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紙の市況 (2017.8)詳細  8月20日更新分

【洋紙 国内紙の市況/状況】

1.大王・特種東海 2017年4~6月期決算発表

 他社に続き、大王製紙、特種東海製紙が2017年4~6月期の決算を発表しています。公式サイトに掲載された決算短信によると、

メーカー 売上高 営業利益 経常利益 当期純利益
金額 増減率 金額 増減率 金額 増減率 金額 増減率
大王製紙 124,860 9.9% 751 △84.3% 227 △93.0% 797 △35.6%
特種東海製紙 19,720 2.4% 977 △9.8% 197 △83.0% △77

(金額の単位は百万円、%は対前期増減率、△はマイナス)

と、いずれも対前年同四半期比で増収減益の結果となっています。
 市況の低迷や原燃料コストの増加が収益を圧迫する要因となっていますが、両社とも事業計画に沿って成長策や基盤強化を進めており、

大王製紙 ・非塗工紙等の付加価値品への販売品種構成の転換
・卸商への平判拡販など販売先業態構成の転換
・段ボール生産設備への設備投資
・洋紙、板紙、段ボールの値上げとコストダウン
・衛生用紙事業の販売拡大や新商品、付加価値品の販売・新規ユーザー獲得など
・海外事業での衛生用紙の商品カテゴリー拡大
特種東海製紙 ・高機能シートの新開発
・セルロースナノファイバーの機能紙への利用
・海外展開を目的とした新たな偽造防止技術の確立
・段ボール原紙・クラフト紙事業における、日本製紙との事業提携によるシナジー効果の早期実現
・新タオルマシンでの生産体制整備、新商品開発

などに取り組み、既に一部効果が出ているものもあることを発表しています。

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2.大王製紙 CNF乾燥体パイロットプラント設置

 大王製紙は8月9日、セルロースナノファイバー乾燥体のパイロットプラントを設置すると発表しました。

背景 CNFのサンプル提供を行うなかで多くのユーザーから声があがった、「樹脂やゴムと複合化しやすい、水分を抑えたCNFが欲しい」との要望に応えるため、「CNF乾燥体」のパイロットプラントの設置を決定。
設備稼働後は、乾燥体サンプルの提供を本格化し、具体的な用途開発を推進。
設置場所 同社三島工場内
稼働時期 今年12月予定
生産能力 年産約10トン

 このパイロットプラントの設置により提供できるCNFサンプルの形態が水分散液、成形体、乾燥体と3種類に増えるとのことで、同社はCNFの事業化をさらに加速して進めていくと表明しています。

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3.日本製紙 森林保全協定締結

 日本製紙は8月9日、8月8日に林野庁九州森林管理局沖縄森林管理署と森林保全活動を行う協定を締結したと発表しました。

対象 沖縄県西表島の国有林約9ヘクタール
内容 林野庁制定の「協定締結による国民参加の森林づくり」制度に基づき、外来植物の駆除などの森林保全活動を行う協定を締結。
同日、西表島で森林保全活動を行うパートナーとして、特定非営利法人西表島エコツーリズム協会と協働活動に関する協定を締結。
背景 同社はかつて西表島で森林経営を実施。外来植物の侵入などにより脅かされる同地域の生態系、生物多様性などを守るため、同社の全国各地での社有林経営やシマフクロウの保護活動などで得た経験を活かす。

 同社は今後も循環型社会の実現に貢献していくと発表しています。

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【洋紙の国外の市況/状況】

1.ノーパック社 新聞用紙マシン1機を停機

 アメリカのノーパック社がワシントン州ロングビュー工場の1号機を今年10月に停機する計画であると報じられています。3機ある新聞用紙製造ラインのうち一番小型のものであるとのことですが、年産能力は24万6千トンであるとのこと。新聞用紙に関してはカナダのResolute社もアメリカ・テネシー工場の新聞用紙・非塗工中質紙等生産ライン2機を停機し35万6千トンの減産、インドではEmami Paper社が新聞用紙事業から撤退しパッケージ用板紙や印刷・筆記用紙の生産拡大に転換するなどの動きが伝えられています。

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【板紙の国内の市況/状況】

1.レンゴー タルタニパックに資本参加

 
 レンゴーは8月10日、タルタニパック株式会社に資本参加したと発表しました。

内容 タルタニパック株式会社(兵庫県)の発行済株式20%をレンゴーが取得。
今後は非常勤取締役を派遣し、近隣直営工場やグループ企業との連携で競争力を強化。
工場所在地 兵庫県加古川市
事業内容 段ボールシート、段ボールケースの製造、販売

 この買収によりレンゴーは、関西地区の同社段ボール事業のさらなる拡充を図っていくとしています。

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2.レンゴー 食品包装材新工場建設

 8月15日付の日本経済新聞紙上にて、レンゴーが千葉県に新工場を建設する計画であると報じられています。新聞記事の内容を抜粋すると、

内容 レンゴー子会社の朋和産業が設置、運営。
朋和産業は国内首位の食品向け包装フィルムメーカー。新工場には食品包装材の製造やパッケージ印刷などの新設備を導入し、将来的には印刷機の増設も検討する。
場所 千葉県習志野市
背景 共働きや単身世帯の増加により、加工食品の包装材市場も拡大している。

 レンゴーが第2の柱として力を入れる軟包装材事業の強化策の一環であり、この新工場の建設でレンゴーの国内生産能力は約1割引き上げられると記事では伝えています。

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【その他の市況】

1.古紙相場上昇

 8月16日付の日本経済新聞紙上にて、古紙の相場が上昇していると報じられています。記事によると、

段ボール古紙 古紙問屋買値が前年同時期比2割高
新聞古紙 古紙問屋買値が前年同時期比1割高
雑誌古紙 古紙問屋買値が前年同時期比6%高

とのことで、製紙会社向けの販売価格が前年同時期比4割以上高くなっているとの話も紹介されています。
 ネット通販の拡大や堅調な需要が需給ひっ迫や価格上昇につながっているとのことで、原料価格の上昇を製品価格に転嫁する動きが強まっていると記事では紹介しています。

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2.パルプは値下がり

 北米産パルプの対日価格の値下がりが報じられています。8月15日付の日本経済新聞によると、北米産N‐BKPの7月積み価格が11か月ぶりに4%下落したとのこと。中国製紙各社の購入手控えが反映されたとのことですが、依然前年同月比では4%高いとの分析も紹介されています。

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3.ティッシュペーパー出荷量減少

 7月のティッシュペーパーの国内出荷量が前年同月比5.6%減となったと報じられています。日本家庭紙工業会のまとめによるもので、2か月連続の前年割れとなったとのこと。小売店で特売が減り、メーカーからの出荷が減少したとの声があると8月17日付の日本経済新聞は伝えています。

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【印刷・製品関連】

1.凸版・大日本は営業増益

  8月10日付の日本経済新聞紙上にて、凸版印刷、大日本印刷の2017年4~6月期の連結決算が営業増益となったと報じられています。両社とも印刷関連事業は苦戦しているとのことですが、

凸版印刷 ・台湾の液晶パネルメーカーを買収した影響
・半導体向けフォトマスクで採算改善
・飲食料品向け・医薬品向けの包装材が好調
大日本印刷 ・スマホ向け有機EL部材が好調
・スマホやテレビの画面を綺麗に見せる光学フィルムが好調

と、電機部門、包装材部門の好調が印刷関連事業のマイナスを補っていると伝えられています。
 大日本印刷の決算短信によると、同じ出版でも書籍や雑誌は低迷、ネット通販や電子書籍は好調と明暗が分かれた様子が報告されており、電子化の進展がうかがえる内容となっています。

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※文中敬称略
※文章は2017年8月18日現在、新聞記事などを基に華陽紙業にて編集しております。実際の動向についてはお客様にて総合的にご判断頂きますよう、お願い申し上げます。

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