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紙の市況 (2018.2)詳細  2月28日更新分

【洋紙 国内紙の市況/状況】

1.カセイソーダ値上げ決着

 
 2月23日付の日本経済新聞紙上にて、カセイソーダの値上げがほぼ決着したと報じられました。記事によると、

値上げ幅 現行価格+約30%超
値上げ時期 2018年2月出荷分より
値上げ理由 世界的に需要が旺盛で需給が引き締まっていながら、国内価格が国外に比べ安い水準にあったため。

 景気回復や新規の工場稼働などで国内外でカセイソーダの需要が増えている一方、副産物の塩素の処理費用負担を嫌忌して新規の供給は増えにくい環境にあるとのことで、製紙会社も値上げを拒否できなかったと記事では伝えています。

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2.紙パックコーヒー 増産の動き

 2月16日付の日本経済新聞紙上にて、紙パック入りのコーヒーが増産される動きがあると報じられています。記事によると、

内容 UCC上島珈琲が紙パック入りコーヒーを増産。
滋賀県内の工場に1ラインを増設することで、大型紙パック製品の生産能力は従来の2.5倍に拡大。
紙パックの利点 紙パック容器はペットボトルに比べて光を通さず、内容物の鮮度を維持できる。
その他 キーコーヒーも3月に大型紙パック容器入りの新製品を投入。

 消費者が家庭で飲むコーヒーの味わいにこだわり、鮮度の高いものを求める傾向が高まっているとのことで、紙パック容器の鮮度における優位性が評価されているようです。

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3.国際紙パルプ商事 「プリンタブルセンサーコード技術研究組合」を設立

 国際紙パルプ商事は2月26日、「プリンタブルセンサーコード技術研究組合」を設立したと発表しました。同社の発表によると、

内容 国際紙パルプ商事、IP Bridge、C‐INK、PMCODEの4社が共同で「プリンタブルセンサーコード技術研究組合」を設立。
目的 物流過程における温度管理に対する需要が高まるなか、ラベルやパッケージに印刷できる感温センサー(プリンタブルセンサーコード)の開発を目的として、インク技術、印刷技術、ソフトウェアを統合する技術研究組合を設立。
今後の展開 事業化に向けたプランに沿って各組合員が人員や費用を出し合い、共同研究、成果の共同管理・相互活用を行っていく。

 印刷で電子回路やデバイスを構築する技術は、医療や介護、スポーツなどの分野で注目を集めており、温度以外にも圧力や筋電位など、様々なセンサーと印刷技術、フレキシブル基板などの組み合わせが模索されています。

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【洋紙の国外の市況/状況】

1.独リドル社 プラスチック使用の削減を計画

 ドイツのディスカウントストア、リドル社が、さらなるプラスチック包材使用の削減を計画していると報じられています。2025年までに同社店舗で使用されているプラスチック包材を20%削減、自社ラベル製品に使用されているプラスチック包装に関しては100%リサイクル可能化すると発表したとのこと。EUは2030年までに域内で使い捨てのプラスチック包装を無くし、全て再利用するかリサイクルするとの目標を1月に発表していますが、同社は削減計画を実行することでEUのプラスチック戦略を支援すると表明していると記事では伝えています。

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【板紙の国内の市況/状況】

1.王子マテリア 白板紙を値上げ

 王子マテリアは2月、取引各社に対し昨年要請していた白板紙の値上げ交渉を本格的に開始すると連絡しました。文書によると、

対象 白板紙全品種
値上げ幅 現行価格+10円/kg
値上げ時期 2018年4月1日出荷分より

 同社は昨年5月、7月からの白板紙値上げを発表していましたが、中国の環境規制により古紙輸入量が減少するなど状況に変化があり交渉は進んでいなかったとのこと。一方、原燃料価格や物流経費などの上昇、高止まりは続いており、自助努力だけでは価格の維持が困難になったとして、改めて値上げ交渉の再開に理解を求めています。

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【その他の市況】

1.日本製紙クレシア 家庭紙値上げ発表

 日本製紙クレシアは2月26日、家庭紙製品の値上げを発表しました。

対象 家庭紙全製品(ティシュー、トイレットロール、ペーパータオル 等)
値上げ幅 現行価格+10%以上
値上げ時期 2018年4月21日出荷分より

 2月24日付の日本経済新聞では、パルプ価格の高騰や物流費の上昇が値上げ理由として上げられており、高付加価値商品では値上げしても需要は底堅いとみる同社の声を紹介していますが、消費者の節約志向は根強く、安値の輸入家庭紙もライバルとなることから、店頭価格への値上げ浸透には困難な状況との見方を示しています。

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2.雑誌古紙 市況弱含み

 2月20日付の日本経済新聞紙上にて、雑誌古紙の問屋買値が1月は1円下がったと報じられています。中国が2018年より雑誌古紙の輸入を禁止しており、在庫率も需給均衡の目安を上回っているとのこと。市況はさらに弱含むとの古紙問屋の見方を記事では紹介しています。

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【印刷・製品関連】

1.コミックス単行本 電子が紙を上回る

 出版科学研究所は2月26日、2017年のコミック市場の販売統計を発表しました。公式サイトによると、

・単行本と雑誌を合わせたコミック市場全体では、紙・電子合計で昨年比2.8%減
・単行本の販売金額は紙・電子全体で昨年比0.9%減も、紙が14.4%減、電子が17.2%増。販売金額で初めて、電子が紙を上回る。
・雑誌はピーク時の3割未満に減少。電子は昨年比16.1%増と伸びているが、販売金額自体が雑誌全体の4%未満と小さく、紙の雑誌の落ち込みをカバーするに至らず。

 1月にも出版科学研究所は海賊版サイトの影響を指摘していますが、電子の単行本の伸びが2016年(27%増)ほど大きくはならなかった要因の一つとして違法な海賊版サイトの影響を再度指摘、その他、無料で読めるコミックスの増加や、過去作品の電子版が出尽くしつつあることなどを伸びの鈍化の原因に挙げています。

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※文中敬称略
※文章は2018年2月27日現在、新聞記事などを基に華陽紙業にて編集しております。実際の動向についてはお客様にて総合的にご判断頂きますよう、お願い申し上げます。

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