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紙の市況(2019.9)詳細 9月20日更新分

【洋紙 国内の紙の市況/状況】

1.日本製紙「SPOPS🄬」、「LIFExDESIGNアワード ベストサスティナビリティ賞」を受賞

 日本製紙は9月5日、同社の「SPOPS🄬」が「東京インターナショナル・ギフト・ショー秋 2019」で「LIFExDESIGNアワード ベストサスティナビリティ賞」を受賞したと発表しました。同社サイトの記事などによると、

東京インターナショナル・ギフト・ショー秋 2019
第6回LIFExDESIGN
株式会社ビジネスガイド社が主催する展示商談会。「素敵な暮らし」をテーマに、各種製品や住空間のリノベーション、オフィスやホテルなど商空間の設計などに関するデザインを提案する。
秋2019は9月3日~6日に東京ビッグサイトにて開催。
日本製紙は同展示会の「GO FOR SUSTAINABILITYゾーンに出展。合言葉の「紙でできることは紙で。」に沿って、SPOPS🄬やシールドプラス🄬などを展示。
LIFExDESIGNアワード ベストサスティナビリティ賞 同展示会において、地球環境の保護や持続可能性に配慮している製品・企業に与えられる賞。
「SPOPS🄬」は、「使い勝手」と「環境配慮」の両立、輸送効率の向上などトータルでの持続可能性の考慮、などが評価されて同賞を受賞。
SPOPS🄬(スポップス) 日本製紙が開発した、シャンプーなど生活用品のパッケージ。
プラスチック容器に入った液体をプラスチック容器に移し替える「詰め替え」に対し、「SPOPS🄬」は紙パックにノズル部分を差し込む形態のパッケージで、中身を使い切ったら紙パックを差し替えて取り換えを行う。
取り換え時間を短縮できたり、子供などでも簡単に差し替えできるといった「使い勝手の良さ」に加え、使い捨てプラスチックを削減できる、梱包・輸送効率を向上させ二酸化炭素排出量の削減につながる、といった「環境にやさしい」特徴を備えている。

 日本製紙はこのほかにも、プラスチック容器や包装、トレーなどを紙製に置き換えることで地球環境の問題解決に貢献する「紙化ソリューション」を提案しており、「紙化ソリューション推進室」を窓口として、紙に関するあらゆる要望に的確なソリューションをスピーディーに提案していくことを目指すとしています。


【印刷・製品関連】

1.美濃焼のストローを開発

 
 土岐市の市立陶器試験場セラテクノ土岐が「美濃焼ストロー」を開発したと報じられています。日本経済新聞などの記事によると、

内容 地元名産の陶器や磁器の技術を活用した「美濃焼ストロー」を開発。8月より市内飲食店5店舗で試験提供しており、使用感などを収集して商品化を目指す。
同試験場によれば、焼き物のストローの開発は世界初とのこと。
目的 海洋汚染問題から使用の削減が図られるプラスチック製ストローの代用として、地場産品の新しい活用法を提案する。

 手づくりの風合いがある織部、黄瀬戸の陶器製(想定販売価格5~6千円)、量産でき、転写で様々な柄がつけられる磁器製(想定販売価格千円台)の2種類があるとのことで、マイストローといった使い方も想定しているとの試験場の担当者の声を記事では伝えています。


※文中敬称略
※文章は2019年9月18日現在、新聞記事などを基に華陽紙業にて編集しております。実際の動向についてはお客様にて総合的にご判断頂きますよう、お願い申し上げます。