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華陽ニュース

紙の市況(2019.11)詳細 11月30日更新分

【洋紙 国内の紙の市況/状況】

1.印刷用紙など アジア向け輸出価格が下落

 11月21日付の日本経済新聞にて、紙製品のアジア向け輸出価格が下落したと報じられています。記事によると、

内容 ・上質紙の香港大口需要家向け価格が前月比9%下落。値下がりは2016年3月以来。
・上質コート紙は同6%下落。値下がりは2015年12月以来。
・アジア市況の悪化を受け、製紙各社の印刷・情報用紙の輸出量は減少。日本製紙連合会まとめの1~10月の輸出量は前年同期比35.7%減。
要因 ・米中貿易摩擦により、中国から米国に輸出する家電や家具などが減り、付随する取扱説明書などの需要も減少。
・中国や欧州などの景気減速による紙製品需要の落ち込み。
・香港の政情不安が産業活動に影響。
・世界的なパルプ市況の低迷により、中国の製紙会社が紙製品価格を下げて販売。アジアで日本製との競争が激化。

等が挙げられています。
 ただ、11月27日付の日本経済新聞では、メーカーの減産によりアジアでのパルプの過剰感は後退しているとの報道もあり、先行きはなお不透明な状態となっています。


2.日本製紙 エコプロ2019にて紙パック回収キャンペーン

 日本製紙は11月26日、「エコプロ2019」の出展ブースにて「紙パック回収受付キャンペーン」を実施すると発表しました。公式サイトの発表によると、

会期 2019年12月5日~7日 10:00~17:00
場所 東京ビッグサイト 西2ホール
日本製紙グループブース 「紙でできることは紙で。」コーナー内
内容 ご自宅などで使い終わった紙パックを、「洗って、開いて、乾かした」状態で6枚以上、会期中に上記コーナーに持ち込めば、担当説明員が回収。数量限定で同社グループ製品と交換してもらえる場合もある。
注意点 「洗って、開いて、乾かした」状態で6枚以上の場合に回収受付。
・口栓は外す。
・アルミ付き紙パックはキャンペーン対象外。
・同社グループ製品との交換はお一人様1回限り。
・同社グループ製品は数量限定。交換が一定の数量に達した場合は、開催期間中でもキャンペーンを終了。

 同社は長年、適切に回収された紙パックから得られたパルプを活用して紙製品を製造しているとして、ブース内で紙パック再利用のパネル展示や、飲み終わった紙パックを簡単に手で開く方法の実演などを行う予定としています。


3.平和紙業 紙モノショップを2日間限定で開催

 平和紙業は11月、名古屋支店併設のペーパーボイスヴェラムにおいて2日間限定の紙モノショップを開くと発表しています。同社サイトの発表によると、

名称 平和紙商店
日時 2019年11月29日、30日の2日間
29日は10:00~18:00、30日は10:00~16:00
場所 同社名古屋支店 ペーパーボイスヴェラム
内容 弥富市の鈴木紙工所が運営する切り絵専門ブランド『Kirie Fabbrica』や名古屋市の紙加工会社丸義モリカワが運営するペーパーアクセサリーブランド『Layered』、岐阜のタカダ印刷が運営する名刺・カード工房『Dear.Press』など、中部圏の紙製品ブランドが出店する2日間限定の紙モノ商店街。
ミニリースづくりや活版印刷体験のワークショップも開催予定。

 初お披露目のペーパーアイテムをはじめとしたかわいい紙製品が目白押しとのことで、同社は来店を呼び掛けています。


【洋紙 国外の紙の市況/状況】

1.国際紙パルプ子会社が豪紙卸業の事業譲受

 国際紙パルプ商事は11月26日、同社連結子会社のSpicers Limitedの事業会社がオーストラリア企業の事業を譲受することを決議したと発表しました。同社の公式サイトの発表によると、

事業譲受会社 Spicers Australia Pty Ltd
国際紙パプル商事の連結子会社、Spicers Limitedの事業会社。
オーストラリアにて商業印刷紙や包装資材などの卸売業を営み、オーストラリア・ニュージーランド市場に合わせて12拠点を有する、同市場のリーディングカンパニー。
事業譲渡会社 Wilmaridge Pty Ltd
オーストラリアに拠点を有し、紙・包装資材の卸売・加工、食品用包装材の印刷・卸売を営む事業会社。
譲受対象事業 紙・板紙等の卸売事業
契約締結日 2019年11月26日
事業譲受期日 2020年3月1日予定

 この事業譲受により、成長が見込まれるパッケージ分野を取り込むことでSpicersの事業ポートフォリオの多角化、オーストラリア市場におけるSpicersの存在感の向上などが期待できると、同社は理由を説明しています。


【その他の市況/状況】

1.10月積み北米産パルプ価格が上昇

 11月27日付の日本経済新聞紙上にて、10月積みの北米産パルプの日本向け輸出価格が前月比上昇で決着したと報じられています。記事によると、

内容 指標となる北米産「N‐BKP」の10月積み日本向け輸出価格が前月比3%上昇で決着。値上がりは約半年ぶり。
要因 ・パルプメーカーの減産で荷余り感が後退。
・中国のパルプ在庫調整が一巡。

 需給の緩みは幾分調整されているとのことですが、パルプ需要が回復しているわけではなく中国の景気も減速していることから、年明け以降に大幅に上がる状況ではないとする声も記事では紹介されています。


【印刷・製品関連】

1.凸版印刷、校外学習を映像で

 凸版印刷は11月18日、4K映像や5G対応端末などを利用して、教室にいながら校外学習が実施できるサービスを始めたと発表しました。公式サイトの発表や11月27日付日本経済新聞の記事などによると、

IoA Internet of Abilitiesの略。東京大学大学院の暦本教授らが提唱。
人と機械のそれぞれの能力をインターネットで結び付けて、人ができることを最大限に拡張するという構想。
IoA仮想テレポーテーション🄬 凸版印刷が暦本教授率いる研究室と共同開発した遠隔体験技術。遠隔観光体験、遠隔スポーツ観戦、遠隔就労などの用途が想定されている。
凸版印刷は2016年より暦本研究室との共同研究・開発を進め、2019年4月より企業向けサービスを開始している。
2019バーチャルふるさと遠足 IoA仮想テレポーテーション🄬を活用した校外学習。東日本大震災以降、15歳未満の立ち入りが禁止されている福島県双葉町にて、ドローンを使った撮影や復旧活動を行う役場や作業員の方へのインタビューなどを実施。現在はいわき市にある双葉南北小学校教室にその映像をリアルタイムで映し出して双葉町の現状や復旧・復興に向けた取り組みを学ぶというもの。教室側からカメラの向きを変えたりといった操作も可能。
IoA学園™ IoA仮想テレポーテーション🄬を活用した遠隔校外学習支援サービス。通信環境は5Gを想定。遠隔地で使用するドローンや4Kカメラなどのデバイスや、教室における大型ディスプレイやプロジェクター等の表示装置などをセットでレンタル提供するもので、価格は1式15万円から。オプションにより価格は変動。通信費などは別途必要。

 距離が遠い、時間がかかる、身体的な制約で現地に赴けない、現地への立ち入りが難しい、等の様々な制約を取り払い、子供たちにより幅広い学びの場を提供しようという意図があるとのことで、今後もこのIoA仮想テレポーテーション🄬を活用した様々な遠隔体験ソリューションが、スポーツや教育、観光、不動産などの現場で導入されるよう展開していくと同社は説明しています。


※文中敬称略
※文章は2019年11月27日現在、新聞記事などを基に華陽紙業にて編集しております。実際の動向についてはお客様にて総合的にご判断頂きますよう、お願い申し上げます。