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紙の市況 (2017.8)詳細  8月10日更新分

【洋紙 国内紙の市況/状況】

1.日経商品指数 紙・板紙、上昇反映

 8月1日付の日本経済新聞紙上にて、日経商品指数42種の7月末値が発表されました。6月まで横ばいを続けてきた紙・板紙の企業間取引価格の指数ですが、7月末値は

品種 7月末値 前月比 前年同月比
紙・板紙 163.645 +5.1% +5.6%

と、値上げを反映した指数となっています。
 日経42種全体でも前年同月比で10.5%の上昇となっており、原燃料コストや国際市況の上昇を受け素材の企業間の取引価格では値上げが受け入れられつつあることを表していますが、消費者の節約志向は変わっていないとして、内需の盛り上がりを伴わない値上げが末端まで浸透するかは不透明と記事では伝えられています。

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2.製紙各社 2017年4~6月期決算発表

 8月に入り、製紙各社が2017年4~6月期の決算を発表しています。公式サイトに掲載された王子、日本、三菱、中越パルプの決算短信によると、

メーカー 売上高 営業利益 経常利益 当期純利益
金額 増減率 金額 増減率 金額 増減率 金額 増減率
王子HD 350,926 0.1% 12,667 △31.6% 10,165 30.4% 5,608 △23.2%
日本製紙 255,639 8.7% 3,120 △43.5% 5,352 △11.7% 5,585 86.4%
三菱製紙 49,283 △3.2% △656 △597 △787
中越パルプ工業 22,805 △1.9% △807 △827 △624

(金額の単位は百万円、%は対前期増減率、△はマイナス)

と、王子ホールディングスは前年同四半期比3割減、日本製紙は同4割減の営業利益となっています。
 需要が堅調な段ボール原紙などの部門でも原燃料コストの上昇から大幅な減益となっていると報じられており、通期の業績予想の達成は値上げの浸透が前提条件の一つであると日本経済新聞では分析されています。

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3.日本製紙 塗工紙マシン2機停機

 日本製紙は8月3日、塗工紙の生産体制を見直し、マシンを2機停機すると発表しました。

対象 秋田工場 1号塗工機 及び
石巻工場 2号塗工機
停機時期 2018年5月末
生産品種 上質コート紙、軽量コート紙
年産能力 2機合計で24万トン

 少子化や電子化の影響で今後も塗工紙の需要は減少するとの観測から、塗工紙の生産を他工場に集約し、生産性向上で競争力強化を図ると同社は説明しています。

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4.大王製紙 CNF成形体サンプル提供開始

 大王製紙は7月28日、CNF成形体のサンプル提供を開始すると発表しました。

CNF成形体 セルロースナノファイバーとパルプ繊維を複合化した成形体。提供されるサンプルはCNFを50~80%含有している。
CNF成形体の基本設計とサンプル提供を大王製紙が担当し、製造はヤマセイ株式会社が行う。
特長 軽量で高強度。汎用プラスチックと比べ、引張弾性率(変形のしにくさ)や引張強度、また高温下での引張弾性率・引張強度でも優れた特性を有している。
用途 スポーツ用品部材として商品化検討中。
また、高強度、耐熱性を必要とする自動車部材、建材、家電筐体、電子基板などで事業化を進める方針。

(大王製紙公式サイト発表より)

 同社は昨年10月にCNF高配合の成形体の開発に成功、この8月よりサンプル提供を開始すると発表しています。

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【洋紙の国外の市況/状況】

1.フランス社がオランダの銀行券用紙工場を買収

 フランスのOberthur Fiduciaire社がオランダのVHP社の銀行券用紙工場と銀行券に関する知的財産権の全てを取得したと報じられています。同工場はユーロ紙幣の製紙工場で、銀行用紙製造に関し200年の歴史があるとのこと。歴史あるブランドを生かすためVHP Security Paper社の名前は残されると記事では伝えています。

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【板紙の国内の市況/状況】

1.レンゴー 第1四半期決算を発表

 
 レンゴーは8月2日、2017年4~6月期の決算を発表しました。同社サイトに掲載された決算短信によると、

売上高 営業利益 経常利益 当期純利益
金額 増減率 金額 増減率 金額 増減率 金額 増減率
146,148 8.2% 4,739 △32.5% 5,487 △25.0% 3,432 △23.8%

(金額の単位は百万円、%は対前期増減率、△はマイナス)

と、対前年同四半期で増収減益の結果となっています。
 営業利益を押し下げた大きな要因は原料価格の高騰と分析されており、価格転嫁を急ぐ必要性について日本経済新聞で言及されています。

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2.日本製紙 白板紙事業を統合

 日本製紙は8月1日、10月1日付で、日本製紙情報・産業用紙営業本部に日本製紙クレシア白板紙営業部門を統合すると発表しました。従来はそれぞれで白板紙事業を展開していましたが、一元化することで営業力を向上し、同時に日本製紙クレシア興陽工場の生産体制の効率化を図ることで、生まれる余力を新しいパッケージ製品の開発に振り向けるとのこと。同社は紙をベースにした新たな包材などの開発により注力し、グループ全体で事業構造転換を加速していくと表明しています。

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【板紙の国外の市況/状況】

1.レンゴー 英社を買収

 レンゴーは8月3日、同社の子会社のトライウォール社の100%出資子会社を通じて、ウェールズに本拠を置くWelsh Boxes社の株式95.02%を取得したと発表しました。Welsh Boxes社は重量物及び一般ダンボールケースの製造販売などを手掛ける会社で、この株式取得によりヨーロッパにおける重量物段ボールをはじめとする事業がさらに充実されるとのこと。日本の製造業も多く進出するアジアやヨーロッパでは重量物を梱包できる強化段ボールの需要が一層高まっており、レンゴーの同事業のさらなる拡充に注目が集まりそうです。

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【その他の市況】

1.家庭紙 東京店頭価格が一部上昇

 8月8日付の日本経済新聞紙上にて、家庭紙の東京の店頭価格が一部上昇したと報じられています。東京紙商家庭紙同業会の発表によるもので、7月の家庭紙の店頭価格が、

大手メーカー 低価格帯 ティッシュペーパー それぞれ下値が、前月比10円上昇
パルプ製 高価格帯 トイレットペーパー

となったのこと。ティッシュペーパーの価格が上がるのは1年半ぶりとのことで、製紙大手が打ち出した値上げが小売価格にも一部波及し始めているとの同会の声を記事では紹介しています。

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【印刷・製品関連】

1.佐川の段ボールに名古屋城印刷

  8月4日付の日本経済新聞紙上にて、名古屋市と佐川急便が「連携と協力に関する包括協定」を締結したと報じられました。記事や、佐川急便サイトのニュースリリースによると、

目的 市民サービスの一層の向上と地域の活性化を図る。
内容 高齢消費者の見守り支援講座や認知症サポーター養成講座の実施、災害時の輸送等の協力、エコドライブマイスター設置事業所への登録など、多数の施策への協力を実施。
ご当地段ボール 名古屋の魅力向上・発信への協力の一環として、ロゴマークと名古屋城を印刷したご当地段ボールを営業所などで販売。個人や企業の発送に利用してもらい、名古屋の魅力の発信に協力する。

 佐川急便は名古屋城木造復元プロジェクトのポスターやのぼり、寄付の案内も営業拠点に設置し、PRに協力すると記事では紹介されています。

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※文中敬称略
※文章は2017年8月8日現在、新聞記事などを基に華陽紙業にて編集しております。実際の動向についてはお客様にて総合的にご判断頂きますよう、お願い申し上げます。

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