岐阜の印刷用紙・情報用紙・再生紙・上質紙のことならお任せ下さい。

市況情報

  • ちょっといい話
  • 市況情報
  • 商品情報
  • 印刷情報

紙の市況 (2017.11)詳細  11月30日更新分

【洋紙 国内紙の市況/状況】

1.旭硝子 カセイソーダ値上げを発表

 
 11月21日付の日本経済新聞紙上にて、旭硝子がカセイソーダの値上げ交渉を始めたと報じられています。記事によれば、

値上げ時期 12月出荷分から。
値上げ幅 3~4割程度。
交渉相手 製紙・製鉄など大口需要家。
製紙においてはチップの蒸解工程でカセイソーダが使用される。紙おむつの高吸水性樹脂の原料でもある。
値上げの背景 ①カセイソーダのアジア向け輸出価格の高騰。国内価格との乖離が進み、「放置できない」状況に。
②国内の堅調な需要。インバウンド増加や高齢化を背景とする紙おむつの需要増、自動車軽量化の動きによるアルミの需要増などが、カセイソーダの堅調な需要につながっている。
③需給の引き締まり。国内設備はフル稼働に近く、増加する需要に対し供給が追いつけないとの予測。

 旭硝子の値上げが他の大手カセイソーダメーカーに波及するとの見方がある一方、輸出手段を持たない中小メーカーが値上げに動くかは予測できないとして、日本経済新聞は値上げは難航するとの見通しを伝えています。

space
space

2.展示会情報

 12月を前に、現在開催中、または今後予定されている展示会情報をお届けします。

展示会名 エコプロ2017~環境とエネルギーの未来展
内容 今年で第19回目となる、日本最大級の環境展示会。環境配慮やクリーンエネルギーなど、持続可能な社会づくりに貢献する技術、製品、活動などが紹介される。
昨年初めて企画され高い関心を集めた「ナノセルロース展」が今年は拡充され、王子HD、日本製紙、大王製紙、北越紀州製紙、凸版印刷などの出展が予定されている。
会期 2017年12月7日(木)~9日(土)
10:00~17:00
会場 東京ビッグサイト 東ホール
備考 製紙各社サイトの発表によれば、
王子HD:CNF関連展示、薬用植物の栽培技術、水処理技術、エコ関連技術・製品の展示、環境活動の紹介など
日本製紙:CNFを添加した、従来より高光沢、高強度の新しい漆塗料の紹介、講演など
三菱製紙:FSC®認証と持続可能性に焦点を当て、FSC森林認証制度を活用した持続可能な開発目標へに貢献する同社の取り組みなど
レンゴー:プロジェクションマッピングによる「段ボールリサイクルの旅」の上映や、人にも環境にも優しいパッケージ製品など
の展示・紹介が予定されている。
展示会名 TSUNAGU GALLERY X 『手紙』は語る
内容 国際紙パルプ商事が自社の広報誌「TSUNAGU」との連動企画として、本社のエントランスで通年実施している「TSUNAGU GALLERY」の第5弾。
同広報誌の植村鞆音氏の連載エッセイ「『手紙』は語る」の展示として、市川昆など4人の直筆の手紙や資料と、それに関する植村氏のコメントを紹介。
会期 2017年11月20日(月)~12月22日(金) 平日のみ
9:00~17:00
会場 同社本社ビル 1F エントランス(東京都中央区)
展示会名 pakection! 世界のPB展
内容 竹尾主催、ダイオーペーパープロダクツなどが協賛のパッケージの展示会。
関西のパッケージデザイナー集団「pakection」が架空のスーパーマーケットのプライベートブランドを想定し、竹尾の「T‐EOS」シリーズを使用したアイテムやパッケージを企画展示するもの。
東京、福岡を巡回して、現在名古屋で開催中。名古屋の後は仙台で開催予定。
会期 名古屋会場の会期は2017年11月28日(火)~12月3日(日)
11:30~19:00 最終日12月3日は17時まで
名古屋会場 GALLERY blanka spaceA 名古屋市中区丸の内

 各社渾身の企画で来場を呼び掛けています。

space
space

【洋紙の国外の市況/状況】

1.中国政府 古紙輸入規制を再設定

 中国政府がWTOに、来年3月1日以降の輸入古紙内の汚染物質重量の上限を0.5%に制限するとの通知を提出したと報じられています。当初予定の0.3%未満より緩和されていますが、先日報じられていた1.0%よりは厳しいものになっているとのこと。実現可能なレベルであるとの見方が報じられる一方、中国内の事業者にも同じ規制が課されているかどうかに疑義を呈する見方もあると記事では伝えています。

space
space

【板紙の国内の市況/状況】

1.板紙輸出 過去最高を更新

 11月21日の日本経済新聞紙上にて、板紙の10月の輸出重量が前年同月比71%増となり、単月で30年ぶりに過去最高を更新したと報じられています。
 中国で、

・電子商取引市場が拡大
・古紙輸入が規制され、代替品として段ボール原紙の輸出が増加
・アリババが開催する11月11日の「独身の日セール」への備え

といった状況から段ボール原紙の輸出が増加。板紙全体の輸出増を牽引したとされています。
 板紙は国内出荷量でも前年同月比2%増となりましたが、紙は逆に同2%減となっており、印刷・情報用紙の国内需要の漸減が鮮明となっています。

space
space

【その他の市況】

1.日経POSでは家庭紙小売価格下落

 日本経済新聞は11月29日、全国約450の小売店の販売データを集計する日経POSによる食品や日用品の、10月の平均価格の前年同月比を紙上に掲載しました。データによれば、ティッシュペーパーの10月の平均価格は前年同月比0.5%下落、トイレットペーパーが同0.3%、キッチンペーパーが同1.8%それぞれ下落しているとのことで、メーカーの値上げ表明にもかかわらず家庭紙の店頭価格は下がっていると報じられています。
 ノリやかつお節、乳製品、小麦粉など値上がりしている品目もあるとのことですが、食用油や家庭紙は購入頻度が比較的高く、消費者の節約志向が高い現状にさらされる小売店が、特売の割合を増やすなどして対応しているとのこと。消費者の家計支出は減少しており、集客を狙う小売各社にとって値上げしにくい状況が続くと記事は伝えています。

space
space

2.中国 紙おむつの関税を撤廃

 中国政府は11月24日、海外から輸入されている日用品や食品など187の品目について12月1日より関税を引き下げると発表しました。粉ミルクや紙おむつ、歯磨き粉や温水洗浄便座など、日本などの海外で購入して中国内に持ち込まれることが多い品目の輸入関税を引き下げることで、消費を中国内に呼び戻す狙いがあるとされています。
 紙おむつに関しては従来7.5%の関税が無税になるとのことで、日本から紙おむつを輸出しているメーカーにとっては商機拡大になる可能性があるとの見方が出る一方、中国人訪日客の日本での消費に影響が出るとみる向きもあるようです。

space
space

【印刷・製品関連】

1.米雑誌等 買収相次ぐ

 11月28日の日本経済新聞紙上にて、アメリカの出版社タイムが同じく米メディア企業のメレディス社に28億ドルで買収されることになったと報じられています。タイム社は「タイム」や「フォーチュン」といった著名な雑誌を発行する老舗出版社ですが、デジタル化の遅れが響き自力再建を断念したとのこと。同記事には、他の有名メディアの買収例として

経済誌「フォーブス」 発行する出版社が2014年、株の過半をアジアの投資家連合に売却することを発表。
有力新聞「ワシントン・ポスト」 米アマゾン・ドット・コムの創業者、ジェフ・ベゾス氏が2013年に買収。
音楽誌「ローリング・ストーン」 売却先を検討中。

などが掲載されています。
 メレディス社は女性や家族を対象にした雑誌などを発行し、テレビ放送やモバイル事業も展開するなど多様なメディア部門を持つ大手企業で、この買収によりブランド価値の高いコンテンツを獲得し、それを様々な媒体で活用することで全米10位以内のデジタルメディアを目指す狙いがあると記事では伝えています。

space
space

このページのトップへ

space
space
space

※文中敬称略
※文章は2017年11月29日現在、新聞記事などを基に華陽紙業にて編集しております。実際の動向についてはお客様にて総合的にご判断頂きますよう、お願い申し上げます。

関連する記事

CONTACT より詳しい情報をお求めの方は、お問い合わせ、もしくは、担当営業までまで、ご遠慮なくお申し付け下さい。

お問い合わせ

PAGE TOP