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紙の市況 (2017.5)詳細  5月20日更新分

【洋紙 国内紙の市況/状況】

1.製紙各社 平成29年3月期決算

 5月に入り製紙各社の平成29年3月期決算が相次いで発表されました。各社のサイトで公開されている決算短信によると、

メーカー 売上高 営業利益 経常利益 当期純利益
金額 増減率 金額 増減率 金額 増減率 金額 増減率
王子HD 1,439,855 0.4% 70,508 △4.3% 51,190 △17.9% 36,562 139.6%
日本製紙 992,428 △1.5% 23,764 5.0% 26,994 57.6% 8,399 246.4%
大王製紙 477,140 0.6% 23,535 △3.2% 21,347 0.4% 12,136 △16.8%
北越紀州製紙 262,398 6.3% 12,900 39.7% 14,055 32.8% 10,380 38.8%
三菱製紙 201,955 △6.6% 4,313 11.4% 2,703 22.0% 1,152 △48.0%
中越パルプ工業 93,882 △6.0% 1,489 5.4% 1,397 5.9% 1,255 672.9%
特種東海製紙 77,718 △0.9% 4,708 25.5% 5,075 29.3% 3,852 54.2%

(金額の単位は百万円、%は対前期増減率、△はマイナス)

との結果で、

メーカー 売上高 営業利益 経常利益 当期純利益
王子HD 150717_uwamuki 150717_shitamuki 150717_shitamuki 150717_uwamuki
日本製紙 150717_shitamuki 150717_uwamuki 150717_uwamuki 150717_uwamuki
大王製紙 150717_uwamuki 150717_shitamuki 150717_uwamuki 150717_shitamuki
北越紀州製紙 150717_uwamuki 150717_uwamuki 150717_uwamuki 150717_uwamuki
三菱製紙 150717_shitamuki 150717_uwamuki 150717_uwamuki 150717_shitamuki
中越パルプ工業 150717_shitamuki 150717_uwamuki 150717_uwamuki 150717_uwamuki
特種東海製紙 150717_shitamuki 150717_uwamuki 150717_uwamuki 150717_uwamuki

となったようです。
 製紙業界自体が置かれている環境としては、

プラス要因 ・国内で雇用情勢の改善やインバウンド効果
・米・中の景気回復、政策的なインフラ投資への期待などが素材の国際相場に影響
・家庭紙、段ボール原紙などが国内外で堅調
マイナス要因 ・国内印刷用紙の需要は縮小傾向継続、市況軟化
・素材価格の上昇や2016年秋~末の円安傾向などで、原燃料調達コストが上昇
・シリアや北朝鮮、各国のテロなど、地政学リスクの高まり

などが挙げられています。
 2~3月に発表された印刷・情報用紙、段ボール原紙、家庭紙の値上げについては交渉が本格化しているとの話もあり、価格の行方や在庫状況に今後も注目が集まりそうです。

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2.王子HD 成形性の高いCNFシートサンプル配布

 王子ホールディングスは5月10日、成形性に優れたセルロースナノファイバーシート「アウロ・ヴェール3D」のサンプル配布を開始すると発表しました。
 同社は既にCNF透明シート「アウロ・ヴェール」のサンプル配布を実施していますが、新しく開発された「アウロ・ヴェール3D」は「アウロ・ヴェール」の高い透明性、寸法安定性を受け継ぎつつ、自由に成形加工できるという新しい特質をそなえているとのこと。
 従来品に併せ新開発品「アウロ・ヴェール3D」のサンプル配布を実施することで、CNFのさらに幅広い分野での活用、事業化を加速し、新たな事業の創出を目指すと、同社は発表しています。

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3.日本製紙 新素材営業本部を新設

 日本製紙は5月12日、今年6月29日付で新素材営業本部を新設すると発表しました。この新素材営業本部では、

・CNFやミネラルハイブリッドファイバーなど、同社が技術開発に注力している新素材の市場開発、販売拡大
・従来販売してきた機能性セルロース系素材や各種包材の販売

などを担当するとのことで、新素材と従来製品を合わせて幅広く成長が見込める分野で営業体制を整備し、これまで進めてきた事業構造転換をより一層加速していくと同社は説明しています。

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【洋紙の国外の市況/状況】

1.中国 2016年紙・板紙生産・消費量発表

 中国造紙協会が2016年の紙・板紙の生産・消費量を発表したと報じられています。記事によると、同国の2016年の紙・板紙生産量は前年比1.35%増の1億855万トン、消費量は前年比0.65%増の1億419万トンになったとのこと。玖龍紙業、理文造紙、晨鳴紙業、太陽紙業など大手メーカーの実績も上昇していると伝えられていますが、前年の同国の生産・消費量の伸びがそれぞれ前年比2.29%増、2.79%増だったことから、伸びが鈍化しているとの見方も記事では伝えられています。

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【板紙の国内の市況/状況】

1.レンゴー 平成29年3月期決算発表

 レンゴーは5月12日、平成29年3月期の決算短信を同社サイトに掲載しました。

売上高 営業利益 経常利益 当期純利益
金額
(百万円)
対前期
増減率
金額
(百万円)
対前期
増減率
金額
(百万円)
対前期
増減率
金額
(百万円)
対前期
増減率
545,489 2.4% 23,642 50.3% 25,214 51.6% 13,876 41.4%

とのことで、前期に続いて増収増益の結果となっています。
 同社の主力の段ボール原紙は国内外で堅調で、同社は2018年3月期も増収増益の予想を発表していますが、東南アジアでの競争激化や原料価格の高騰などマイナス要因も報じられており、総合的な提案力の向上、事業強化、付加価値の高い包装形態・包装システムの開発、生産性向上などで数量拡大、収益確保に努めると同社は表明しています。
 

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【板紙の国外の市況/状況】

1.中国 価格維持のため休転延長

 中国の塗工アイボリー製造大手4社が価格維持のため今月予定している休転を延長すると報じられています。APP中国や太陽紙業などの複数のラインが停機され、合計17万7千トンが減産される見通しであるとのこと。その他の品種ではAPRIL社の中国子会社でも5月末の1週間程度の休転が予定されており、非塗工上級紙が約1万トン減産される見通しであると記事では伝えています。

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【その他の市況】

1.王子・三菱 家庭紙で合弁事業

 王子ホールディングスと三菱製紙は5月11日、合弁で新会社を設立し家庭紙の製造を行うことで合意したと発表しました。

概要 王子ネピアの家庭紙製造設備を三菱製紙八戸工場構内に移設し、家庭紙を製造する。
製造された製品については、王子は「ネピア」、三菱は「ナクレ」のブランドで主に東北地方に出荷。
王子HDは東北地区初の拠点を確保し物流コストを削減、三菱製紙は八戸工場の多角化により収益構造の安定を図れるメリットがある。
新会社名称 エム・ピー・エム・王子ホームプロダクツ株式会社
出資比率 三菱製紙70%、王子ネピア30%
生産品目 ティッシュペーパー、トイレットロール
生産量 年産約1万8千トン
設備稼働開始 2019年4月予定

 家庭紙は段ボール原紙などと並んで今後も成長が見込める分野として、製紙各社が新工場建設などの投資計画を発表しています。

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2.北米産パルプ価格上昇

 パルプの対日輸出価格が上昇したと報じられています。北米産針葉樹晒クラフトパルプの4月積み価格が前月比3%高で決着したとのこと。例年4~6月のパルプ工場の休転を前に中国の製紙会社がパルプ購入量を増やしたことが反映されたとのことで、今後も供給減から価格は上昇基調との見方が記事では伝えられています。

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【印刷・製品関連】

1.生命保険販売のペーパーレス化 池田泉州銀行

 池田泉州銀行は5月10日、生命保険販売をタブレット端末の活用でペーパーレス化するシステムを開発、5月15日より全店で稼働すると発表しました。

概要 生命保険のお客様への提案から契約までの全工程で記入書類をタブレット上に置き換えるシステムをNTTデータと共同で開発。
行内システムと保険会社のWEBを接続し、保険設計書の作成や保険申し込みの手続きなどもタブレット端末上のチェックや電子サインなどで行える。
同社発表によれば、銀行業界初の取り組み。
顧客のメリット ①顧客の記入帳票が12種類から2種類まで削減。
②申し込みから契約までの手続き時間が約120分から約60分に短縮。
③申し込み後の保険証券のお届けが2週間程度から最短3日に短縮。
今後の展開 まず生命保険会社3社から始め、他の生命保険会社へも拡大していく予定。
他行でも利用可能なようにシステム設計されているため、将来的には多くの金融機関による利用を想定。

 同行では昨年10月投資信託販売のペーパーレス化を実現、今年7月には営業事務のペーパーレス化実施も予定しており、各種手続きの明確化・迅速化とともに不正や過誤に対する防止効果も高まると、ペーパーレス化の狙いを説明しています。

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※文中敬称略
※文章は2017年5月19日現在、新聞記事などを基に華陽紙業にて編集しております。実際の動向についてはお客様にて総合的にご判断頂きますよう、お願い申し上げます。

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