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紙の市況 (2016.8)詳細  8月20日更新分

【洋紙 国内紙の市況/状況】

1.2016年4~6月期決算発表相次ぐ

 王子ホールディングスに続き、製紙各社より2017年3月期第1四半期(2016年4月1日~2016年6月30日)の決算が発表されています。日本、大王、北越紀州各社の発表によると

メーカー 売上高 営業利益 経常利益 当期純利益
金額 増減率 金額 増減率 金額 増減率 金額 増減率
日本製紙 235,255 △6.6% 5,524 28.4% 6,061 △43.5% 2,995 △76.3%
大王製紙 113,563 0.5% 4,781 3.7% 3,254 △26.3% 1,237 △34.7%
北越紀州製紙 66,148 15.3% 3,576 176.4% 2,261 △17.2% 2,193 20.9%

(金額の単位は百万円、%は対前年同四半期増減率、△はマイナス)

 決算短信や日本経済新聞などの記事で紹介されている各社の状況を抜粋すると、

日本製紙 国内洋紙需要の低迷や熊本地震による八代工場の被災などの影響により売上高は前年同期比減だが、円高による原燃料コストの低下で収益は増加。
板紙、家庭紙、液体用紙容器などは堅調。
前年同期に理文造紙の株式売却益があった関係で、純利益は減少。
大王製紙 新製品の投入や海外販売の堅調、設備増強などにより家庭紙事業が引き続き好調で、売上高・営業利益は前年同期比増加。
円高の影響で、輸入が多い原燃料コストは低下し営業利益増となったが、外貨建て資産に為替差損が生じ純利益は前年同期比減となった。
北越紀州製紙 昨年10月に買収したカナダの紙パルプ製造会社や中国での白板紙事業など、海外事業が好調で売上高・営業利益は増加。
国内印刷用紙需要の低迷、円高による輸入原燃料コストの低下などの状況は他社と共通。

 2016年8月時点でも円高は進行基調であり、その先行きに注目が集まっています。

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2.6月末在庫 印刷用紙「やや過剰」

 8月6日付の日本経済新聞紙上にて、6月末の素材・燃料在庫状況が発表されました。

印刷用紙・段ボール原紙の在庫状況変遷
流通 品種 1月末 2月末 3月末 4月末 5月末 6月末
判定 判定 判定 判定 判定 前月比 判定
メーカー在庫 印刷用紙 やや過剰 適正 適正 適正 適正 +1% やや過剰
段ボール原紙 過剰 過剰 過剰 過剰 過剰 ▲1% 過剰
流通在庫 印刷用紙 適正 適正 適正 適正 適正 ▲2% 適正
段ボール原紙 過剰 過剰 過剰 過剰 過剰 +1% 過剰

 段ボール原紙は依然「過剰」判定が続いていますが、印刷用紙のメーカー在庫でも5か月ぶりに「やや過剰」判定となっています。

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3.日本製紙 食品、化粧品向けCNFの量産化を決定

 日本製紙は8月18日、食品・化粧品向けセルロースナノファイバー(CNF)の量産設備の設置を決定したと発表しました。

CM化CNF 日本製紙が新たに製法を確立し、今回量産化を決定したCNF。
同社が食品添加物として販売しているカルボキシメチルセルロース(CMC)の製造技術を応用したもので、熱による粘度の変化が少なくさらさらした手触りになるなど、従来の増粘剤にはない特徴がある。
合わせてCNFを水分率10%以下に固形化する技術も確立し、CNFの腐食防止や輸送コストの削減を達成。
設置場所 島根県江津市 ケミカル事業本部江津事務所内
年間生産能力 30トン。将来的には100トンに増設予定。
設備完成予定 2017年9月

 食品・化粧品用途に特化したCNFの量産設備は国内初になるとのことですが、同社は既に他の製法によるCNFの量産設備の建設を石巻工場で進めており、今後さらにCNFの幅広い展開を進めていくとのこと。CNFの課題の一つである製造コストの高さを解消するには用途の拡大が不可欠であるとのことで、今後も食品、化粧品、日用品、自動車部品、強化樹脂素材など多方面でのCNFを活用した商品開発が進むことが期待されています。

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【洋紙の国外の市況/状況】

1.Metsa Board社 スウェーデン工場での上質紙生産を中止

 フィンランドのMetsa Board社がスウェーデンの同社の工場での上質紙巻取の生産を7月より中止していると報じられています。同社は2014年末にこの工場での生産品目を上質・コート等の印刷用紙からパッケージ用紙に切り替えると発表しており、これまでにもコート紙の生産中止や板紙ラインの新設など、切替に向けた計画を進行している様子が伝えられています。記事によれば、こうした一連の動きにより市場全体では年間60万トンの印刷用紙の供給が削減されることになると計算されています。

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【板紙の国内の市況/状況】

1.大王製紙 FSC認証の段ボール原紙を発売

 大王製紙は8月9日、FSC認証紙の段ボール原紙を販売する計画であると発表しました。段ボール原紙や段ボール製品を生産する工場・子会社のうち、三島工場など3か所が既に認証を取得済み、その他の工場・子会社も8月中には取得が完了する予定とのことで、9月1日よりFSC認証紙の生産を開始、9月末には対象品全種のラインナップを整えて、順次販売を開始する予定であるとしています。
 2020年の東京五輪を契機に企業各社の環境意識がさらに向上、今後はパッケージ分野でも森林認証紙の需要が増加することが見込まれると、同社は認証紙販売開始の背景を説明しています。

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【その他の市況】

1.ティッシュペーパー 7月店頭価格が値下がり

 ティッシュペーパーで、7月の東京地区の店頭販売価格が値下がりしたと報じられています。円高で輸入品が一段と値下がりしたことが影響しているとのことで、価格の下落は2か月ぶりとのこと。需要が落ち着く時期でもあり、8月はさらに値下がりするのではと懸念する声もあると、記事では伝えています。

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【印刷・製品関連】

1.凸版印刷 潜在顧客にチラシを自動配信

 凸版印刷は8月16日、店舗周辺にいる潜在顧客に自動的にチラシを配信するサービスを開始すると発表しました。

内容 同社のチラシ配信サービス「Shufoo!」に登録しているユーザーが対象。
店舗周辺に住んでいる顧客に決まった時間にチラシを配信する従来のサービスに加え、店舗近くを通った「Shufoo!」登録ユーザーのスマホにチラシやクーポンなどを配信し、来店を促す。
メリット 自店周辺にいる人にタイムセールなどの情報を配信したり、お勤め帰りの人に出来立て惣菜などの情報を配信したりすることで、不特定多数の人に広告を配信するよりも高い集客効果が期待できる。
その他 イオン、イトーヨーカドー、近鉄百貨店などが、11月末までの無料トライアルキャンペーンに参加。12月以降有償化予定。

 同社は小売業や飲食業などでのサービス利用を見込んでおり、2017年3月末までに700店舗の導入を目指すとしています。

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※文中敬称略
※文章は2016年8月19日現在、新聞記事などを基に華陽紙業にて編集しております。実際の動向についてはお客様にて総合的にご判断頂きますよう、お願い申し上げます。

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