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紙の市況 (2017.6)詳細  6月10日更新分

【洋紙 国内紙の市況/状況】

1.日経42種 紙・板紙横ばい続く

 6月1日付の日本経済新聞紙上にて、5月末の日経商品指数が発表されました。1970年を100として企業間取引価格を指数化したもので、対象42種素材全体では、前月比0.4%、前年同月比8.6%の上昇となっていますが、紙・板紙に関しては

品種 5月末値 前月比 前年同月比
紙・板紙 155.692 0% +0.4%

と、4月末値と変わらない指数となっています。
 昨年12月末に153.805だった指数が今年1月に155.692に1.2%上昇して以来横ばいの状態が続いており、製紙各社の値上げ交渉が5月時点では浸透には至らなかった状況がうかがわれます。

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2.カセイソーダ 追加値上げの可能性

 6月7日付の日本経済新聞紙上にて、カセイソーダの東アジアでの取引価格が上昇していると報じられています。

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との要因から、5月下旬時点のカセイソーダのアジアでの取引価格は、年初に比べ1割上昇したとのこと。
 国内の化学メーカーは製紙各社を含むユーザーに対し4月までに値上げ交渉を決着させていますが、アジアでの高値が続けば追加値上げの可能性もあるとの声を記事では紹介しています。

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3.王子HDのCNF増粘剤が一般向け商品に採用

 王子ホールディングスは6月5日、同社のセルロースナノファイバーの増粘剤が一般消費者向けカーケミカル用品の原材料として採用されたと発表しました。記事によると、

対象増粘剤 『アウロ・ヴィスコ™』
特長 ①粘度が天然の増粘剤の10~100倍。少ない添加量で効果が得られる。
②静止状態では高粘度。撹拌などするとサラサラになり、時間を置くとまた元の粘度に戻る。
これらの物性が評価され採用に。
提供時期 2017年5月末より提供開始。

とのこと。
 同社は独自製法のセルロースナノファイバー製品の用途拡大やサンプル提供を積極的に行い、事業化を見据えた新たなステージに進むと発表しています。

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4.日本製紙 技術開発でバイオマス生産量を1.8倍に

 日本製紙は6月1日、バイオマス生産量を1.8倍以上にできる精密林業技術を開発したと発表しました。NEDOのプロジェクトで、東京農工大学、千葉大学とともに開発したもので、

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とのこと。
 地球温暖化対策の手段としてのバイオ燃料に、化石燃料に対するコスト競争力を持たせる手段になり得るとして、同社は海外植林地での木質バイオマス生産にこの技術を活用するとともに、さらに幅広い製造業の発展・強化に結び付く展開を検討するとしています。

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5.三菱製紙 直営店を開設

 三菱製紙は5月29日、同社子会社のピクトリコが直営店を開設すると発表しました。

名称 ピクトリコ ショップ&ギャラリー 表参道
業務内容 ・インクジェット製品の販売
・「ピクトリコプリント工房」の相談受付窓口(※「ピクトリコプリント工房」・・・インクジェットプリントのスペシャリストが紙選び、印刷品質、加工、展示などをアドバイス、サポートする、写真作品プリントサービス)
・レンタルギャラリーを併設、運営
開設予定日 2017年7月4日予定。

 同社はこの直営店を、直接ユーザーと接点を持ち情報収集できるサテライトショップと位置付けています。

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【洋紙の国外の市況/状況】

1.インドネシア政府 AD課税に不服表明

 インドネシア政府が同国製のコピー用紙に賦課されたオーストラリア政府のアンチダンピング課税に不服を表明していると報じられています。同政府はオーストラリア政府を相手に訴訟を起こす準備を進めているとのこと。オーストラリア政府は輸入コピー用紙が適正市場価格を下回っているとして、インドネシア製のほか、中国、タイ、ブラジルの製品もダンピング調査の対象としていると記事で伝えています。

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【板紙の国内の市況/状況】

1.段ボール 値上げ交渉進まずの報道

 
 6月8日付の日本経済新聞紙上にて、段ボールの値上げ交渉が進んでいないとの見方が報じられています。記事ではその要因を、原紙と製品が置かれている状況の違いから説明しており、
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という関係から、原料が高く需要が増えているにもかかわらず値上げ交渉が進まないといういびつな状況であると説明しています。
 古紙価格は依然、中国や米国の需要増が反映されて高値を続けており、製紙各社の収益を圧迫する状況が続いています。

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【板紙の国外の市況/状況】

1.正隆股份が上海工場を閉鎖

 台湾製紙大手の正隆股份有限公司が上海の再生段ボール工場を今年末にも閉鎖する意向であると報じられています。同工場は上海市より熱ボイラーの燃料を石炭からクリーン燃料に転換するよう求められており、改修工事に多額の費用が掛かることから同工場の閉鎖を決めたもようとのこと。同工場が売却を検討している設備の中には、クラフトライナーなどを生産する年産45万トンのラインが含まれていると記事では伝えています。

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【その他の市況】

1.6月積み古紙輸出価格大幅上昇

 6月2日付の日本経済新聞紙上にて、古紙の6月積みの輸出価格が大幅に上昇したと報じられています。関東製紙原料直納商工組合の6月積み価格では、段ボール古紙が前月比20%、新聞古紙が同10%、雑誌古紙は同12上昇したとのこと。3月積みが最高値を付けた後、4月積みで大幅ダウン、5月、6月でまた上昇と古紙輸出価格は乱高下の様相を呈しており、国内古紙価格に与える影響も懸念されます。

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【印刷・製品関連】

1.大日本印刷 「イマドリ!®」提供開始

 大日本印刷は6月5日、「イマドリ!®」サービスの提供を開始すると発表しました。

名称 「イマドリ!®」
内容 食品パッケージの ①デザイン②使い勝手③競合品との比較 を診断するサービス。デザインや使い勝手の課題や改善点を診断し、最適なパッケージの実現を目指す。
日本プロ農業総合支援機構のコンサルティングメニューとして採用。
開発の背景 ・食品や菓子メーカーの新商品開発で最適パッケージの提案が必要。
・農業の生産者が最終商品開発まで行う機会が増加(政府が”6次産業化”を推進)。
・食品パッケージに、商品の特徴の訴求だけでなく、開封しやすさ、使いやすさ、廃棄やリサイクルのしやすさなどの機能が求められている現状。

 サービスの提供により同社は、2018年度に年間20件以上の受注を目指すとともに、地域ブランド育成の支援や新たな付加価値のある商品開発のサポートをしていくものとしています。

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※文中敬称略
※文章は2017年6月8日現在、新聞記事などを基に華陽紙業にて編集しております。実際の動向についてはお客様にて総合的にご判断頂きますよう、お願い申し上げます。

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