紙の1月末の在庫が前年同月比11.4%減となったと報じられています。、前月末比でも33.8%減となったとのこと。1月はもともと古紙の発生が減る時期である上、年末の古紙発生も少なかったこと、国内大手製紙を中心に原料需要が旺盛であることなどが要因と記事では伝えています。

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2.ティッシュペーパー 店頭価格、値を戻す

 1月の東京地区のティッシュペーパーの店頭価格が前月比10円高となり、12月の年末商戦で下がった分を戻した形となったと報じられています。トイレットペーパーは前月比横ばいとのこと。家庭紙では、大手の値上げ依頼や輸入物の増加などさまざまな動きが伝えられていますが、店頭の価格には反映されていない状況が続いているようです。

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【印刷・製品関連】

1.カウネットが「お困りごと解決BOOK」を新発刊

 カウネットは2月15日、お客様のお困りごと解決商品を掲載した「お困りごと解決BOOK」を新発刊したと発表しました。

背景 同社は以前より、お客様のちょっとしたお困りごとや不満を解決することにこだわったオリジナル商品『「カウコレ」プレミアム』を開発、販売。
2015年2月には『「カウコレ」プレミアム』から選抜した商品が使われるシーンを雑誌風に掲載した『「カウコレ」プレミアムマガジン』を新発刊。
今回新発刊の「お困りごと解決BOOK」は前回発刊の『「カウコレ」プレミアムマガジン』の紙面をさらに刷新したもの。
刷新内容 ①掲載商品数やページ数を大幅に増加。
②商品の使用前と使用後を写真で紹介し、お困りごと解決に役立つことを一目で分かるように。
③お困りごとの種類で商品が探せるインデックス。
④お客様が実施に商品を使っている場面を写真とコメントで紹介。

 その他、商品開発秘話なども掲載、見て楽しみながら商品の価値を理解できるコンテンツを用意していると、同社では説明しています。

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※文中敬称略
※文章は2016年2月19日現在、新聞記事などを基に華陽紙業にて編集しております。実際の動向についてはお客様にて総合的にご判断頂きますよう、お願い申し上げます。

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