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華陽ニュース

紙の市況(2020.6)詳細 6月30日更新分

【洋紙 国内の紙の市況/状況】

1.日本製紙 学校給食用紙パックをストローレスに

 日本製紙は6月23日、ストローレス対応の学校給食用紙パックを開発したとしました。同社の公式サイトの発表によると、

名称 ストローレス対応学校給食用紙パック「NP‐PAK-mini School POP」
特長 ・簡単に開封でき、ストローを使用しなくても飲みやすい
・従来のストロー孔を残し、状況に応じてストローの使用も可能に
発売 2020年9月発売開始予定

 海洋プラスチックごみの象徴とされるプラスチックストロー自体が不要な紙容器の開発で、脱プラスチックを求める市場のニーズに対応したいと、同社は開発の背景を説明しています。
 


【板紙 国内の紙の市況/状況】

1.大王製紙 停機予定の板紙マシン継続運転を発表

 大王製紙は6月26日、停機予定だった同社子会社、大成製紙の板紙マシンを継続運転すると発表しました。公式サイトの発表によると、

当初予定 紙・板紙の構造改革の一環として、三島工場N7号抄紙機の板紙マシンへの改造と同時に、大成製紙の板紙マシンの停機を計画。
経緯 三島工場のN7号抄紙機の改造は計画通り終了、営業運転を開始。
このマシンで抄紙した新製品のライナーを中国・東南アジアに供給する計画をスタートしたが、当初想定を上回る販売が見込まれることが判明。
国内の安定供給と中国・東南アジア市場への輸出事業の拡大を進めるため、大成製紙の板紙マシンの継続運転を決定。

 同社は引き続き、国内需給バランスの維持と収益性の向上のため、市場の需要構造の変化に対応していくとしています。


2.段ボール需要にブレーキの報道

 6月27日付の日本経済新聞紙上にて、段ボール原紙の出荷が5月中旬から落ち込み始めていると報じられています。巣ごもり需要の影響で加工食品や飲料向けの包装需要が堅調だったのが、5月中旬より、

・巣ごもりによる買い溜め需要が一服
・自動車部品など工業用品関連の梱包材の需要が顕著に落ち込み
・外食店の食材配送向け需要が低調
・訪日客向けの土産物・化粧品・衣料品向けの輸送需要が低調

といった状況から、段ボール原紙の出荷が鈍っているとのこと。
 古紙の価格が低下するなか、段ボール原紙の出荷が鈍れば値下げ圧力が高まると記事では伝えており、製紙各社は需給バランスや市況の維持に向けて難しい対応を迫られると指摘されています。


【その他の市況/状況】

1.パルプ指標価格 5月積み横ばい

 6月18日付の日本経済新聞紙上にて、5月積みの北米産パルプの日本向け輸出価格が横ばいとなったと報じられています。

・欧米や中国で一時的に高まっていた家庭紙の需要が平常に
・緊急事態向けとして高まっていた製紙会社の原料購買意欲に落ち着き

といった状況が背景にあるとのことで、中国を中心に需要には減速傾向があると記事では伝えられています。


2.C重油価格が下落

 6月26日付の日本経済新聞紙上にて、ENEOSが大口需要家に供給する4~6月期のC重油の価格交渉が下落で決着したと報じられています。製紙会社がボイラー燃料用に使う高硫黄C重油は前期比48%安で決着したとのことで、価格は3~5月の原油相場や為替動向を参考にしていると記事では伝えられています。


【印刷・製品関連】

1.リコー 商品棚をデジタルサイネージに

 リコーは6月22日、株式会社TANA-X(タナックス)と共同で、小売店の商品棚に設置できるデジタルサイネージ用のシステムを開発したと発表しました。同社の公式サイトの発表や、6月20日付の日本経済新聞の記事によると、

名称 「コネクテッドシェルフ🄬」
特長 リコーが商品棚に取り付けられる幅90センチメートル、高さ6センチメートルの細長いディスプレーを開発。カメラとAIを使って、お客様の年齢や性別などに対応した最適な販促コンテンツを表示。適切な広告が瞬時に表示され、広告を手で入れ替える手間も減らせる。
お客様の滞留情報や属性情報を蓄積し、マーケティングに活かすこともできる。

 新型コロナウイルスの感染拡大で懸念される販売員の対面接客をサイネージで代替することで、ウイルス感染リスクの軽減が期待でき、お客様に少しでも安心してお買い物をして頂ける店舗づくりにも貢献できると、コロナ禍の「新しい生活様式」への対応も同社はメリットとして挙げています。


※文中敬称略
※文章は2020年6月29日現在、新聞記事などを基に華陽紙業にて編集しております。実際の動向についてはお客様にて総合的にご判断頂きますよう、お願い申し上げます。