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紙の市況 (2018.4)詳細  4月10日更新分

【洋紙 国内紙の市況/状況】

1.王子マテリア 包装紙値上げ

 王子マテリアは3月30日、包装用紙の値上げを発表しました。

対象品種 重袋用両更クラフト紙、一般両更クラフト紙、特殊両更クラフト紙、両更晒クラフト紙、片艶晒クラフト紙、純白ロール紙、グリーンラップ
値上げ幅 現行価格+15%以上
実施時期 2018年6月1日出荷分より

 原燃料、諸資材、物流費の上昇が自助努力で対応できる域を超えたとして、同社は値上げに理解を求めています。

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2.4~6月産業景気予測発表

 日本経済新聞は4月2日、産業景気予測の4~6月見通しを発表しました。

広告 薄日⇒薄日 ネット広告は商品広告から企業のブランド広告にも広がり。テレビ広告などは6月のサッカーW杯に期待。
紙・パルプ 雨⇒雨 市場縮小、コスト上昇の状態が続く。大手は一部製品を値上げも、輸入紙との競合もあり、効果は限定的との見方。

 『晴れ』『薄日』の業種は1~3月と同じ18業種ですが、スマートフォンの伸びの減速や4月からの制度改正の影響で、「電子部品・半導体」が『晴れ』から『薄日』に、「医薬」が『曇り』から『小雨』に引き下げられています。

判定 業種名・予想
晴れ 化学 国内工場の定期修理や中国の環境規制の影響で需給が逼迫し市況は高止まり。半導体などの活況で関連部材や原材料も好調。
建設・セメント 国内建設受注は五輪以降も受注高水準。人件費の上昇が懸念材料。セメントは国内販売やや低迷。
産業・
工作機械
歴史的活況状態。自動車や半導体装置向け需要増続く。
旅行・ホテル 株高恩恵で高額商品堅調。訪日客増え続ける。民泊法で無許可民泊が大手仲介サイトから削除され、ホテルには追い風の可能性。
アミューズメント 「eスポーツ」注目度上がる。「ニンテンドースイッチ」の新しい遊び方の提案で人気続く。
人材派遣 人手不足や働き方改革で派遣社員の需要増加が続く。
薄日 12 鉄鋼・非鉄 鋼材需要は堅調で、米国の鉄鋼輸入制限も小影響は限定的との見方。
石油 原油価格の緩やかな上昇などで需給は引き締まり。足元の業績は改善も、長期的な需要の減少傾向への対応が必要。
情報 RPAやAIなど人手不足、生産性向上に資するIT投資が増える。
家電 4Kテレビ需要本格化。白物家電の高級化で単価の上昇に期待。
通信 新生活を機に新規契約は増加傾向も、1人当たり売上は伸び悩み。
食品・飲料 健康志向で野菜飲料などが販売増。消費者の節約志向は続いており、コスト増による値上げが販売に響く可能性。
精密機械 カメラでミラーレス販売が堅調。コンデジは前年比2ケタ減で、ミラーレスへの転換も。
リース 国内のリース取扱高は減少。海外の現地企業への出資などが加速。
電子部品・
半導体
スマホ向けは需要減も、車載機、産業機器、ロボット、ドローン向け部品が好調。半導体もデータセンター向けメモリー、自動車向け、AIやIoT向けが増加。
ドラッグストア 食品売上が増加。訪日客消費も旺盛。夏物商材にも注目。調剤報酬改定や薬価改定により調剤併設型店舗は収益悪化。
ネット
サービス
民泊関連サービス、シェア経済関連事業に拡大の兆し。ネット通販では配送料引き上げの転嫁が始まる可能性。
広告 (上記)
曇り マンション・住宅 マンションは都心は堅調、郊外は買い控えで二極化。関西圏は好調持続。
繊維・アパレル アパレルは百貨店不振で販売チャネルの整備に課題。産業用繊維は好調も、原料高の価格転嫁が収益を左右。
自動車 国内は新車効果が一巡、無資格検査問題も影響続くが軽は販売堅調。北米はSUVに商機。中国は需要鈍化も日本ブランドに伸び。
プラント・造船 原油価格上昇、中国のLNG輸入増がプラント業界に追い風。造船は価格の回復が鈍く、環境規制対応需要もまだ先の見通し。
百貨店 訪日客、富裕層消費で都市部は好調も、地方は引き続き苦戦。衣料品はなお低迷。
スーパー 野菜出荷量回復で店頭価格が下落、収益押し下げ要因に。人手不足による賃上げ、セミセルフレジの導入なども利益圧迫要因。
コンビニ 出店拡大と既存店の伸び悩みは継続。客数減を客単価の上昇で補えるか。
小雨 貨物輸送 人手不足で宅配、陸運で値上げ。海運は市況回復の動きも、米政権の保護主義的な貿易政策が影響の可能性。
医薬 薬価改定、新薬創出加算の縮小で製薬業界一人負け構図に。
外食 人件費高騰、ビール安売り規制で値上げ続くも、節約志向の強い消費者の外食離れ懸念。値上げも各社で対応に温度差。
電力 原発再稼働進むが、原油・LNGの上昇傾向が収益圧迫。電力自由化で競争激化続く。
紙・パルプ (上記)

 『雨』が続く紙・パルプ業界では、好調なパルプ販売や海外輸出への関わり方が製紙各社の明暗を分ける状況となっています。

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3.3月末紙・板紙市況 前月比横ばい

 3月31日付の日本経済新聞紙上にて、素材の3月末の企業間取引価格を指数化した日経商品指数42種が発表されました。紙・板紙は前月比横ばい、前年同月比では6.0%の上昇となっており、他の素材も前年同月比では上昇の結果となっています。
 地政学リスクなどから2018年は17年よりも円高で推移しそうとの見方があり、国内の素材市況は軟調との分析があると、記事では紹介されています。

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4.北越紀州製紙 名称を変更

 北越紀州製紙は3月30日、7月1日より社名を「北越コーポレーション株式会社に変更すると発表しました。既に4月1日より通称として新商号の使用を開始しています。従来の製紙だけではなく、原料林の育成から紙加工・販売事業まで領域を広げており、さらに拡大してグローバル企業として名実ともに持続的な成長を続けるためと、同社は名称変更の理由を説明しています。

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【洋紙の国外の市況/状況】

1.マクドナルド イギリスでストローも紙に

 米マクドナルド社がイギリスの店舗でプラスチックのストローを撤廃する試みを始めると報じられています。5月より一部の店舗で紙ストローに変更するとのこと。同社はプラスチックの使用量削減のため包装資材を変更する取り組みを以前より続けており、これまで手つかずだったストローにもその試みが及んできたと記事では伝えています。

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【その他の市況】

1.ブラジルKlabin社 再稼働遅れ

 ブラジルのパルプメーカー、Klabin社のオルティゲイラ工場で、休転後の再稼働に遅れが生じていると報じられています。3月21日までの12日間の定期修繕で、ボイラーに問題が見つかったとのこと。既に2万5千トン分のパルプが減産されているとのことで、パルプ市況に影響するかどうかが懸念されます。

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【印刷・製品関連】

1.楽天が大阪屋栗田を買収

 3月31日の日本経済新聞紙上にて、楽天が出版取次3位の大阪屋栗田を買収する計画であると報じられています。記事によると、

内容 4月に実施される第三者割当増資で楽天が約20億円を出資、出資率を5割超に高め、大阪屋栗田を子会社化する。同社は他にも大手出版社4社より15億円程度の出資を受ける予定。
 商号は「楽天」を含むものとなり、役員も楽天より派遣される。
背景 出版不況が続くなか、取次会社の経営不振、取次会社による書店への配本の偏りとそれによる販売機会の逸失、返本率の高さなどが問題となっている。
今後の展開 楽天は独自の需要予測システムを開発、売れ筋書籍を全国に効率的に配本する仕組みを構築する。
 楽天が運営するネット書店と、大阪屋栗田が取引する2,000以上の書店との連携を強化し、販売予測の精度を高めて書籍販売の落ち込みを食い止める方針。

 アマゾンが出版社からの直接仕入れを増やす一方、取次会社が書店を取得する動きもあり、出版流通の構図に変化が生じています。 

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※文中敬称略
※文章は2018年4月9日現在、新聞記事などを基に華陽紙業にて編集しております。実際の動向についてはお客様にて総合的にご判断頂きますよう、お願い申し上げます。

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