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紙の市況 (2017.7)詳細  7月20日更新分

【洋紙 国内紙の市況/状況】

1.日本製紙 CNF強化樹脂実証生産設備が稼働

 日本製紙は7月12日、CNF強化樹脂の実証生産設備が稼働したと発表しました。

CNF強化樹脂 セルロースナノファイバーを樹脂に練り混ぜてつくる強度の高い樹脂
今回の取り組み 今年4月、石巻工場でCNFの量産設備(年産500トン)が稼働。今回はCNFの実用化の一環として富士工場で建設を進めていたCNF強化樹脂の生産設備が6月末に完工、稼働を開始したもの。
今後の取り組み 今年9月に島根県の江津工場で、食品・化粧品向け添加剤用のCNFの量産設備が稼働予定。

 これまで製紙各社が開発を主導してきたCNFですが、7月12日付の日本経済新聞紙上にて、古河電気工業がCNF強化樹脂の低コストな製造技術を開発したと報じられています。

内容 古河電工が従来の電線ケーブル製造で培ってきた加工技術を応用。
原料パルプ、樹脂、添加物を混ぜ、押し出し機の中で一度に反応・製造する方法で、製造工程を短縮し、コストを低減する。
CNF強化樹脂自体に接着性能を持たせているため、金属に接合する際にビス止めや接着剤が不要と、この段階でも製造コストを下げることができる。
同社が想定する用途 自動車の内装や電装部品、ボディーの外板向けなど。将来的にはその他のボディー周りの金属の代替も視野。

 記事によれば、従来1キロあたり数千円~1万円程度掛かっているCNF強化樹脂の製造コストが、古河電工の試作段階で1キログラム当たり400円程度に削減できる目途がついているとのこと。製紙各社でもCNFの製造コストを下げることは実用化に向けての重要課題の一つとなっており、CNFの将来性の高さと相俟って開発競争がより激しくなることも予想されます。

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2.日本製紙 設備の異常予兆監視システムを開発

 日本製紙は7月11日、設備の異常の予兆を常時監視するシステムを開発したと発表しました。
 

名称 『e‐無線巡回』
開発者 グループの日本製紙ユニテック株式会社。日本製紙ユニテックは同グループのエンジニアリング事業を担当。設備保全業務の際の「簡素に多くの機械装置を監視できる低価格なシステムが欲しい」という現場のニーズに応えて開発。
内容 稼働中の機械装置に取り付けた「子機」が取得する装置の温度や振動加速度のデータを「親機」に無線で送り蓄積。「ソフトウェア」で傾向を常時管理して、異常傾向が見られた場合には即座に対処し、トラブルなどを未然に防ぐ。
従来は人が現場を巡回する手法が多く、異常発見の技術を数値化できない場合が多かったが、システムを導入することで数値データでの監視が可能となり、「見える化」できる。
同社は2015年より白老事業所で『e‐無線巡回』を導入。今後他の国内工場にも広げ、外部販売も進める方針。

 同システムは7月19日~21日の「第41回プラントメンテナンスショー」において桜井株式会社のブースで披露されるとのことで、同社は多数の来場を呼び掛けています。

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【洋紙の国外の市況/状況】

1.テトラパック社の広東省の工場が閉鎖へ

 飲料パッケージ大手のスイス・テトラパック社が中国・広東省仏山市にあるパッケージ工場の操業を永久停止すると発表したと報じられています。将来的にも操業継続は難しいと判断し、7月28日までに停止すると決定したとのこと。1991年の開設時には工業地帯であった立地が、現在では住宅や商業施設地帯となっており、印刷やラミネート工程における臭気について近隣住民から苦情が多数寄せられていたとも記事では伝えています。

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【板紙の国内の市況/状況】

1.日本製紙 チップボール等の値上げを発表

 日本製紙は7月19日、チップボールや色板紙などの価格を修正すると発表しました。

対象品種 チップボール、色板紙、紙管原紙、貼合製品等
値上げ幅 現行価格+10円/kg以上
実施時期 2017年9月1日出荷分より

 同様の品種では王子マテリアとレンゴーが8月1日出荷分からの値上げを既に発表しています。
 

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【板紙の国外の市況/状況】

1.レンゴー 国外での投資案件2件を発表

 レンゴーは7月14日、子会社のトライウォール社を主体とする2件の国外投資案件について発表しました。

合弁会社設立
場所 アメリカ ミシガン州
内容 HGパッケージング社と合弁のTWミシガン社を設立。
事業内容 重量物包装資材の製造・販売。
狙い 自動車産業をはじめとする製造業の国内回帰が見込まれる米国に拠点を持ち、事業の拡大を図る。
資本参加
場所 ポーランド
内容 ポーランドのパッケージングメーカー、TPMSポーランド社の株式58%を取得。
事業内容 重量物包装資材の製造・販売。
狙い 自動車部品メーカーが集積する東ヨーロッパに拠点を持ち、事業の拡大を図る。

 重量物包装資材に強みを持ち、アジアやヨーロッパで広く事業を展開するトライウォール社を通じて事業拡充を図ることで、より多様化、グローバル化する包装ニーズに応えていくと、同社は説明しています。

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【その他の市況】

1.トイレットペーパー6月出荷量 前年同月比減

 7月19日付の日本経済新聞紙上にて、6月のトイレットペーパーの国内出荷量が前年同月比減となったと報じられています。日本家庭紙工業会のまとめ(速報値)で、

トイレットペーパー 前年同月比0.3%減
ティッシュペーパー 前年同月比4.0%減
タオル用紙 前年同月比14.7%増

で、トイレットペーパーの国内出荷量は4か月ぶりに前年実績を下回ったとのこと。王子ネピアや大王製紙などの値上げ発表に伴い、商社各社が5月に仕入を増やした反動から6月は調達を控える動きがあったとの声を記事では伝えています。

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【印刷・製品関連】

1.旭山動物園開園50周年 製紙も協賛グッズ

 北海道の旭山動物園が7月1日開園50周年を迎えたのを記念し、各種の記念グッズの販売やイベントが行われています。サッポロビールやJALが記念缶の発売やキャンペーンなどを実施していますが、製紙メーカーも、

王子ネピア 旭山動物園の人気者「ホッキョクグマ」「アミメキリン」のパッケージの鼻セレブティッシュを数量限定で発売。
日本製紙 旭山動物園の草食動物のウンチを配合した紙を使用する「ウン気上昇」名刺を7月1日より販売開始。
旭山動物園50周年を盛り上げるツールとして、記念プロジェクトの趣旨に賛同する法人が当面の販売対象。

などが実施されています。
 その他、旭山動物園のオフィシャルグッズとして、50周年記念誌や、全面改訂された公式ガイドブックなども園内各売店で販売中と発表されています。

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※文中敬称略
※文章は2017年7月19日現在、新聞記事などを基に華陽紙業にて編集しております。実際の動向についてはお客様にて総合的にご判断頂きますよう、お願い申し上げます。

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