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華陽ニュース

紙の市況(2021.1)詳細 1月31日更新分

【洋紙 国外の紙の市況/状況】

1.アジア市場で印刷用紙価格が上昇

 1月27日付の日本経済新聞紙上にて、アジア市場で印刷用紙の価格が上昇したと報じられています。香港市場向けで上質紙・上質コート紙が昨年12月比約3%上昇しており、日本からの1月生産分からの輸出価格の引き上げもアジアの買い手に受け入れられたとのこと。

・中国の経済が新型コロナ禍の影響からいち早く回復。商業用印刷物、企業向け業績説明書、日用品ラベルなどが伸びている。
・中国から米国向けで輸出される家具などに使う紙製品も需要拡大。
・原料パルプの値上がりが印刷用紙価格の上昇を後押し。海上運賃も上昇していることから、日本の製紙会社は輸出価格の追加値上げを検討中。

との背景があり、先高観から中国を含むアジアの紙商社・印刷会社が印刷用紙の調達を急いでいるとする、日本の紙商社の声も紹介されています。
 一方、中国で新型コロナの感染の再拡大の兆しとみられる動きも報道されており、アジア市場でさらに印刷用紙が値上がりするかは不透明と、記事では伝えられています。


【板紙 国内の紙の市況/状況】

1.王子・レンゴー ワールドスター賞受賞

 レンゴーは1月20日、王子ホールディングスは1月25日、それぞれ関連の包装作品が「ワールドコンテスト2021」においてワールドスター賞を受賞したと発表しました。両社の公式サイトの発表によると、

ワールドスターコンテスト
世界包装機構主催の、世界的なパッケージングコンテスト。各国の包装団体が、技術やアイデア、デザイン性、使いやすさ、環境優位性などの観点から表彰した作品をベースに、さらに厳選して世界に紹介し、優れたパッケージ技術を広めることを目的としているもの。
王子・レンゴーが受賞した各作品も、日本パッケージングコンテスト2020の各部門で表彰を受けている。
王子HD受賞作品
輸出用自動車部品向け箱 スズキと王子コンテナーの共同開発品。箱の構造や製品の収納方法などを改善し、品質を落とさずプラスチック材料の使用を大幅に削減し、資材点数、包装体積も削減。
カップ麺易開封ケース 日清食品と王子コンテナーの共同開発品。ミシン目や罫線の工夫で開封作業時間や開封後の解体までの作業時間を削減、廃棄時の切れ端発生も防止。
エアコン部品の包装設計 ダイキン工業と王子コンテナーの共同開発品。「うるるユニット」というエアコンの無給水過失ユニットの段ボール包装を設計開発。外装箱と緩衝材の組み合わせで、効果的な緩衝保護効果と緩衝材の共通化を実現。
PCバッテリー発送箱と緩衝材 森紙業の開発品。一般顧客がノートパソコン用のバッテリーの交換発送の際に、簡単に梱包・返送でき、開梱・再開梱可能な往復箱を設計。
レンゴー受賞作品
日本酒ギフトケース 白鶴酒造との共同開発品。華やかな浮世絵モチーフのギフト用包装箱で、インバウンドや日本酒初心者など、新たなターゲット層の開拓に寄与。
調味料パウチ輸送用パッケージ 味の素との共同開発品。店頭で簡単に開封し、そのまま陳列できるように設計して店頭での作業負担軽減などを図るとともに、包装材の削減で効率的な輸送を実現。
農産品配送用ケース JA全農やまなしとの共同開発品。パッケージにトリックアート風の高精細な印刷を施すことで、直売所で購入した商品を贈るなどの際に、贈る人、受け取る人双方が楽しいパッケージを実現。
コーヒー持ち帰り容器 スターバックス コーヒー ジャパンとの共同開発品。いれたてのドリップコーヒー約12杯分を楽に持ち帰りでき、中身が漏れず、容器内にコーヒーが残らないよう、工夫した構造を実現。使用後の廃棄も考慮。

 両社は毎年新しい工夫や技術でパッケージ製品を世に送り出し、ワールドスター賞を受賞しています。


【板紙 国外の紙の市況/状況】

1.丸紅 ベトナムで段ボール原紙生産開始

 1月23日付の日本経済新聞紙上にて、丸紅がベトナム南部のバリアブンタウ省の新工場で段ボール原紙の生産を開始したと報じられています。同社が2019年に発表したニュースリリースによれば、同社は日本国内で段ボール原紙生産会社に出資して段ボール原紙事業の知見を蓄積しており、丸紅の持つ販売ネットワークとの相乗効果で、同社が東南アジア最大になるとみるベトナム段ボール市場での事業拡大を目指すとしています。
 食品や電子機器関連企業などをターゲットとして主にベトナム国内で拡販を行いますが、バングラデシュなど他のアジア地域への輸出も検討に入っていると、日本経済新聞の記事は伝えています。 


【その他の市況/状況】

1.三菱 不織布マスクの販売を案内

 三菱製紙は1月25日、三層不織布マスクの生産販売を開始すると発表しました。公式サイトの発表によると、

商品名 三層不織布マスク
特徴 日本製の不織布を使用し、同社高砂工場(兵庫県)で製造する国産マスク。
太く柔らかい耳紐の採用で、長時間使用でも耳周りが痛くならないよう設計。
販売単位 50枚入り化粧箱X20箱=1ケース単位での販売。購入方法は同社にお問い合わせ、あるいは三菱王子紙販売、ダイヤミックのECサイトでも購入可。

 化粧箱単位で買えるECサイトも開設予定とのことで、開設したらサイトでお知らせすると同社は説明しています。


【印刷・製品関連】

1.2020年出版、紙媒体も減少幅が縮小

 全国出版協会は1月25日、2020年の出版市場についての調査結果を発表しました。サイトの発表と1月26日付の日本経済新聞の記事によると、

出版市場規模 2020年の紙+電子の推定販売金額は前年比4.8%増。2年連続の増加。電子が28.0%増と大幅プラスで寄与したが、紙も1.0%減と小幅なマイナスにとどまった。出版市場全体に占める電子出版の割合は24.3%で、初めて2割を上回った。
紙の出版物 書籍が前年比0.9%減。コロナ下での外出自粛による在宅時間の増加や娯楽の制限、学校の休校、『鬼滅の刃』の爆発的なヒットなどで、コミックスや児童書、学習参考書、文芸書、ビジネス書、コンピューター関連、ゲーム攻略本などが好調に推移し、小幅な減少にとどまった。
雑誌は同1.1%減。コミックスは好調だったが週刊誌や定期刊行の月刊誌は苦戦。
電子出版物 コロナ禍の『巣ごもり需要』で電子書籍のユーザーが増加し、客単価も上昇。
電子コミックは『鬼滅の刃』の大ヒット等から前年比31.9%増。電子書籍は人気作家の作品の電子化等もあり前年比14.9%増。
電子雑誌はdマガジンの会員数の減少などが影響し前年比15.4%減。

 コロナ禍の巣ごもり需要で読書の需要が高まっていると、全国出版協会は分析しています。


2.飛沫防止シートになるファイル

 1月27日付の日本経済新聞紙上にて、昨年12月に近畿大学とマツダ紙工業が共同開発した製品、『ファイルDeガード』が紹介されています。段ボール製で、折りたたむとA3サイズになり、中に書類などを挟んで持ち運べる紙ファイルですが、開くと高さ42センチ、三面合計の幅が96センチ、立てて自分の周囲を囲うパーティションとして使え、飛沫防止の効果が期待できるとのこと。段ボール製造のマツダ紙工業が近畿大学に相談、学生3人の協力を得てそのアイデアを形にした製品で、イオンの一部店舗やインターネット通販で購入できると、記事では紹介されています。


※文中敬称略
※文章は2021年1月27日現在、新聞記事などを基に華陽紙業にて編集しております。実際の動向についてはお客様にて総合的にご判断頂きますよう、お願い申し上げます。