岐阜の印刷用紙・情報用紙・再生紙・上質紙のことならお任せ下さい。

市況情報

  • ちょっといい話
  • 市況情報
  • 商品情報
  • 印刷情報

紙の市況 (2018.3)詳細  3月20日更新分

【洋紙 国内紙の市況/状況】

1.王子HD社長 三菱製紙への投資を説明

 日本経済新聞は3月10日、同日付の紙上に王子ホールディングス・矢嶋進社長のインタビューを掲載しました。同社が2月に発表した、三菱製紙を持ち分法適用会社にするとの決定について、

・電子化や少子化の影響で紙の需要は確実に減る。10年後には今の3割近く減るのではないか。
・供給能力の余剰に対応し、業界再編で物流や生産を合理化して競争力を高めることが必要。
・相手に三菱製紙を選んだのは、同社の人材や感熱紙などの技術力が王子HDの海外戦略強化に合致するため。王子の空白地帯である東北において、拠点となる八戸工場にも魅力。

などと目的を説明し、他社でも再編が進み、各社が収益力を高めることが望ましいとの見方に言及しています。

space
space

2.王子HD 樹脂とCNFの組み合わせ技術開発

 王子ホールディングスは3月15日、ポリカーボネート樹脂とセルロースナノファイバーを組み合わせることで、従来よりも高弾性などに富んだ新しい複合材を開発することに成功したと発表しました。同社サイトの発表によると、

ポリカーボネート樹脂 軽量、透明性、耐衝撃性などに優れた樹脂。
自動車用ライトカバー、電子デバイスの筐体、レンズ材などに使用される。
ポリカーボネート樹脂の弱点 力がかかるとたわみやすい。
熱で変形しやすい。
今回の開発 ポリカーボネート樹脂とCNFを組み合わせることで、従来よりたわみにくく、熱による変形も低減した複合材を開発。
複合しても透明性は高い現状を維持できる。
今後の展開 従来は難しかったガラスへの代替や、新規用途への展開が考えられる。
ガラスを使用するよりも軽量化でき、断熱性の向上も見込める。

 同社は今後成形メーカーとの協議を進め、数年以内には実用化を目指すとしています。

space
space

3.日本製紙 バイオマス発電設備が竣工

 日本製紙は3月16日、同社が試運転を行ってきたバイオマス混焼発電設備の竣工式を同日執り行ったと発表しました。公式サイトの発表によると

場所 宮城県石巻市
日本製紙石巻エネルギーセンター株式会社の石巻雲雀野発電所。
同発電所はすでに3月1日より営業運転を開始。
発電所の特徴 木質バイオマスの混焼が可能。
東北地方の未利用材を活用し、国内森林の荒廃防止に貢献。
北米やアジア地域からも木質ペレットを集荷し、木質バイオマス高配合を目指す。

 日本製紙石巻エネルギーセンターは電力の安定供給とともに、石巻地域の産業振興と木質バイオマスの利用促進を目指して、安全第一で同発電設備を操業していくとしています。

space
space

【洋紙の国外の市況/状況】

1.APP社 インドネシア・中国のパルプ工場で休転

 APP社が3月末から5月にかけてパルプ工場の保守休転を計画していると報じられています。対象はインドネシアと中国にある4つのパルプ工場で、それぞれ1~2週間かけて保守点検される予定とのこと。この4工場の休転により合計約30万トンのパルプ生産が減産される見込みであると記事では伝えています。

space
space

【板紙の国内の市況/状況】

1.レンゴー 子会社工場竣工を発表

 レンゴーは3月16日、子会社のアサヒ紙工株式会社の本社工場が竣工したと発表しました。

場所 埼玉県鴻巣市
事業内容 段ボールシート、段ボールケースの製造・販売
増築内容 貼合工場棟、事務所倉庫棟を増築、コルゲーターを更新。
増築による利点 最新鋭設備の導入による生産能力拡大。
重量物用段ボールの生産に対応。
関東地区における同グループの段ボール製品供給体制を充実。

 この竣工により同社は段ボール事業の更なる強化を図っていくとしています。

space
space

【その他の市況】

1.段ボール古紙 2月値下がり

 3月14日付の日本経済新聞紙上にて、段ボール古紙価格が2月、下落したと報じられています。東京地区の問屋買値で、段ボール古紙の中心値が1円下落、新聞古紙、雑誌古紙は前月比横ばいだったとのこと。
 中国向け輸出は依然停滞しているとのことで、国内古紙在庫量が増え、製紙会社の買値も下げ圧力が掛かっていると記事では伝えています。

space
space

2.北米産パルプ価格 6か月ぶりに横ばい

 3月17日付の日本経済新聞紙上にて、北米産針葉樹パルプの日本向け輸出価格が6か月ぶりに横ばいとなったと報じられています。中国で春節以降荷動きが鈍く、日本向け価格にも影響したとのこと。南米産広葉樹パルプの価格も2か月連続で横ばいとなったと報じられています。
 3月積み以降についてはパルプ工場の保守休転も控えており価格下落の要因はないとされていますが、既に現在の価格が紙製品への転嫁が困難な水準となっていることから、引き続き横ばいとなるとの見方を記事では伝えています。
 

space
space

【印刷・製品関連】

1.出版取次 取引先に物流費追加負担を依頼

 3月9日付の日本経済新聞紙上にて、出版取次大手4社が取引先に対し、物流費の追加負担を依頼したと報じられています。記事によると、

内容 出版社は「運賃協力金」として取次会社の物流コストの一部を負担しているが、その比率の引き上げを日本出版販売、トーハン、大阪屋栗田、中央社の各取次会社が交渉中との報道。
背景 出版不況やネット通販の台頭などが取次会社の収益に打撃となっているなか、人手不足による物流コストの高騰がさらに収益減に拍車を掛ける要因となっている。

 取次会社の苦境を知る出版社の多くはある程度値上げを受け入れるもようとのことですが、返品率が低く売上高を伸ばしているアマゾンとの直接取引の拡大を検討する出版社が増えるとの見方もあると記事では伝えています。

space
space

このページのトップへ

space
space
space

※文中敬称略
※文章は2018年3月19日現在、新聞記事などを基に華陽紙業にて編集しております。実際の動向についてはお客様にて総合的にご判断頂きますよう、お願い申し上げます。

関連する記事

CONTACT より詳しい情報をお求めの方は、お問い合わせ、もしくは、担当営業までまで、ご遠慮なくお申し付け下さい。

お問い合わせ

PAGE TOP