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紙の市況 (2017.3)詳細  3月20日更新分

【洋紙 国内紙の市況/状況】

1.大王製紙 家庭紙でも値上げ発表

 大王製紙株式会社は3月14日、印刷・情報用紙に続き、家庭紙製品でも値上げを行うことを発表しました。

対象商品 家庭紙全般(ティシュー、トイレットペーパー、キッチンタオル 他)
値上げ幅 現行価格+10%以上
実施時期 平成29年5月1日出荷分より
理由 ・原料である輸入パルプ等の値上がり
・ガス・電気等のエネルギーコストの上昇

 大王製紙を含む家庭紙各社は2015年にも値上げに向け交渉を行いましたが、輸入家庭紙の増加を招くなどの要因もあり、満足な成果は得られなかった経緯があります。

・訪日外国人の増加で、ホテルや商業施設など向けの家庭紙需要が増加
・当時と比べ物流費、人件費などが上昇

と値上げを後押しする要因はあるものの、

・消費者の節約意識は依然強い
・家庭紙製品は集客目的の特売対象となることが多く、小売店は値上げに抵抗感

といった要因もあり、値上げがどの程度浸透するかは不透明な状況となっています。

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2.富士フイルム 感圧紙を値上げ

 富士フイルムビジネスサプライは3月1日、同社情報用紙主力商品の感圧紙(ノーカーボン紙)を値上げすると発表しました。

対象商品 富士フイルム 感圧紙(平判、巻取)
値上げ幅 現行価格+10%以上
実施時期 平成29年4月1日出荷分より
理由 ・情報用紙の国内需要の低迷
・原材料費の価格の上昇基調

 ノーカーボン紙は伝票類に広く用いられていますが、小型プリンターの普及による単票化や請求書類のデジタル化などにより需要は近年縮小傾向となっています。

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3.北越紀州製紙 塗工紙・特殊紙でFSC認証製品

 北越紀州製紙は3月6日と15日に、一部塗工紙と特殊紙でFSC認証製品の販売を開始すると発表しました。

製品名 ミューコートネオス‐F
品種 グロスコート
受注形態 受注生産
規格 ミューコートネオスの平判で設定している全米坪・全寸法対象
時期 平成27年4月生産開始
製品名 ハイ‐アピスNEO(F)
品種 塗工高級印刷用紙
規格 ハイ‐アピスNEOの全米坪・全寸法対象
時期 平成27年4月より順次販売開始
その他 非認証品と並行して販売
製品名 孔雀ケント(F)
品種 非塗工ケント紙
規格 孔雀ケントの全米坪・全寸法対象
時期 平成27年4月より順次販売開始
その他 非認証品と並行して販売

 同社は昨年白板紙でもFSC認証品の販売を開始しており、認証製品販売の幅を広げています。

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【洋紙の国外の市況/状況】

1.APRIL社 LBKPの市場供給分を削減

 APRIL社が広葉樹パルプの市場供給分を削減することになると報じられています。中国子会社の新会工場で新たな非塗工上級紙ラインが稼働、それに伴い年産30~35万トン分のL‐BKPがそちらに振り向けられる計算になるとのこと。同社は昨年10月インドネシアで新たな非塗工上級紙ラインを稼働した際、その原料手当て分としてL‐BKP60万トンの市場供給を取り止めており、合わせて約100万トン分のL‐BKPが市場に供給されなくなると記事では伝えています。

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【板紙の国内の市況/状況】

1.日本製紙 3工場でFSC認証取得

 日本製紙は3月15日、同社の産業用紙部、白板・パッケージ部が取り扱う製品を生産する3工場でFSCのCoC認証を取得したと発表しました。

認証取得工場 富士工場(吉永)、大竹工場、関東工場(草加・足利)
認証生産品種 白板紙、包装用紙、印刷用紙、特殊板紙

 合わせて同社は、富士工場(吉永)で生産する「リバース70」のFSC認証品の生産を開始したと発表しています。

製品名 リバース70F
品種 両面コートカード紙
常備規格 四六判T・Y目とK判T・Y目の190、210、230、260、310、360g/㎡。
420g/㎡は受注生産。

 「リバース70」はもともとPEFC認証を取得している製品であるため、FSC認証品の追加により、ニーズに応じて森林認証を選択して頂くことができると、同社は説明しています。

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【その他の市況】

1.丸富製紙 トイレットペーパー値上げ発表

 3月15日付の日本経済新聞紙上にて、再生トイレットペーパーメーカー大手の丸富製紙がトイレットペーパーの値上げを発表したと報じられました。

対象商品 トイレットペーパー
値上げ幅 現行価格+10%以上
実施時期 平成29年5月1日出荷分より
理由 ・原料である古紙の値上がり
・ガス・電気等のエネルギーコストの上昇

 古紙の供給が世界的に不足しており、輸送コストの上昇も懸念されることから、同社は追加値上げも検討中であると記事では伝えています。

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2.王子ネピアがWWFジャパンと提携

 王子ホールディングスと王子ネピアは3月16日、王子ネピアと世界自然保護基金ジャパン(WWFジャパン)が提携し、FSCの普及促進に向けた啓発活動を行っていくことで合意したと発表しました。FSCの普及促進を目的として商標ライセンス契約を結ぶのは、家庭紙メーカーでは同社が日本初となるとのこと。今後王子ネピアはティッシュやトイレットペーパーなどのFSC対象商品のパッケージににFSC普及促進啓発ロゴマークを表示し、啓発活動を行っていくとしています。
 昨今FSC認証ラベルの付いた紙製品が増えつつありますが、まだまだ一般での認知度は低く、王子ネピアの活動によりFSCの認知度が向上し、消費者が普通に環境や社会に配慮した製品を選ぶ社会の形成の手助けとなることが期待されています。

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【印刷・製品関連】

1.ラクスル ストーンペーパーの名刺を販売

 ネット印刷のラクスルは3月13日、LIMEX(ライメックス)を扱う新素材開発のTBMと協業し、LIMEX製の名刺やポスターなどの販売を開始すると発表しました。

LIMEX 株式会社TBMが開発した、国産のストーンペーパー。石灰石を主な原料とし、耐水性が高く環境負荷が少ない点を特徴とする。
協業内容 ラクスルのECサイトにてLIMEXを使用した名刺の販売を開始。4月以降にはフライヤーやポスターの販売も予定。

 ラクスルはLIMEXの名刺100枚で普通紙名刺と比較して10リットルの水資源が節約できるとして、その環境負荷の低さを説明しています。

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※文中敬称略
※文章は2017年3月17日現在、新聞記事などを基に華陽紙業にて編集しております。実際の動向についてはお客様にて総合的にご判断頂きますよう、お願い申し上げます。

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