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紙の市況 (2018.5)詳細  5月31日更新分

【洋紙 国内紙の市況/状況】

1.日本製紙 8抄紙機を停機

 日本製紙は5月28日、2019~2020年に3工場の8抄紙機を停機すると発表しました。

勇払事業所 洋紙用の全ての抄紙機と関連設備を停機。
今後はケミカル事業の継続と、バイオマス発電等の新規事業拠点に。
富士工場(富士) 洋紙用の全ての抄紙機、関連設備を停機。
今後は家庭紙事業の生産拠点に転換。
釧路工場 新聞用紙用の8号抄紙機を停機。
8号で生産している新聞用紙の一部を6号抄紙機に、6号で生産しているクラフト用紙を旭川事業所及び新東海製紙島田工場に移抄予定。

 停機スケジュールは
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と発表されており、新聞用紙だけで25万9千トン、全部で53万1千トン、今年5月に停機した秋田工場や石巻工場の塗工紙分も含めると、全体の18%に相当する約76万トンの生産能力が削減されるとしています。
 この停機実施により同社は洋紙事業の収益構造の改善を図るとしていますが、5月29日付の日本経済新聞では紙需要の縮小ペースに供給能力削減が追いついていないとして、各社はなお一層の能力削減を迫られるだろうと論じています。

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2.日本製紙 第6次中期経営計画策定と2019年3月期業績予想を発表

 日本製紙は5月28日、第6次中期経営計画(2018~2020)の策定と2019年3月期の業績予想を発表しました。公式サイトによると、2019年3月期の業績予想は、

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とのことで、売上高、営業利益、経常利益は増加も、純利益については抄紙機停機などに伴う固定資産の減損損失等約200億円を特別損失に計上するためマイナスとなる見通しとしています。
 同社は第5次中期経営計画について、

・パッケージ、家庭紙・ヘルスケア、ケミカルの成長分野やエネルギー事業、海外事業などは計画通りの収益を達成。
・板紙事業は需要が堅調で、特種東海製紙との事業提携なども順調に進むも、原燃料価格の上昇などが収益減に作用。
・洋紙事業は原燃料価格の上昇などに加え、国内需要の想定以上の減少、印刷用紙の価格修正の未達などがあり、洋紙・板紙の既存事業で大幅な収益低迷、営業利益の目標未達につながる。

と振り返り、その結果を踏まえて第6次中期経営計画では、

(1)洋紙事業の生産体制再編と自社設備の最大活用
 8抄紙機を停機し洋紙事業の収益性を改善。板紙事業でも特種東海製紙との事業提携においてさらなる生産体制の最適化を進める。
(2)成長分野の事業拡大と新規事業の早期戦力化
 パッケージ、家庭紙・ヘルスケア、ケミカル、エネルギーの各成長分野で事業拡大を図るため、積極的な投資を行い、事業構造転換を加速。
 新素材分野ではセルロースナノファイバーや高付加価値品などの用途開発を進め、早期の事業化を図る。

をテーマに設定し、収益基盤の構築を図るとしています。

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3.大王製紙 定款の一部を変更

 大王製紙は5月24日、定款の一部変更を6月28日の株主総会に付議すると発表しました。変更は事業内容に関するもので、

・印刷物の企画、製作、販売に広告宣伝物と催事等の企画、制作などを追加。
・電気及び蒸気の供給に関する事業に燃料供給を追加
・福祉用品・医療機器などの事業に化粧品事業を追加
・印刷用機器、事務用機器、電子機器及び関連機器並びに関連商品の製造販売・賃貸を新たな事業目的項目として追加。

となっており、変更の理由を同社は、事業内容の多角化と今後の展開に備えるためとしています。

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4.国際紙パルプ商事 上場承認を発表

 国際紙パルプ商事は5月21日、東京証券取引所より同社株式の新規上場の承認を得たと発表しました。日本取引所グループの新規上場会社情報サイトによれば、上場日は2018年6月26日で市場区分は未定とのこと。紙商ではこれまでに日本紙パルプ商事が東証一部に、平和紙業が東証二部に上場するなどしています。

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【洋紙の国外の市況/状況】

1.日本紙パルプ商事 インドの古紙再資源化事業を強化

 日本紙パルプ商事は5月25日、インドに現地企業との合弁会社を設立し、営業を開始したと発表しました。新会社の事業内容は、産業用古紙を中心とした古紙再資源化事業であるとのこと。インドでは順調な経済成長を背景に紙・板紙の生産量が増加していますが、環境規制により新規のパルプ製造設備の設置が難しいことなどから、今後インド国内の古紙回収、再資源化が一層重要視されると見込んでいるとのこと。
 同社は既にインドにおける紙・板紙販売事業網を有していますが、新会社の設立により製紙原料である古紙の安定供給体制を確立できるとして、同地域及び国内外における資源循環型社会の構築に努めていくとしています。

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【板紙の国外の市況/状況】

1.理文造紙 板紙工場の休転を発表

 中国の理文造紙が板紙工場の休転を急遽発表したと報じられています。広東省の4機の板紙ラインが6月中に順次保守点検に入るとのことで、推定で4万1千トンの供給が削減されることになるとのこと。記事では古紙不足が原因との見方も伝えられています。

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【その他の市況】

1.雑誌古紙 問屋買値が値下がり

 5月26日付の日本経済新聞紙上にて、雑誌古紙の価格が下落したと報じられています。東京地区の問屋買値が前月比1円安くなっているとのこと。

・中国が雑誌古紙の輸入を禁止。
・日本国内の需給バランスが緩み在庫が増加。
・代替先の東南アジアでも、米国産の雑誌古紙などとの競合で価格が下落。

などの状況から雑誌古紙の市況は軟調で、段ボール古紙や新聞古紙でも市況は低迷していると報じられています。
 中国の環境規制は今後も続くとの見方がある一方、同国での需要は旺盛で、不純物の少ない日本の古紙に需要が集まるとの期待もあることから、古紙相場の先行きは不透明な状態が続いています。

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【印刷・製品関連】

1.凸版印刷 電子レンジ対応の紙製一次容器開発

 凸版印刷は5月28日、電子レンジに対応した冷凍食品向け紙製一次容器を開発したと発表しました。公式サイトによると、

商品名 レンジで楽チントレー
特長 ①食品を入れてそのまま電子レンジで温められる紙製の一次容器。耐熱性が高く、レンジで加熱しても変形しにくい。
②外装のフィルムや外箱が不要。
③側面など全面に印刷可能であるため、美しく訴求効果の高い印刷が可能。
④独自開発で開けやすいフタ。
⑤従来のプラスチックトレーと比較して、石油由来資源の使用量を90%削減しており、環境配慮に貢献。
発売時期 2018年6月上旬販売開始予定。

 同社は食品メーカーやコンビニエンスストア向けにこの商品を拡販していくとしています。

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※文中敬称略
※文章は2018年5月29日現在、新聞記事などを基に華陽紙業にて編集しております。実際の動向についてはお客様にて総合的にご判断頂きますよう、お願い申し上げます。

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