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紙の市況 (2016.11)詳細  11月10日更新分

【洋紙 国内の市況/状況】

1.王子HD、日本製紙 2016年4~9月期決算発表

 王子ホールディングスが11月7日、日本製紙は11月2日に、2017年3月期第2四半期累計(2016年4月1日~2016年9月30日)の決算を発表しました。両社の決算短信によると、

メーカー 売上高 営業利益 経常利益 当期純利益
金額 増減率 金額 増減率 金額 増減率 金額 増減率
王子HD 692,940 △3.7% 33,684 18.4% 12,825 △62.1% 8,301 △51.9%
日本製紙 475,069 △4.9% 10,488 24.5% 13,493 △16.7% △3,871

(第1、第2四半期の累計。金額の単位は百万円、%は対前年同四半期増減率、△はマイナス)

となっており、ともに営業利益のみ前年同四半期累計比で増加、売上高、経常利益、四半期純利益は同減少との結果になっています。
 それぞれの要因について、両社の発表や新聞記事などから抜粋すると、

王子HD ・国内・海外ともに段ボール、家庭紙、機能材、パルプ、売電などの販売量は堅調。
・中国の印刷用紙の販売量も増加。
・国内で新聞用紙・印刷用紙などが需要減。洋紙の市況軟化も影響。
・円高で海外の売上金額が目減り。
・円高により原燃料コストが低下。
・円高で生じた為替差損分約200億円(累計)を営業外費用に計上。
日本製紙 ・新聞用紙は発行部数減少で販売量低調。
・印刷用紙は広告需要の低迷などで販売量減少、価格下落も想定以上に進行。
・段ボール、家庭紙、液体用容器、パルプなどは堅調に推移。
・円高により原燃料コストは低下。
・通期では、ノーパック社売却による事業撤退損等を特別損失に計上するとして予想。

などが上げられています。

 状況を鑑みて両社とも2017年3月期通年での連結業績予想を、前回予想より下方修正しており、

メーカー 売上高 営業利益 経常利益 当期純利益
金額 増減額 金額 増減額 金額 増減額 金額 増減額
王子HD 1,410,000 △20,000 72,000 0 50,000 △12,000 33,000 △5,000
日本製紙 990,000 △10,000 28,000 △4,000 28,000 △4,000 1,000 △17,000

(単位:百万円、増減額は前回予想比、△はマイナス)

と発表しています。

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【洋紙 国外の市況/状況】

1.APRIL社がパルプ供給能力削減検討

 インドネシアのAPRIL社がLBKP(広葉樹パルプ)の供給能力を削減することを検討中であると報じられています。削減量は年産50~60万トンに及ぶとのこと。記事によれば同社はインドネシアと中国の工場を併せて年産380万トンの供給能力を有しており、アジア最大の市販LBKPメーカーであると伝えられています。
 パルプに関してはカナダのAlpac社が9月、Catalyst社が10月の休転で合わせてLBKPの生産を2万9千トン削減、また中国ではAPP社のLBKP生産の新工場稼働(生産能力年産280万トン)を前に各社が9月の輸入量を抑制したことも報じられており、市況軟化の状況などと合わせ今後の展開に注目が集まりそうです。

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【板紙の国内の市況/状況】

1.レンゴー 2016年4~9月期決算発表

 レンゴーは11月2日、2017年3月期第2四半期累計(2016年4月1日~2016年9月30日)の決算を発表しました。

売上高 営業利益 経常利益 当期純利益
金額 増減率 金額 増減率 金額 増減率 金額 増減率
270,549 1.8% 13,724 135.2% 14,061 120.1% 8,729 149.1%

(金額の単位は百万円、%は対前年同四半期増減率、△はマイナス)

 段ボール原紙の国内需要、輸出ともに堅調であると決算短信では説明されており、同社は前期比増収増益の通期予想を据え置いています。

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【その他の市況】

1.古紙11月積み価格上昇

 古紙の輸出価格が上昇したと報じられています。関東製紙原料直納商工組合の11月積み輸出入札の平均価格が段ボール古紙で前月積み比12%、新聞古紙は同9%、雑誌古紙も同12%上昇したとのこと。

・中国で独身の日を前に段ボール需要が増加し、合わせて原料古紙の調達も増加。
(中国では11月11日を独身の日として、未婚者が自分のためにネットなどで買い物をする日という風習が定着している)
・国慶節に合わせて稼働を停止していた一部の製紙会社が生産を再開。
・日本の一部段ボールメーカーも年末商戦を前に古紙の引き合いを増加。

などの背景があると伝えられており、古紙は11か月ぶりの高値水準にあると報じられています。

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【印刷・製品関連】

1.VRで『タイムスリップタクシー』

 東京のハイヤー・タクシー事業者、株式会社日の丸リムジンと凸版印刷が、タクシーに乗りながら江戸の町並みなどを楽しめる『タイムスリップタクシー』サービスの提供を開始しました。

内容 大名屋敷などが掲載された江戸時代の古地図をもとに、日の丸リムジンのタクシーで歴史スポットを巡るツアー。
タブレット上に古地図が表示され、タクシーの移動で歴史スポットにあたる現代の地点に到達すると、歴史情報がVR、文字情報、音声などで自動再生される。
指定の地点でタブレットをかざすと、今はない江戸城天守閣や、江戸時代の風景、風俗を描いた浮世絵が鑑賞できる。
コース 『江戸城コース』と『忠臣蔵コース』の2つ。
『江戸城コース』・・・大名屋敷や奉行所、八丁堀など江戸の街文化と江戸城天守閣復元を楽しむ1時間程度のコース。
『忠臣蔵コース』・・・丸の内から吉良上野介屋敷跡、泉岳寺へと、赤穂浪士の歩いた道を辿りながら忠臣蔵の物語と江戸の風景、風俗を堪能する3時間半程度のコース。
対象 日本の歴史や伝統文化を体験したいと考える訪日外国人や国内観光客。
訪日外国人客を考慮して、タブレットで自動再生される歴史情報は、日本語・英語・中国語・韓国語で提供。
時期 2016年11月10日サービス提供開始。
2016年12月31日までは期間限定のキャンペーン料金。

 サービスには凸版印刷が開発した「ストリートミュージアム®」技術が活用されており、同社のこの技術はこれまでに熊本城などのガイドツアー、三内丸山遺跡のガイドシステム、富岡製糸場のCG映像ガイドツアーなどに多数採用されていると、同社は発表しています。

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※文中敬称略
※文章は2016年11月8日現在、新聞記事などを基に華陽紙業にて編集しております。実際の動向についてはお客様にて総合的にご判断頂きますよう、お願い申し上げます。

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