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紙の市況(2020.2)詳細 2月28日更新分

※今回は、2020年に入り加速する、使い捨てプラスチック使用量削減に関する動きをまとめてみました。

【紙とプラスチックに関する動き】

1.経産省でレジ袋削減実験

 経済産業省は1月27日、省内などのコンビニ店でレジ袋削減に向けた実証実験を行うと発表しました。同省の発表や、1月28日付の日本経済新聞の記事によると、

趣旨・内容 2020年7月1日からのレジ袋有料化に先立ち、消費者のレジ袋辞退率を上げるにはどういった手法が有効かを検証する取り組み。行動経済学のナッジ理論を活用する。
消費者にレジ袋の要・不要をカードで示させ、そのカードに海洋プラごみの写真や各国の取り組みの説明など、店舗ごとに異なるタイプの絵柄をつけるなどすることで、消費者の行動がどう変わるかを比較検証する。
期間 2020年1月27日~2月14日
対象店舗 ファミリーマート経済産業省店
ローソン外務省店
セブン‐イレブン特許庁店
ファミリーマート財務省本庁舎店
その他 2月18日に「レジ袋有料化ガイドライン」を公開。
2月25日より経済産業省及び特許庁庁舎内において、レジ袋有料化を前倒しで実施。

 レジ袋要・不要カードなどの工夫で有料化以外にも削減により有効な手法があるかどうかを検証し、結果を情報発信することでレジ袋削減に取り組む事業者の参考になるようにと、経産省は意図を説明しています。


2.無印良品 買い物袋を紙製に

 「無印良品」を展開する良品計画は2月4日、商品を渡す際に使う買い物袋をプラスチック製から紙製に切り替えると発表しました。同社のニュースリリースによると、

内容 ・プラスチック製ショッピングバッグの廃止。
・紙製ショッピングバッグを2サイズ⇒4サイズへ(無料配布を継続)。
・大きいサイズ用などの「再生ポリプロピレンバッグ」を税込み150円で販売、不要になった場合は店舗に返却可能。
期間 2020年3月以降順次実施、6月末までに全店舗で実施の計画。
その他の取り組み ・マイバッグの使用を推進。オリジナルマイバッグの販売のほか、マイバッグの使用でマイルがたまるサービスも実施。
・パッケージ素材・陳列資材の見直し。プラスチック製資材の廃止や、再生紙など代替素材への変更を検討。
・カフェで使うストローを紙製から竹繊維素材に変更。生分解性と紙より高い耐水性を両立。

 自然とのより良い関係を目指し、今後も地球資源の循環化及び廃棄物削減に向けた取り組みを進めていくと、同社は表明しています。


3.世界の海洋プラ汚染地図を作製へ

 2月17日付の日本経済新聞紙上にて、日本や中国、英国など10か国が連携し、マイクロプラスチックによる海洋汚染の状況を世界の海域で調べ、汚染地図をつくる計画であると報じられています。日本、中国、インドネシア、タイ、英国、ノルウェー、スペインなど10か国が協力、研究者20人からなる調査研究チームがつくられており、

・2月5日の会合で海洋マイクロプラスチックの計測に関するルール案を作成。現段階の調査を基に汚染地図を試作することで合意。
・2020年11月開催予定ののG20首脳会議までに、既に調査済みの日本近海、欧州、米国周辺の汚染地図を作製。
・順次他の海域の調査結果を追加し、3年後に世界の全海域の汚染地図の完成を目指す。

という計画で進める予定だと伝えられています。
 海洋プラごみの調査方法に関してはまだ統一基準のようなものが存在しないため各国のデータを統合できない状態とのことで、調査研究チームを率いる東京大学・道田教授の、全世界のデータの収集のため協力国を増やしていきたいとする談話が記事では紹介されています。


4.スタバ、紙カップ等試験導入に

 2月18日付の日本経済新聞紙上にて、スターバックスジャパンが4月から冷たい飲料用の紙カップを試験導入すると報じられています。記事によると、

・4月から植物由来の紙カップを試験導入。氷を使った飲料を入れてもカップが軟らかくなったり液体が漏れたりしないもの。
・1月からストローを紙製に変更。
・2019年末から自社のプリペイドカードを紙製に切り替え。
・ストローを使わずに飲めるプラスチックカップの年内導入を検討。

等、紙化などによりプラスチック使用量削減を図る計画であるとのこと。
 この取り組みによって、同社は環境配慮の姿勢をより鮮明にすると、記事では伝えられています。


5.ファミマ レジ袋有料化

 2月20日の日本経済新聞紙上にて、ファミリーマートが7月からのレジ袋をバイオマス素材30%配合のものに切り替えたうえで有料化すると明らかにしたと報じられています。政府の方針ではバイオマス素材の配合率が高いレジ袋は有料化の対象外となっていますが、コストを客に転嫁することでプラスチック削減につなげる狙いがあるとのこと。
 また、バイオマス素材配合のレジ袋は従来のレジ袋より高コストとなりますが、利用客から料金を受け取ることで加盟店の負担は現状より減ることになるとのファミマ側の声も、記事では伝えています。


6.EU 使い捨てプラスチックに税金の構想

 2月22日付の日本経済新聞紙上にて、EU大統領が2021年からの中期予算案で再利用できないプラスチックに新税を貸す構想を披露したと報じられています。英国離脱による拠出金減少を補う考えで、排出量取引制度収入の一部をEUに繰り入れる案と併せ、実現すれば年140億~150億ユーロの歳入になると欧州メディアは報じているとのこと。
 拠出金の額がドイツに次ぐ2位だった英国の離脱はEUにとって大きな痛手で、実質負担の大きいドイツやオーストリアなどの北部欧州と、恩恵を受ける国が多い東欧・南欧諸国及びEU本部の意見の隔たりが大きいことを記事では伝えています。
追記:2月23日付の日本経済新聞紙上にて、新税構想を盛り込んだ中間予算案を合意しないままEU首脳会議は閉幕との報道。


※文中敬称略
※文章は2020年2月26日現在、新聞記事などを基に華陽紙業にて編集しております。実際の動向についてはお客様にて総合的にご判断頂きますよう、お願い申し上げます。