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紙の市況 (2016.11)詳細  11月30日更新分

【洋紙 国内紙の市況/状況】

1.王子HD CNF増粘剤販売決定

 王子ホールディングスは11月18日、増粘剤用のセルロースナノファイバーの販売開始を決定したと発表しました。

商品名 「アウロ・ヴィスコ」
特徴 増粘剤用途に開発されたセルロースナノファイバー。
①高粘度
 市販されている他の増粘剤と比べて、粘度が10倍~100倍。
②チキソ性
 静止状態では高粘度、かき混ぜるたりするとサラサラになるという「チキソ性」を保有。使う時はサラサラで使いやすく、乾くと粘度が復活するなどの使い方が可能。
③高透明度
 可視光の波長よりも小さい超極細繊維であるため、透明度が高く、他の材料に混ぜても色や透過性に変化を与えない。
④その他
 化粧品等で使用されている安全な薬品のみを使用。
用途 化粧品等の増粘剤として使用。
発売開始時期 2017年4月予定。

同社は独自のCNF製造技術「リン酸エステル化法」によって高粘度化を実現できたとして、他の増粘剤に比べ少ない添加量でも高い効果が得られると商品の優位性を説明しています。

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2.日本製紙 「サンルージュ」の普及に注力

 
 日本製紙は11月18日、同社サイトにて、高機能茶「サンルージュ」の「加齢による認知機能の低下抑制効果」が動物試験で確認されたと発表しました。

商品概要 高機能茶「サンルージュ」。
農業・食品産業技術総合研究機構 果樹茶業研究部門が育種した、アントシアニンを含んだ赤いお茶で、抗酸化効果が期待できるなど高い機能を持つ次世代の日本茶だが、挿し木増殖が難しいなどの課題があった。
日本製紙は同社の独自技術「容器内挿し木技術」で増殖法を開発し、茶葉の普及を進めている。
今回の実験 日本製紙と九州大学の共同研究で実施。主要緑茶43品種との比較実験で、
①アセチルコリンエステラーゼの働きを阻害する効果が高いことを確認。
 神経伝達物質「アセチルコリン」を分解する酵素「アセチルコリンエステラーゼ」の働きを阻害する効果が43品種の中で最も高いとの実験結果。
 アルツハイマー型認知症ではアセチルコリンが減少することが知られており、アセチルコリンエステラーゼ阻害薬はアルツハイマー病治療薬として使用されている。
②b‐アミロイドの脳への蓄積を抑制し、蓄積に関連する遺伝子の発現に影響を与えることを確認。
 b‐アミロイドは認知症を引き起こす原因物質とされている。
③老化促進モデルマウスを用いた試験で、加齢による長期記憶能力の低下の抑制、学習能力の低下の抑制を確認。

 「サンルージュ」には既に抗ストレス、抗疲労、眼精疲労の改善などの効果が確認されており、同社は今後も普及に向けた取り組みを進めていくと発表しています。

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3.国際紙パルプ商事 中部支店で商品展示会を開催

 国際紙パルプ商事は11月18日、同社中部支店で商品展示会を開催すると発表しました。

展示会名 『未来紙考~紙と共に歩む未来~』
日時 2016年12月5日、6日の両日。ともに10時~17時。
場所 同中部支店 9階
出展内容 パッケージ関連、機能性商材、防災関連商品など、新事業や新商材、生活環境関連商材などを紹介。
講演会 5日15時より、「すぐそこCNF需要」と題する講演会を予定。参加希望者は事前予約が必要。
その他 スマホに専用アプリをダウンロードすると、動画で製品紹介が見られるARマーカーを用意。

 市場がさまざまな要因で縮小するなか、事業創出につながる各種の商品を展示するものとして、同社は来場を呼び掛けています。

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【洋紙の国外の市況/状況】

1.中国造紙協会 2016年需給予測を発表

 中国造紙協会が2016年の需給情勢を発表したと報じられています。記事によると、

品種 2016年度生産量推計 前年比 2016年度消費量推計 前年比
新聞用紙 13%減 12%減
印刷筆記用紙 1.4%増 0.5%増
塗工紙   8.5%減
生活用紙 4%増 4.2%増
白板紙 横ばい 3.3%減
段ボール原紙 ライナー 2%増 2.3%増
中芯原紙 1.6%増 1%増
紙・板紙合計 1%増 0.5%増

 今年の5月に中国造紙協会が発表した2015年度の紙・板紙需給状況は、生産量が前年比2.3%増、消費量が同2.8%増となっており、2016年の予測は今のところそれを下回る伸び率となっているようです。
 

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【板紙の国内の市況/状況】

1.レンゴー 「エコプロ2016」に出展

 レンゴーは11月8日、今年もエコプロダクツ2016に出展すると発表しました。

日時 2016年12月8日~10日 10:00~18:00(10日は17時まで)
会場 東京ビッグサイト
同社の展示内容 ・開封・ディスプレイが容易で販促効果の高い「レンゴースマート・ディスプレイ・パッケージング(RSDP)」
・段ボールリサイクルの仕組みや優れた特徴
・コンテスト受賞作、機能性段ボール、防災関連製品、FSC認証製品
などの展示

 同社以外にも三菱製紙や日本紙パルプ商事、国際紙パルプ商事などが展示内容をサイトで発表しており、王子グループ、日本製紙グループ、大王製紙、北越紀州製紙なども出展社に名を連ねています。

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【板紙の国外の市況/状況】

1.レンゴー ベトナムの新ライン稼働

 レンゴーは11月18日、ベトナムの合弁企業で建設を進めていた新ラインが稼働を開始したと発表しました。

新設備 ビナクラフトペーパー社 2号抄紙機
生産品目 段ボール原紙(中芯)
生産能力 年産22万トン

 ベトナムの2016年のGDP伸長率は6.1%が見込まれ、段ボール原紙の需要も年々拡大しているとのことで、既に稼働している1号機と合わせて年産24万6千トンから48万9千トン体制へと能力を増強し、増え続ける需要に対応すると同社は発表しています。

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【その他の市況】

1.ティッシュペーパー 安値との報道

 ティッシュペーパーの店頭価格が下落していると報じられています。東京紙商家庭紙同業会の10月の東京地区の店頭価格調べでは、大手メーカーの160組5箱パックが前月比10円安、180~200組5箱パックは横ばいが続いているとのこと。枚数が少なく割安な150組の価格に160組の価格が引っ張られている現象があるとのことで、需要の増える10月以降も店舗の集客の目玉として使われるため価格は上がりにくいとの見方が多いと記事では伝えています。

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【印刷・製品関連】

1.凸版印刷 CNFを紙カップに利用

 凸版印刷は10月3日、セルロースナノファイバー(CNF)を用いて酸素バリア性を持たせた紙カップの開発を進めていると発表しました。

活用法 5層構造の紙カップで1層目のポリエチレン基材と3層目の紙基材の間にCNFのバリア層を設計。
CNFを活用したバリア紙カップは本製品が日本初とのこと。
特長 ①CNFの酸素バリア性により、プラスチックフィルムを使用した場合と同程度に食品の酸化劣化を防止。
②CNFの香りや匂いに対するバリア性により、匂い移りなどを防止。
③石化由来材料を40%以上削減でき、環境に配慮した製品を実現。
今後の展開 2017年よりサンプル出荷開始の予定。

 同社はカップ麺や菓子など食品向けに同製品を拡販する計画とのことで、CNFを用いた紙器全体で2020年度に約10億円の売上を目指すものとしています。

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※文中敬称略
※文章は2016年11月28日現在、新聞記事などを基に華陽紙業にて編集しております。実際の動向についてはお客様にて総合的にご判断頂きますよう、お願い申し上げます。

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