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紙の市況(2020.4)詳細 4月30日更新分

【洋紙 国内の紙の市況/状況】

1.王子・大王 医療用品を供給

 新型コロナウイスルの感染拡大を受け、製紙会社でも医療用品の供給増加を計画しています。

王子HD 王子ネピアで生産する紙おむつ基材の不織布の生産体制を増強。医療用ガウン約80万着分の基材として5月中旬ごろから出荷の見込み。
不織布マスクの生産設備を既存工場のクリーンルーム内に設置決定。6月下旬ごろより月約200万枚を生産する計画。
大王製紙 4月末よりマスクの国内生産を開始。まず医療機関など向けで月産400万枚から生産を始め、将来的には一般生活者にも販売できるよう生産を増やす計画。

 コロナ禍のなか、社会の要望に応え貢献するべく、製紙各社も検討を続けています。


2.王子・特種 決算発表延期

 特種東海製紙が4月22日、王子ホールディングスが4月24日、それぞれ5月14日、15日に予定していた2020年3月期決算発表を1週間~10日程度延期すると発表しています。新型コロナウイルスの感染拡大に伴い監査法人の監査手続き等の業務に通常以上の時間を要し、決算業務日程に遅延が生じているとのこと。
 同様の動きは他業界でも見られ、また、新型コロナウイルスの終息が見通せない現状から、次期業績の見通しを「未定」とする企業も散見されます。


【洋紙 国外の紙の市況/状況】

1.江蘇王子 休転を延長

 王子ホールディングスは4月27日、中国・江蘇省のグループ会社、江蘇王子製紙有限公司の設備稼働停止を延長すると発表しました。現在、メンテナンスのために設備の稼働を停止していますが、これを6月上旬まで延長するとのこと。中国での紙・パルプの需要が一時的に急減したことに対応するためとのことで、減産量は約10万トンになるとしています。


【その他の市況/状況】

1.北米産パルプが値上げ

 4月23日付の日本経済新聞紙上にて、北米産針葉樹さらしクラフトパルプの3月積み日本向け輸出価格が値上げで決着したと報じられています。

・3月に北米パルプメーカーが減産
・中国、北米、欧州などで家庭紙の需要が堅調
・非常事態に備え、製紙会社で原料在庫確保の動き

等の要因により3月積みは前月比3%上昇、4月積みも値上がりする見通しとのこと。
 ただ、堅調な衛生用紙に比べ、印刷用紙など洋紙の需要は世界的にも減少しているため、今後の状況は不透明と、パルプ市況を注視する関係者の声が伝えられています。


2.C重油は値下げ

 4月24日付の日本経済新聞紙上にて、C重油を供給するJXTGエネルギーが4~6月期の大口需要家向け価格を引き下げると表明したと報じられています。製紙会社のボイラー燃料用の高硫黄C重油は前期比48%引き下げる方針とのこと。
 新型コロナウイルスの感染拡大による燃料需要の減少や原油相場の急落が背景とのことで、6月下旬の決着を目安に交渉に入ると記事では伝えられています。


【印刷・製品関連】

1.新型コロナウイルス 書籍雑誌販売にも影響

 新型コロナウイルスの感染拡大が書籍雑誌の販売にも影響を与えています。2020年3月期の販売に関する出版科学研究所の発表などによると、

増加 休校や外出自粛の影響で、学習参考書、児童書、子供向け雑誌、コミックスなどの売上が増加。学習参考書は前年同月比約30%の急増。
文芸書も、有力新刊の発売などの要因により前年並みを確保。
減少 雑誌の売上が前年同月比8.1%減少。新型コロナウイルスの影響で、中国で生産していた付録の出荷が遅れ、月刊誌の発売日が延期になる事例が影響との分析。

 書籍雑誌以外でもTVゲームや衛生関連商品、ミシンなど、新型コロナウイルスの影響で需要が増えた商品がありますが、こうした需要増は一時的なものとの見方をする向きが多く、各家庭の全体としての消費は減っていると、マイナス面の大きさが指摘されています。


※文中敬称略
※文章は2020年4月28日現在、新聞記事などを基に華陽紙業にて編集しております。実際の動向についてはお客様にて総合的にご判断頂きますよう、お願い申し上げます。