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華陽ニュース

紙の市況(2019.9)詳細 9月30日更新分

【洋紙 国内の紙の市況/状況】

1.鵜飼せんべい包装紙がパッケージングコンテストの菓子包装賞を受賞

 日本製紙は9月20日、同社関連パッケージの4作品が「2019日本パッケージングコンテスト」の賞を受賞したと発表しました。同社サイトの記事などによると、

2019日本パッケージングコンテスト 公益社団法人日本包装技術協会が主催するコンテスト。包装のアイデアやデザイン、ロジスティクスなど、包装関連のいろいろな側面でその年の優秀な作品に各賞が送られる。年1回開催で、2019年は第41回。
『もっとやさしい鵜飼せんべい』 日本製紙の紙製バリア包材『シールドプラス🄬』を日本で初めて包装の基材に採用したおせんべい。製造・販売は岐阜市の長良園。日本製紙、長良園、第一紙行、クラウン・パッケージが共同で「菓子包装賞」を受賞。
その他の受賞 『ビン9本用 簡易組仕切』が「ロジスティクス賞」、『エコ・クイック・ボックス』が「包装アイデア賞」、『エコ・クッション・パッド』が「輸送包装部門賞」を受賞。いずれも日本製紙のグループ会社である日本トーカンパッケージ株式会社の作品。

 『もっとやさしい鵜飼せんべい』の化粧箱には「パームヤシカサパルプ」(パーム油を製造した後、従来は捨てられていた「ヤシカサ」をパルプ化したもの。クラウン・パッケージのサイトによれば、同社が日本で初めてパームヤシカサパルプを使用した紙を開発販売したとのこと)が使用されており、持続可能な社会の実現をパッケージ面から追求する商品となっています。


2.日本製紙 CNF関連事業でISO9001取得

 日本製紙は9月25日、同社のセルロースナノファイバー「TEMPO酸化CNF」関連事業において、品質マネジメントシステムの国際規格「ISO9001:2015」認証を取得したと発表しました。同社サイトの記事によると、

認証登録日 2019年9月11日
認証部門 研究開発本部 CNF研究所
石巻工場 CNF開発推進室
新素材営業本部 新素材営業統括部 の3部門
認証登録範囲 TEMPO酸化パルプ、TEMPO酸化金属担持パルプ、
及びTEMPO酸化CNF(セルロースナノファイバー)事業の設計・開発、製造

 同社は2017年4月に石巻工場にTEMPO酸化CNF「セレンピア🄬」の量産設備を設置しており、今回の認証取得で関連事業3拠点が連携し、安定した品質の製品を提供していくとしています。


3.中越パルプ工業 マプカ新工場起工式を開催

 中越パルプ工業は9月26日、同社高岡工場内のマプカ新工場建設予定地にて起工式を行ったと発表しました。同社サイトの記事によると、

マプカ(MAPKA🄬) 株式会社環境経営総合研究所が開発した新素材。セルロースファイバーを主原料とし、合成樹脂を混合している。プラスチック使用量を削減しながら、従来のプラスチック容器と同等の機能を持つと説明されている。
新工場 中越パルプ工業と環境形成総合研究所の合弁会社である、中越エコプロダクツ株式会社の新工場。中越パルプ・高岡工場敷地内に建設。マプカシートの製造を予定。
マプカシート使用の利点 ・使い捨てプラスチックとの置き換えで環境対策を実現。
・酸素バリア性を有する新製品の使用で、米飯・総菜などの常温保存や非常食への展開。
・地元である富山県産食材のトレイとしての採用で、国内外にアピール。

 同社はさらなる事業展開を図り、経済、社会、環境の側面から持続可能な開発へ向けた取り組みを推進していくとしています。


【洋紙 国外の紙の市況/状況】

1.日本製紙 「シールドプラス🄬」シリーズ欧州展開に向けた設備投資を決定

 日本製紙は9月25日、同社グループの十條サーマル社(フィンランド)に対し、欧州向け「シールドプラス🄬」の本格的な生産開始に向けた設備投資を行うことを決定したと発表しました。投資額は500万ユーロで、2020年7月の工事完了を予定しているとのこと。
 同社は紙製バリア素材「シールドプラス🄬」シリーズを「紙化ソリューション」の一つとして国内外で展開しており、今回の設備投資によって、環境意識の高い欧州市場への「シールドプラス🄬」の浸透を図っていくと、投資目的を説明しています。


【板紙 国内の紙の市況/状況】

1.レンゴー 西原紙業を子会社化

 レンゴーは9月26日、西原紙業株式会社の株式80%を取得し、同社を子会社化したと発表しました。西原紙業は神奈川県を中心に関東南部で段ボールケースの製造販売を展開するメーカーとのことで、今回の子会社化によってレンゴーは西原紙業の競争力を強化するとともに、近隣のレンゴー直営工場やグループ企業との連携によって、関東地区におけるレンゴーグループ段ボール事業のさらなる拡充を図っていくとしています。


【その他の市況/状況】

1.大王製紙 衛生用紙生産設備を増設

 大王製紙は9月26日、同社川之江工場と可児工場に衛生用紙の生産設備を増設することを決定したと発表しました。同社サイトに掲載された発表によると、

内容 川之江工場:高速かつ幅広の衛生用紙抄紙設備を増設。国内およびアジア市場での拡販。
可児工場:衛生用紙加工設備を増設。首都圏から関西エリアへの製品供給を視野。
目的 ・国内での安定供給
・中国等アジア向けの輸出強化
生産能力増 約4,500トン/月
営業運転開始 2021年9月予定

 訪日外国人消費などで衛生用紙は堅調に推移しており、同社が注力している高付加価値品の需要も拡大すると、同社は国内外衛生用紙市場の情勢を分析しています。


2.パルプ対日価格下げ止まり

 9月27日付の日本経済新聞紙上にて、北米産針葉樹パルプの8月積み対日価格が7月積み比横ばいで決着したと報じられています。5月積み以降3か月連続で下落していたものが下げ止まったとのこと。ただ、価格が下げ止まったのはパルプメーカー各社の生産調整によるものが大きく、中国の需要の鈍さや欧州市場の景気減速などから、今後の価格の行方は不透明と、同記事は情勢を分析しています。


【印刷・製品関連】

1.ユニ・チャームが鮮度保持シートを増産

 
 9月27日付の日本経済新聞紙上にて、ユニ・チャームが鮮魚や精肉などの鮮度保持シートを2割増産する計画であると報じられています。要因は主に人手不足によるものと分析されており、

要因 スーパーなどの人手不足で、これまでは店内で行っていた肉や魚の加工を、物流拠点や工場で行うケースが増加している。
加工から消費までの時間が長くなることから、鮮度を保つ生鮮食品用シートの需要が増えるとみられている。
鮮度保持シート 業務用「フレッシュマスター」の鮮度保持シートを増産。同社は鮮度保持シートで国内5割程度のシェアを持つとのこと。

 人手不足が消耗品の需要へつながる一例として、他社の注目も集めそうです。


※文中敬称略
※文章は2019年9月27日現在、新聞記事などを基に華陽紙業にて編集しております。実際の動向についてはお客様にて総合的にご判断頂きますよう、お願い申し上げます。