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紙の市況 (2016.6)詳細  6月30日更新分

【洋紙 国内紙の市況/状況】

1.三菱製紙 CNTを商品化

 6月26日付の日本経済新聞紙上にて、三菱製紙がカーボンナノチューブ(CNT)を商品化すると報じられています。

同社の技術 ①CNTを利用して、厚さが100㎛以下の発熱体の開発に成功。
②CNTに特殊な添加剤を加えて均一な分散液を作り、塗工技術の応用でCNTをシート状に加工。
用途 熱や電気を通しやすいCNTの特徴を生かし、リチウムイオン電池の加熱装置などでの利用を狙う。
商品戦略 2016年度中にシート化したCNTを電池メーカーに供給して、3年後には年10億円の売上高を目指す。

 製紙メーカーの新素材戦略としてはCNFが取り上げられる機会が多くなっていますが、CNTの分野でも用途拡大が欠かせないと日本経済新聞は伝えています。

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【洋紙の国外の市況/状況】

1.APP ティッシュ増産分はインドネシアへ

 APP社のティッシュ増産計画のターゲット市場が中国からインドネシア国内へと転換されたと報じられています。同社は南スマトラで年産280万トンの大規模パルプ工場の運転計画を進めていますが、当初市場として設定していた中国で、ティッシュの供給過剰状態が続いており、増産計画をインドネシアに転換したとのこと。パルプ工場は今年10月に稼働の見込みとなっていますが、その後年産50万トンのティッシュラインを複数基設置する計画があるとのことで、また同社のインドネシアの他の工場でもティッシュの増産を進めているとも報じられています。

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【板紙の国外の市況/状況】

1.アルゼンチンのパイン樹脂メーカーがパッケージ工場

 アルゼンチンのパイン樹脂メーカー、Agroforestal Obera SRL社が、年産35万トンの総合パッケージ紙工場を2019~2021年に立ち上げる計画であると報じられています。同社はスウェーデンと中国の製紙工場を視察する中で、比較的小規模な総合製紙工場を建設することは可能だとの情報を得たとのこと。アルゼンチンは約100万トンの紙を輸入しており、そのうち20万トン程度がパイン・パルプを原料とするパッケージ用紙であることから、市場としても有望であると同社は考えていると記事では伝えています。

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【その他の市況】

1.アメリカで中国ティッシュAD課税継続

 中国国際貿易委員会が、6月初旬の会合で中国からの輸入ティッシュ製品に対するアンチダンピング課税を継続することを決定したと報じられています。このAD課税は2005年3月より適用されていましたが、現時点で撤回すれば損害が継続するか再開するとして、今後も112.64%という高いAD課税が継続されることが全会一致で決定されたと伝えられています。

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【印刷・製品関連】

1.花王がインクメーカーを買収

 
 花王は6月20日、インクジェット用インクメーカー2社を買収したと発表しました。

買収内容 6月1日に米国のコリンズ・インクジェット社を、6月9日にはスペインのチミグラフ・ホールディングス社を買収する契約を締結。
コリンズ社は今年7月、チミグラフ社は来年4月に買収完了予定。
花王のインク 予てより、産業用インクジェットプリンターの水性インクジェット用顔料分散液とインクの開発を展開。
今年3月にはフィルムに印刷用の、VOC(揮発性有機化合物)レス設計では世界初の水性インクジェット用顔料インクの開発に成功し、オフィス、商業印刷市場で、高品質、環境負荷低減の印刷物提供に貢献している。
目的 コリンズ社は多様なインクジェットヘッドに対応したインク設定技術に定評、チミグラフ社はパッケージ印刷用フレキソインク、インクジェット用インクの分野で強みを持つ会社。
花王は、両社の技術や販売網などを獲得することで、今後の市場拡大が見込める環境配慮型印刷用インクの分野で成長を目指す。

 新開発のインクでは、花王が長年培ってきた「顔料ナノ分散技術」が応用されており、自社の独自技術を応用した他業種への参入例として今後も注目を集めそうです。

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※文中敬称略
※文章は2016年6月27日現在、新聞記事などを基に華陽紙業にて編集しております。実際の動向についてはお客様にて総合的にご判断頂きますよう、お願い申し上げます。

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