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紙の市況(2021.2)詳細 2月20日更新分

【洋紙 国内の紙の市況/状況】

1.特種東海製紙 特殊印刷用紙一部の値上げを発表

 特種東海製紙は2月10日、ファンシーペーパー及び高級印刷用紙の一部製品で値上げを実施すると発表しました。ファンシーペーパーなどの需要が年々減少し、自社の合理化やコストダウンで対応できる範囲を超えたとして、

・詳細な対象製品と価格改定幅は販売店から提示。
・2021年5月1日出荷分より新価格を適用。

と発表しています。
 同社は同日、レザック80つむぎなど5銘柄で一部の色を廃色とすることも発表しており、ファンシーペーパーの需要減少に対応し、存続する製品を安定供給していくためとして、品揃えの見直しと価格改定に理解を求めています。


2.製紙各社 第3四半期決算出揃う

 2月12日までに製紙大手各社の2021年3月期第3四半期(2020年4月1日~2020年12月31日)の連結業績の発表が出揃いました。

・新型コロナウイルス感染拡大によるイベントの中止・外出自粛による印刷物の減少
・テレワークの広がりによるオフィス印刷物やコピー用紙の需要減
・4~6月期の経済活動の停滞による産業用段ボールの需要減少
・パルプ価格の下落

等が響き、8社中6社が減収減益、うち3社は営業利益が赤字となっています。
 一方、ペーパータオルやマスク、除菌ウェットティッシュなど衛生用品が好調な大王製紙は増収増益、同じくペーパータオルなどが好調だった特種東海製紙は減収増益と、取扱品種などによって業績に違いがある結果となっています。
 7月以降は経済活動が再開し、段ボールや一部印刷用紙需要にも回復の兆しが見え始めていましたが、年末年始にかけGoToトラベル事業の一時停止や再度の緊急事態宣言発出など消費者心理を冷やす要因も生じており、通年の業績に影響を与えそうな厳しい環境が続いています。


3.「ミネルパ🄬」猫砂に採用

 日本製紙は2月9日、同社の機能性素材「ミネルパ🄬」が猫砂に採用されたと発表しました。同社公式サイトの発表によると、

ミネルパ🄬 日本製紙が開発した、無機物をパルプに均一に定着させた製品。消臭・抗菌・抗ウイルス・難燃・X線遮断などの機能性を付与でき、多様な成形性を持ち、地球にも人にも優しい新素材。
今回の採用 アイリスオーヤマが2月5日に発売を開始した、「猫用システムトイレ」の消臭サンドの素材として採用。猫の排泄臭に対する消臭効果が高く評価され、採用に至ったとのこと。

 同社は「木」の新たな可能性を創出するをキーワードに、今後も同素材の用途開発を進めていくとしています。


4.日本製紙 2社と共同で環境配慮型包装材を提案

 日本製紙は2月18日、株式会社ヨシモト印刷社、三井化学株式会社と共同で、各社の新素材・技術・設備を活用した新しい紙の環境配慮型包装材を提案すると発表しました。同社の公式サイトの発表によると、

製品名 『フレパックONE』
特徴 日本製紙の「シールドプラス🄬」を素材に、高品質な印刷とヒートシール加工を施した『バリアヒートシール塗工紙』。新しい環境配慮型包装材として、食品包装を中心に提案を進める方針。

 同社は『TOKYO PACK 2021』に『フレパックONE』を出品する予定とのことで、ぜひ実物を確認してほしいと呼びかけています。


【板紙 国内の紙の市況/状況】

1.特種東海 合弁会社設立を発表

 特種東海製紙は2月12日、上六印刷株式会社、株式会社名古屋モウルドとともに合弁会社を設立すると発表しました。公式サイトの発表によると、

商号 株式会社モルディア
設立予定日 2021年4月1日
事業内容 パルプモウルドの製造販売
パルプモウルド 古紙やパルプなどの原料を溶解処理の後、型に入れて抄き上げ乾燥させることでつくる紙製品。卵のパックや果物のトレーなどに用いられている。
新合弁会社が取り扱うパルプモウルド製品は従来は難しかった成型や滑らかな表面を実現し、従来のパルプモウルドにはない様々な形状・表情を可能にすることで、プラスチックの代替として環境負荷を減らすとともに、豊かな色彩や意匠性といった美しさも実現可能な製品となっている。

 新開発のパルプモウルドは『TOKYO PACK 2021』の特種東海製紙のブースにて出展される予定であると説明されています。


2.レンゴー 金羊社を子会社化

 レンゴーは2月9日、株式会社金羊社の発行済み株式50%を取得し、同社を子会社化することを決議したと発表しました。レンゴーの100%子会社である朋和産業株式会社も金羊社の株式20%を取得する予定であり、両社を合わせた出資比率は70%になる予定とのこと。
 同社のニュースリリースによると、金羊社は音楽CDや映像DVDなどエンターテインメント関連のパッケージ分野で国内トップシェアを誇る企業で、食品包装や飲料ラベルなど軟包装製品の製造・販売も行っており、今回の子会社化が成立すれば、レンゴーグループはこれまで本格的に手掛けていなかったメディアパッケージ分野での事業展開を推進し、同時に、軟包装事業等の拡充も図ることができると、同社は子会社化の背景を説明しています。


【板紙 国外の紙の市況/状況】

1.王子HD マレーシアに段ボール工場新設

 王子ホールディングスは2月9日、マレーシアに同国10か所目となる新段ボール工場を建設すると発表しました。同社は現在マレーシアに8か所の段ボール工場を有しており、南部地区で段ボール工場を建設中、今回発表の新段ボール工場は中部地区で4か所目となるとのこと。
 マレーシアでは現在段ボール原紙マシンの増設も進めており、今回の新建設も、原紙・加工一貫体制のさらなる強化を企図した戦略の一環であると、同社は計画の意図を説明しています。


【その他の市況/状況】

1.1月積みパルプ価格が上昇

 2月18日付の日本経済新聞紙上にて、日本向けの1月積みの北米産パルプ輸出価格が値上げで決着したと報じられています。値上げは3か月連続とのこと。

・中国で紙製品の需要回復が堅調
・メーカーの小規模トラブルで供給量が減少

との背景があるとのことで、2月も上昇するとの見方が多いと、記事では伝えられています。


【印刷・製品関連】

1.コーセー 日焼け止めに紙製容器採用

 2月16日付の日本経済新聞紙上にて、コーセーが新製品の日焼け止めに凸版印刷の紙製容器を採用したと報じられています。記事によると、

内容 4月発売の日焼け止めに凸版印刷の紙製容器を採用。まず600ミリリットル入りの業務用として販売し、一般品への拡大を検討する。
狙い ・プラスチックの使用量を通常より7割減らし、環境負荷を低減。
・プラスチック容器と異なり折りたたんで運べることで、物流の効率化にもつながるとの期待。

 紙製容器はプラ製より3割ほど高価で、印刷時の色合い調整が難しいなどから化粧品容器としての採用は少なかったとのことですが、化粧品でも環境に配慮した商品を選ぶ顧客が増えてきていると、今回の採用の背景を記事では説明しています。


※文中敬称略
※文章は2021年2月19日現在、新聞記事などを基に華陽紙業にて編集しております。実際の動向についてはお客様にて総合的にご判断頂きますよう、お願い申し上げます。